雲の上の唯一
朝焼彩茜色




唯一が突き抜ければ

見届けてやりたい

其方が想いでしか届かぬ領域まで

見届けてやりたい

 唯一が突き抜ければ

無二に近かれ遠かれ

似た色合いを乗せてくれる 優しい飛行機雲

  本当は生半可な優しさ 雲の上の唯一

  その上を突き抜けてゆくのか!

されど 見届けてやりたい

同色のはずが似た色合いと きっぱり区別する 光線唯一

其方が想いでしか届かぬ領域まで

  真理に肉体がついてゆくのか!

 唯一が突き抜ければ

  きっと 本当の役目しかできなくなる


    「それでいい」

見届けます 其方が想いでしか届かぬ領域まで


自由詩 雲の上の唯一 Copyright 朝焼彩茜色 2012-04-26 14:51:18
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