きみが
きみのりんじんに

つくして
うらぎられたのだとしたら

いまいじょうに
つくすべきでしょう

りんじんが
じぶんになるくらい

はるのそらが
はるのそら ....
ひからびたせと
よどんだふち

ながれないみずは
ふはいしゅうをはっし

もはやかわのていを
なしていない

きみはなにが
ほしいのか

みずか
ながれか

 ....
にくしみを
やさしさに

かなしみを
あいにして

ありは
いきている

たとえ
ふみつぶされても
ちちがぼくを
からかうと

いじめられた
きがしたので

ははにあまえると
いそがしそうなので

おばあちゃんの
へやにいく

あまったるい
おかしをくれた

 ....
いつか
ひとになるために

かぜとなり
はなとなり

ときにはきみの
ほおをながれる

なみだにさえ
なりました
ゆうひかとおもったら
もうあさひだ

しずかなときが
ここにある

いきている
いまもどこかで

たいようの
ゆめをみてるひとが
たなかさんが
さいている

とおもったら
さくらがちった

さくらがさいたのか
たなかさんがちったのか

ひとにはもはや
わからない
くさをはむ
くろうしが

いきているよと
いまみてる

わたしもみてる
くろうしが

けさ
いっとうたりない
まてんろうが
かすんでいる

かすみをたべて
くらすひとが

あのあたりにも
いるらしい
ぎゅうにゅうを
のめないこどもが

まさか
うしだったとは

なかなくていい
きみのめは

うしのように
うつくしい
まちがえて
ほたるにうまれてしまった

ゆうじんが
みつからない

わたしといえば
ひとにうまれたはずなのに

なぜほたるが
ゆうじんなのかわからない

そうか
 ....
ふりだしに
もどっていく

さいころを
いくらふっても

あがりまで
たどりつかない

おわらないのが
じんせいさ

きょうも
あしたも
きれいなひとの
くにがあった

きれいにうまれて
しんでいく

ひとのくには
うつくしかった

もっといきたい
よくぼうが

このくにを
さいせいし

さらに ....
おまえにやしなわれる
つもりはない

といって
わたしをあたためている

わたしのちちの
つもりなのだろうか

たずねても
なにもこたえない

こわれたらしゅうりし ....
こうていひょうが
わらってる

これでまちがい
ありませんと

できないことは
なんでしょう

ここにかかれた
こといがいに
いすにすわっている
ときのわたしは

いすにすわっている
ときのわたし

ところがひとたび
いすをたてば

いすにすわっていない
ときのわたし

わたしはいすを
 ....
一年生になった息子が
おねしょした

小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ

昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
 ....
みぎをむけば
まちがある

ひだりをむけば
はたけがある

そのまんなかを
あるいていく

まちでも
はたけでもない

まっすぐな
そのみちを
かどの さかなや
まがった まがった

かどの おすしや
まがった まがった

かどの ポストで
まよった まよった

ゆうびんやさん
かえらない
うみから
さかなをとり

はたけから
やさいをとり

ひとから
おかねをとる

うしは
おちちをとられ

そうすることで
いきている

かこも
みらいも
 ....
たべることは
つみだなあ

しんだひとは
たべられなくて

もうしわけない
きみだって

うまれるまでは
しんでいた
わたしが
いのちをみてるのか

いのちが
わたしをみてるのか

みてるものみな
いのちをみてる

わたしもわたしの
まどのそとを
やきゅうが
すきなのか

じゃあ
やってみろよ

からだが
あるなら

からだが
あるから

ソメイヨシノが
さいている
あまり
きをつかうなよ

よみすぎた
くうきがよごれてる

たまにはすけべな
はなししようぜ

ぷらちな
みたいに
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
ことしもはるがきて
はながさいている

はなはたのまれて
さいたのではなく

はなになりたくて
さいたわけでもない

はなは
はなにしかできない
さくことで

せ ....
がれきのなかから
はっけんされた
テーブルのあし

そのしたから
しょうねんらしき
からだがひきだされていた

テーブルも
わたしもないた

はしらもかべも
れいぞ ....
かずが
よくそろってる

みためは
おなじように

ひとりは
ひとつとして

いのちの
かずが
またあそこでくらしたいと
ろうばがいった

いえがあったそのあたりを
とおくゆびさして

かえれないのかねえ
いきてるうちに

ふるさとという
ことばだけではかたりつく ....
しずかなよるはない
ほしもふらなかった

ただ
ゆきがふっていた

しらがになった
おじいちゃんとおばあちゃん

ふざけてあそぶ
わかいふたり

まどのそと
わた ....
小川 葉(1581)
タイトル カテゴリ Point 日付
隣人自由詩111/4/30 2:18
自由詩411/4/29 2:33
自由詩111/4/28 1:03
いれば自由詩111/4/27 1:54
いつか人になるために自由詩111/4/27 1:26
太陽の夢自由詩411/4/26 6:48
田中さん自由詩411/4/25 2:13
黒牛自由詩111/4/25 1:47
摩天楼自由詩411/4/24 5:48
牛乳を飲めない子供自由詩411/4/23 2:37
自由詩211/4/23 2:08
ふりだし自由詩411/4/22 0:32
きれいな人々自由詩211/4/21 0:44
ストーブ自由詩111/4/21 0:28
工程表自由詩111/4/20 0:11
椅子自由詩211/4/20 0:03
おねしょ自由詩411/4/18 23:58
自由詩211/4/18 0:51
ダンジョン自由詩4*11/4/16 20:28
収穫自由詩511/4/15 1:03
自由詩311/4/13 21:29
自由詩311/4/13 21:25
ソメイヨシノ自由詩311/4/12 22:17
ぷらちな自由詩311/4/12 20:52
理論武装自由詩511/4/12 0:18
生きる証自由詩511/4/10 10:42
行方不明者自由詩411/4/8 21:26
春の数え方自由詩011/4/8 21:07
ふるさと自由詩211/4/7 21:03
若人自由詩211/4/7 0:41

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