空の言葉はインディゴの宿り木で

さらに宇宙から俯瞰して

一太刀 降ろす 優しく 干渉のない姿で

 繊細な聴覚で脳を少し騙しながら
 気取って仰いでいる 風使いの若い眷属
 ....
夏の間から時々云われてた 頭の中に住んでいる声から
「ハンドクリーム塗ったら?」と
だから私は車の中にもハンドクリームを置くことにした
信号待ちにささっと乗せる 手の甲に 年齢の出るパーツ

 ....
一列にピシャっとトミカを並べて遊んだ形跡

塗装の剥がれた車たち ふかふか布団の上に整列

ああ愛おしいな かわいいなと親の眼差し

 その時 私は後ろの後ろから一線を見た

大人 ....
季節を思い出した この冬に
  
時間のないジェットコースターに乗った感覚で

花を一輪大切に指で包む 会話を弾ませる 微笑みを正面に

時間の感覚を麻痺させる脳処理をして

この ....
ふと思うことが 直観だと
最近知ったんだ

満月から燻るオーラ 煙たげに窓の外
見上げてみても もう降りて来る者はいないよ

私の汲み上げた三人称だから
対話をトランプのように切って 神 ....
毎朝 死にながら生きているような
生きながら死んでいるような 
憑いているような

毎朝 この感覚をしかり舌で味わっている

帰りたいと気安く表現などしたくない

この悪戦苦闘の肉眼を ....
 シャワーを浴びて 言葉も浴びて そして忘れて
 この脳に記憶させることを 真底諦めたよ

 常日頃からのキャパオーバーと対峙した時の哀れの泡は
 口から出たんだよね?

 九つの性質 ....
宇宙が身近になって、行来できる船もできて、
酸素に依存しなくなって、キラキラと走る星がある。

星を持って走るテコ職人。

星の雛形の宝石。文字の意志を受け継いで、
無言に喋るメッセージ。 ....
温度差 
価値観
わたしとあなた

言い回し
言い方
ストレート
カーブ
オブラート

同じ空間で互いの事をしている
繋がったその空間が時に 捻じれ歪む 醜い心を産みながら
愛 ....
伝えたい事がたくさんあって 全て片手でひょいっと仰げたらと思い
ちゃんぷるー文化の谷折りの部分を思い出し
ひとつひとつ前進に全霊を重ねて 今ここにいる

人ひとりひとりが特別でみんなみんな最高 ....
バイオリンは4次元以上からの贈り物
テレパシーのイメージを深める響き
感嘆しかない殺風景の脳味噌から視覚に送られる 映像
それこそ共有したいワンネス

こう感じているんだ
そう感じているん ....
アラームの数分前に目が覚めるのは
朱色青磁って名前の守護霊のおかげだということに
人生で初めて気づいた

睡眠中にアイデンティティフィルターの書き換えと
朱色青磁との作戦会議をしている
 ....
潜在意識は太陽
潜在意識と太陽
潜在意識は太陽のようだ
潜在意識と太陽は似ている

 非物質の中の微かな物質の世界にふわふわと過ごしている

 毎日車を走らせると どこかの星に着 ....
大きな空と 大きな山を見た
幾何学模様を合わせたような 目を細めて時間軸を仰ぐ
私と人類の記憶に滞る しんと降る空気が浮く 
説明する辞書がない
この大きな空と この大きな山

私の瞳にお ....
話し合いをしたいけれど 眠ってしまったリス
明日の入園式の準備をと 慣れないパンプスにティッシュを詰め
デジタルにならない書類をトントン鳴らし 一呼吸

 肌寒いリビングに月明かりを想像しカー ....
 春ひと回り ぐおんぐおんと胸に降りて来る
きっと世界中の人がいなくなって
私 一人ぼっちになったとしても
 四季の小枝から息吹を唸らせて 生きていける
 
 群青から降りて来た 淡 ....
 音楽をどのように例えようか
 この素晴らしいものを
 讃えよう

  唯一である自分を自分で愛そうと思う
  そう思えてしまえるのである 音楽とやらは

あばらにつっかえた 受 ....
要らぬ物が部屋の片隅で圧迫し

果てしない程の膿が溢れて噴火した

要らぬ家具の類に家賃なんて払えない

要らぬ物 要ると聞かれ要ると答えたリス

トラは要らぬと云ったのに 

意 ....
 40分で三度 視界に入る
 その意味は何 と問う
 対向車の刹那 の四桁
 思考の覚悟は 一旦停止
 物質界と天の 境目がぼやけて 透けて 入って来る

