どんなにうらやましくても
まいにちていじであがって
あすはゆうきゅうだとわらって
どにちとあわせたら
ななれんきゅうだとわらって
りょこうをして
ひとがうまれたらいわい
ひと ....
いこう
いこうと
わたりどりがなく

そらたかく
はるのそらをわたる

いこう
いこうと
わたしにきこえる

ひとつしかない
わたりどりのことば
よぞらのなかに
じぶんをさがした

みつけたのは
ひとりたくましくひかる
いっとうせいばかり

まるでわたしみたいに
つよがっている

このよぞらのなかに
すばるとい ....
はるはだれにも
ひとしくおとずれる

きってもきれない
はるのきずな

いつかとおりすがりの
だれかとかわした
はるのかいわ

またどこかから
きこえてくる

あ ....
べんりなので
コンビニにいった

ねむらないひとが
わたしを
まっているのだ

よなかにしごとの
でんわがなった

わたしは
ことわるりゆうを
うしなっていた

 ....
なまものを
たべさせる

いつまでも
なまものであるために
むすめを
なかまいりさせる

いのちのない
にんぎょうを
きそくただしく
ならべるために
びょういんの
まちあいしつで
ろうじょが
テレビをみている

なにもうつらない
ひかひかひかる
しろいがめんをみていた

なにかを
まっているようだった

やがてろ ....
やんわりと
はるのかぜが
わたしをことわる

ほおをかすめ
しめったかんしょくを
のこして

あのひとは
だれだったのだろう

わたしがふれた
はるのかぜは

 ....
ふと、とまる

みえない
レールのうえで

きみとなら
どこにでもいけた

どこまでも
いけたはずなのに

ぼくらのきしゃが
みつからない
19歳の頃好きな人がいて、当時はまったくありえなかった逆チョコをあげようと思ったのであるが、やはり黒山の女子しかいないデパートのチョコレート売り場は恥ずかしく、そうしてついにとった行動が、 .... みんな
しんでいる

たのしそうに
しんでいる

いきものを
ころしてたべて

それでもなお
しんでいる
わたしは男のくせに、何も出来ないのである。これでも妻と息子を食わせているつもりであるのだが、殊、家のことになると別問題である。

先日用事があって、妻が息子を連れて仙台の実家に帰った。 ....
何度かした笑い話であるが、子供がアップル社のノートブックに、アップルジュースをこぼしてしまって、アップルストアにその旨を話したら、そのユーモアをたいへん評価されたのであるが、修理する金額で .... いけんをいえと
あなたはいう

いけんはないと
わたしはいう

それでもいえと
あなたはいう

いわなければ
ころすとせまられる

わたしはあなたに
いけんととも ....
こどものころ
やさしい
おばあさんがいた

となりのいえの
おばあさんだった

こしをまげて
わたしのあたまを
なでてくれた

おばあさんは
いつからか
いなくな ....
こしかけていたひとが
もういないので

そのいすに
こしかけてみる

いなくなったひとと
おなじくうかんに
二匹の蟹が
久しぶりに再開した
かつて親友だった
今すぐ歩み寄り
肩を叩いて抱き合いたいのに
横歩きしかできないから
蟹はどこまでも横歩きしていった
お互いの距離を保ちながら ....
おめしあがりの
ちょくごにいれてくださいと

いっぽうのふくろが
のこっている

なにがはいってるのかと
あけてみたら
なにもなかった

ははにきくと
そういうものだ ....
風はありませんが
光が見えます

この窓を
開けることができたなら
風もあることでしょう

窓は開きません

でも光は綺麗です
綺麗な風を
私はまだ知りません

 ....
しにおびえず
ひびをくらしたい

わたしはなにに
おびえてるんだろう

なにがわたしに
おびえてるんだろう

いのちと
みとめられてから
さいしんがたの
ひこうきをみおくる

あのひとおなじ
さいしんがたのわたしを

みおくるたびに
きゅうがたになっていく

わたしはいつも
あのひこうきにのれない

 ....
ことばなんて
ちっぽけだ

かさねても
いいわけにしか
ならない

いまならいえる
ことばがないから

だきしめたい
からだがないから
はじめに
ことばはなかった

からだひとつで
うまれてきた

わたしたちは
いつしかことば
そのものとなり

やがてことばとともに
きえていく
うまれると
もれなくしが
やくそくされる

しはなんだろう
うまれるとは
いきるとは
なんだろう

わたしはいま
はるをまっている

りゆうもなく
まっている
 ....
ついに
はくさいになりました

そのしろい
ねんれいになるまで

どれほどのたんじょうとしが
くりかえされたことだろう

わたしもいつか
はくさいになれるかしら

 ....
わだいが
あわないからいい

しゅみも
せいはんたいなほうがいい

かちかんも
わかりあおうとしたら
あさになっていた

だからいつまでも
わかりあえないのがいい
 ....
にしのそらに
ばくげききがしずんでいく

まちによるを
のこして

ちきゅうのうらがわを
やきつくして

あすもまた
ばくげききが
やってくる
われをわすれて
あそんでる

こどもが
こどものまま
われにかえる

どうして
あそんでるんだろう

ぼくはどこから
きたんだろう
わたしはそれを
したことがない

そのおそろしい
けいけんを

おそれているうちは
まだいいのだと

とおりすがりの
かぜがわらった
まくらもとに
バケツリレーがきていた

かじは
ここですかと

わたしはねぼけて
くびをふった

それからあさまで
じゅくすいした

さくばんきんじょで
かじ ....
小川 葉(1581)
タイトル カテゴリ Point 日付
生きがい自由詩112/3/8 22:32
渡り鳥自由詩512/3/8 22:07
すばる自由詩612/3/7 22:33
春の絆自由詩112/3/7 21:29
コンビニ自由詩512/3/7 0:16
雛寿司自由詩312/3/3 23:19
残された力自由詩512/3/2 21:12
春風自由詩512/3/1 0:02
汽車自由詩1*12/2/26 11:19
バレンタインデーの思い出散文(批評 ...412/2/24 21:02
人間自由詩4+12/2/24 0:36
プライド散文(批評 ...9*12/2/23 22:03
詩のスタイルについて散文(批評 ...3+12/2/22 20:09
意見自由詩512/2/21 23:44
更地自由詩312/2/21 21:13
空間自由詩412/2/20 23:30
蟹の友情自由詩5+12/2/19 23:00
お召し上がりの直後に入れてください自由詩512/2/18 1:14
窓辺自由詩512/2/17 22:09
畏怖自由詩212/2/16 23:15
空港自由詩312/2/15 22:35
失恋自由詩512/2/13 23:56
言葉自由詩512/2/11 23:56
約束自由詩412/2/10 20:13
白歳自由詩112/2/10 19:58
恋と結婚について自由詩012/2/6 23:54
爆撃機自由詩412/2/6 23:19
家路自由詩212/2/6 22:29
未経験自由詩012/2/5 21:55
バケツリレー自由詩312/2/4 0:24

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