性のまなざし
朝焼彩茜色

客観的なまなざしで見つめてくる
霧に日があたり 乾燥を加えた
チューブから煙を立ち上げ

 瞳の笑わない中に 安心感を示し
   まなざしを 浴びせてくる 客観的に


 同性の皮膚が艶めいていて
 憧れのまなざしで 見惚れている

 危険がリアルを成さない 夢の中

 同性の腕力に絞められる
 長い毛先が皮膚に浴びせる 電光石火
 痺れて声がリアルを鳴らせない 金縛り


 この性の中の異性性が彼女を 抱き上げる
 天秤に掛からぬセックス軸

客観的なまなざしで天秤の軸に 君臨する
視点を閉じた 

 瞳の笑わない中に 安心感を示し


自由詩 性のまなざし Copyright 朝焼彩茜色 2012-04-25 11:01:51
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