みんな必死に頑張ってる
頑張って生きてる
でも、元の世界に戻って欲しくない
元の世界で僕は生きられない
何もない世界で
みんなが頑張っている中
僕も頑張っている気になって
このまま海辺を ....
降り積もった雪の中で
世界は沈黙してしまった

雪の白さは
街のネオンを覆い隠し
喧騒を吸い込んだ

世界は終わってしまったと思われた

窓から明かりが煌々と灯された
人々がそれぞ ....
白い肌
赤い靴
黄色いスカート

ニコニコ笑って
楽しかったね
青い海に
光る太陽

波の音と
君の声が
耳にこびりついてる

さよならなんてしたくないのに
しなくちゃいけ ....
どうにもならないことは知ってるから
意固地になって暴れる
普通に生きてたってどうにもならないから
はみ出してしまう
その先に破滅があって
でもこれまでもずっと破滅を選んできて

僕はもう ....
好きになって
後悔して
やけくそになって
泣いてたら
結局励ましてくれるのは君で
本当に大事なことは
ただ好きなだけじゃないことなんだけど
結局また僕は好きになって
後悔して
やけく ....
何を見ているのか
何も見ていない
何かが見えるのか
何も見えていない
何を見ようとしているのか
何も見ようとしていない
何よりまず、距離感が掴めない
だから、結局のところ、
見えている ....
君の大切な人の堕落が君を歪める
その人のことが好きだから
君はその人を優先する
その人が例え極上の屑でも
君はその人を愛せる

でも、屑は面白い
屑は周りを楽しませる
屑自身も楽しい
 ....
花のように
きらびやかに
芳しく
そんな風に
魅せられたら

君のために
それをするのは
誰かの後追いでしかない

僕の表現が
君に響いた時
はじめて
安心出来る

でも ....
鈍感なふりして何も知らんふり
めんどくさいが口癖の彼は
本当に面倒臭がり

紫色の空気を吸って
緑色の舌を育てる
ドロドロとした白眼を
赤い鮮血が鈍く染める

徒労だと思ってもやらざ ....
ミサイルが空を行く
ここでは落ちないけど
どこかに落ちるのだろう

空気が冷たくて
少し湿ってる
息を吐くと白くなる
まぶたがひきつる

バイクの排気音が空気に混じる
枯葉が風に流 ....
目の前がチカチカうざったいから
僕は目を閉じる
頭が痛くなるのがわかってるから
ひどく腹立つんだけど
鼻の奥がスンとして
何だか上手く眠れない

終わってしまったら、それで終わり
そん ....
道に落ちてる動物
それを拾って育ててみたら
思った以上に大きくなって
思った以上に懐いた
でも、今はもういない

夜に月が輝き
星が瞬く
何も音がしないから
少し不安になる
ここは ....
はしたない香り
騒々しい夢
あぁ、休日だというのに
ひそめやしない

コントロールされた事情
紫色の花
黒い残像

ふと、自転車
トラックに突っ込む
10歳ほどの男の子
運転手 ....
黒猫の目玉の中に白い顔が写る
赤い唇が漂う
それが写真の中の全てで
僕はソファに寝そべっているのだが
何だかそわそわしてしまう

強い陽光に子供達の日焼けが生える
ビニールの水泳バッグと ....
聞こえるのは細やかな笑い声
見えるのは頬の赤み
伏し目がちなその瞳は
一体、何を考えているのだろう

コーヒーカップを持つと
カタカタと音が鳴る
笑顔が引き攣り
目蓋が痙攣する
声は ....
空気を吸おうとするんだけどうまく吸えない
フォークを使おうとしても使えない
絵なんて描けない
文なんて尚更だ
酸素が薄い
薄過ぎる