 「1001」ダーツか手 ....
鏡合わせというけれど
人は鏡合わせ
納得いかず ひとり ぽつんと目を細める
 
素直に幽体離脱しているかの如く 自分を見るんだ
魂に名前をつけて 空が紺色のところまで行くんだ

私は怒り ....
眠れぬ夜に

月から地球を眺めて俯瞰した

私は強かった

 まだ今も人間であるが 愛に飢えているのか
 錆を吐き出せず 溢れている 磁気も強烈に
 男と女の創りの誤差如きに 己で己の ....
スペースコロニーの波に乗って 見上げている
この星だけが生きている訳ではない 知っているよね
宇宙に一粒 私の一本線 神経の経由 

死を迎える前に見てみたい 価値を置く最上段からの景色
人 ....
常識という固形物を刷り込み過ぎて 生きて来たのかもしれない
時代が真っ二つに割れそうで 揺らいでリズムを刻んでいる
流れるものの不動さを額に握りしめて 呟きの馨りを出す
昆虫のように

私の ....
今朝 坂道を下ると
空が見えた

美しい空があった
いつもどこでも 美しかったであろう

久々に愛してる人が見せてくれる
優しさを胸いっぱいに感じた

私は橋をわたる その優し ....
悪い夢を見ているようで
大切な友を亡くしたようで

ただ時の流れにいるんだなと
思っています

心にぽっかり穴が開いて
その穴を覗いています
思い出が消えてしまったようで
やっぱり ....
雨でひんやりした湿気の壁から声がした
私の錯覚が返事をした
夏を越えてぼんやり名月の香りがした

季節は空色に染まり風に運ばれてくる
差し支えのない刹那を1つ盗んで流れてゆく
ただ感覚1つ ....
育児は神業のようなものだから
30点くらいでちょうどいい
疲れた時は 衣食住のお世話だけでいい
自分の子供ではなく 地球人を育てている
と思えば 程よい距離感が生まれる

子供に振り回され ....
音楽を流していると
真正面から聴いていて
それに引き込まれ
これをストレス発散と言うのかは分からない

他にすることがある
けれどこの時間は命の時間
自分に耳があって聞こえること
そし ....
お昼を食べて 抱っこして
背中とんとんねんねした

母はソファーにべっとりくっついて
あえて身動きを止める

目の奥の疲労がじゅわーっと広がって
夕方には足の裏までぐおーって届く
 ....
雷が遠くで鳴っているという事実を
私の手元に彫り込む
なんて事のない世界を見つめている
幻の七色の心地よさも受容し
足の裏の磁石でバランス良く歩く

さらさらした砂の表面を擦る風の ....
朝焼彩茜色(504)
タイトル カテゴリ Point 日付
風の言葉の私自由詩3*23/5/8 22:43
声とハンドクリーム自由詩121/12/3 15:29
トミカと神様の眼差し自由詩221/12/2 13:50
時間を落とし切る自由詩321/12/2 13:04
風の時空自由詩321/5/28 22:47
憑いてる貴様自由詩421/5/24 22:24
瞳から地球を零す自由詩321/5/24 21:54
テコ職人と閃風師自由詩321/5/15 15:04
茶番に食われ自由詩320/12/18 22:34
名月への手紙自由詩4*20/9/10 22:37
バイオリンという贈り物自由詩320/6/20 21:42
朱色青磁自由詩420/5/20 23:02
潜在意識と太陽自由詩320/5/15 23:35
額で見る景色自由詩12*20/5/13 22:31
天井から見たトラとリスの茶番自由詩520/4/4 0:14
春の霊自由詩320/4/1 22:39
音楽は人の形自由詩220/3/31 1:40
トラの断捨離を知らないリス自由詩7*20/3/28 22:28
「1001」自由詩320/3/26 22:45
鏡の綴り自由詩420/3/13 22:51
憩の月自由詩6*20/3/13 0:58
スペースコロニーの片隅で自由詩320/3/11 12:54
宇宙の斧自由詩320/2/4 13:12
招かれた空に自由詩619/12/10 10:42
思い出自由詩6*19/11/3 22:04
雨の佇みを拾って自由詩819/7/14 22:33
神業のようなものだから自由詩12*19/6/25 11:39
ふわっと毒が抜ける自由詩719/6/24 10:22
止まれ アドレナリン自由詩519/6/21 13:21
受容自由詩1119/6/18 11:52

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