その道の先にはよくわからないものがゴロゴロしているん ....
白い五月雨
紫色の月
緑色の瞳

矛盾だらけの世界
でも、それが世界
なら、世界は矛盾か?
矛盾は僕やわたしなのでは?
いや、僕らも僕らにすぎない
矛盾はきっと意識でしかない

 ....
君にキスをする
君の真顔があまりに可愛くて
見てられないから

荒いノイズが鼓膜を揺らす
ボート屋の息子が自殺する漫画を読みながら
ビールを煽る

破壊衝動が高まると
無駄に叫ぶ
 ....
軒にぶら下がった
てるてる坊主
風に吹かれて
ブチリッ
遠くの空へ

そして、2週間後、
彼を見つけた
近所の家に吊るされた彼は
見違えるほど
たくましくなっていた

彼の顔は ....
白い肌
青い血管
金色の髪
赤い唇
茶色い瞳
高い鼻

森の中で
君はコッチを向いて
僕を睨む
その視線だけが
僕の誉れ

鳥が飛ぶ
樹々がさざめく
モンシロ蝶が飛ぶ
 ....
足が痺れて
目がかすむ

鉄パイプで何度も頭を殴る
骨は砕けて
脳が飛び散る
ビチャビチャという音と
泡だつ血
生臭い
吐く息が白い

街灯がチカチカと点滅する
遠くで黒い犬が ....
目がどろっとして
唇から唾液を垂らして
「アンニュイなんですか?」
って聞いたら、
ふふっと、微笑んで

ガラスの割れる音
犬の遠吠え
電話の呼び鈴

歯茎から血が出る
口の中が ....
別に
何て言わせない
そんな気迫を顔から感じるんだけど
足はガクガク
その10分後、
彼がそんな歴史的なことを
成し遂げるなんて
この時はとてもじゃないけど
わからなかった

「あ ....
海の上でボートに浮かびながら
スマホを弄る
画面の中では
巨大な怪獣が東京を破壊している
そして、それは事実らしい

釣りをするでも無いのに
ボートに浮かぶのは
本を読むためだ
海の ....
夜空に花火が舞う
赤、青、黄、etc...
火花が尾を描く

窓の外から
響く炸裂音と滲む色合い
マンションの一室で
PCに向かいながら
残響を感じる

一通のメールが届く
「ど ....
梨沙子はタバコを吸って
吐く
煙がふわっと空に漂う

昨日はゲームのやり過ぎで
目が疲れている
焦点がうまく合わない
何だかイライラするし
スマフォで暇つぶしもしたく無い
だから、
 ....
青い空に風が通る
白いワイシャツに血が飛ぶ
右手には包丁
目の前に倒れる男の腹に
何度も叩きつける
きっと僕は叫んでる

そいつは妹を犯したんだ
妹はまだ15歳だったんだ

でも、 ....
バジルとミントは
一卵性双生児で
SEXをする

バジルは男の子で
ミントは女の子
バジルとミントはそっくりで
2人ともとても美しい

バジルが女装すると
ミントそっくり
ミント ....
緑色の液体が口からたらたら
目は半分飛び出て
苦しそうにしてる
うまく閉まらなかったのさ
ゴメンよ

迷惑なことばかり
でも、それがいいと思ってしまったんだ
時々は許して欲しい
それ ....
風が吹いて
木の枝についた
葉が揺れる
君はそれを見ながら
微笑む

頭のとれた蟻の触覚が
プルプルと動く
頭が揺れる
目の色が段々と失われ
動きも止まる

コンクリートの上
 ....
opus(184)
タイトル カテゴリ Point 日付
by the sea自由詩120/6/13 17:34
雪の白さと炎と自由詩020/5/10 14:55
はなればなれに自由詩020/2/2 16:20
Devastating waltz自由詩019/12/4 20:21
ウロボロス自由詩019/11/4 13:19
サイクロプス自由詩119/10/18 17:36
歪み自由詩118/3/13 22:37
自由詩218/3/4 16:46
甘い甘え自由詩117/11/27 19:07
落ちてしまう自由詩117/11/14 21:43
それで終わり自由詩017/8/24 21:27
そこに自由詩117/6/30 20:51
wonder boyA自由詩117/6/19 15:03
basement自由詩217/6/10 21:37
伏し目がちな彼女自由詩017/4/8 10:40
酸素が薄い自由詩217/4/2 22:09
thom自由詩117/1/4 8:50
villain自由詩016/12/24 20:03
a fine day自由詩116/11/17 23:02
drizzLe自由詩116/11/14 22:09
fog自由詩016/11/9 23:35
mole自由詩316/9/20 21:50
to do自由詩216/8/22 23:56
re自由詩016/7/31 22:18
君の知らない所で自由詩116/7/15 1:07
アジと太陽と私自由詩116/7/10 15:41
grotesque自由詩016/7/2 15:13
バジルとミント自由詩016/6/25 14:45
ぶら下がってる自由詩116/6/23 21:11
君の根自由詩016/6/19 20:04

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 
0.1sec.