君の無駄な表情
どうしようもない倫理観
優しい言葉
手を携えて
自己否定
何を信じればいいのか?
信じれるのは
君の手の温もりと
寄り添う時間

空に明滅する光
このまま世界が終 ....
森の中の開けた場所
鬱蒼と繁る樹々の狭間
日の光が注ぐ
その中心に
湖が鎮座している

石を投げる
水面に波紋が広がる
風の音が聞こえる
樹々がさざめく
鳥の声が聞こえる
鹿の足 ....
女の尻が
白く光る
窓の木漏れ日と鳥の囀り
家ではきっと子供と犬が静かに寝ている
あと妻が

keyを叩く音
薄っすらと光る画面
若者の表情筋
「うん、それでいいよ。」
コピー機の ....
コロコロと
片鱗から崩れていく
時にボロボロと
少なからずゴーっと

右目の写りが悪い
左手が痺れている
頭の片隅で
何かがうずくまっている

憐憫の紫
夕暮れの青
茶色い湯気 ....
「ワン」
そう犬が吠える
近くのテニスコートから
軽快なボールを叩く音が聞こえる

青い空に陽がのぼり
舞い散る桜の花びらを
きらきらと彩る

地面は一面
桃色に染まり
その上に ....
君と喋りたい
だけど、喋りたくない
喋りたい気持ちと
喋ることは一緒じゃない

君のことが好きだけど
それは君の全てのことじゃない
君の一部だけ
君の嫌いな部分は絶対にある
それを受 ....
〈一匹の龍が
その顔をあげ
ゴロゴロと喉を鳴らし
深く重たい雲間の一点に
目を凝らす〉

深い暗闇の中
淡く灯る光の下で
1人のバレリーナが踊る
タンタンと
音を立てながら
体を ....
ぐらぐらと揺れる
フワフワと漂う
目の端でちらつく

「片目を覆って」
ブロンドの白人の男の子
眼は真鍮色
白い体操着の上下とソックス
「穴の空いているのはどっち?」
小さな口が開い ....
割れる音
ザラついた肌
焼ける匂い

掌に穴が空く
あぁ、そうかと目を抉る
(絶叫)
ダラリと舌が垂れる
あれ、もう終わってしまった?
そう思った時はもう手遅れ

吠えない犬がい ....
まず目がおかしくなった
そして、
耳が
最後に鼻が

青いセーターの上に
鼻血が垂れる
ぼたぼたと垂れる音が聞こえる

青いセーターは
アンナが2年前に編んでくれたもの
アンナは ....
いくつかの泡が
フワフワと漂う
薄い照明に反射して
キラキラと輝く
外から
さらさらと
水が滴る音が聞こえる
目を閉じる

くるくると
頭の奥で静かな音が聞こえる
瞼の裏側の
 ....
海辺で君が泣く
白いワンピースに
僕はウソつけと
せせら笑う
「だって」って、
言うけど、
泣いてるんじゃねえよ

湯を沸かして
コーヒーを入れる
スピーカーから
ビル・エヴァン ....
爆発する塊
黒い夢
揺れる雫

ゲイの少年が
少年の肩に触れる
少年の肌は陶器の様にツルツルしていて
ゲイの少年の性器がカチカチに固まる
その性器を口に含んで
舌でコロコロ動かすと
 ....
正しいと思ってたけど
思慮が足りなかったのさ
でも、
それに気付かなかったんだ
もっと頑張るべきだったけど
やることはやったと思ってるよ
それじゃいけない?

段々とずれたり
上手く ....
見事に翻り
すーっと
空に線が引かれる

音が鳴っている
静かな音が
耳の裏側から
さらさら
さらさら

暗がりにぽわっと
明かりが灯る
ゆらゆらと漂って
ふっと消える

 ....
彼の手が
一つの事を行って
何かを成す
世の中を見据えて作ったつもりだが
それが
無闇に評価される
でも、
実際の所
彼には全てが
どうでもいい事で

ある晴れた日の午後
イタ ....
水が吹き上がり
キノコのような形を成す
傘の端から
数多の水の粒となり
粉々に崩れる
その時、
まるで散弾銃のように早く
砲弾のように重く
深い音を響かせる

想い描くは虹
気分 ....
鋼鉄の揺らぎ
電波の囀り
電気信号の連鎖・やり取り

未熟児がギャーギャー喚く
僕らは手を拱いて
そいつを生かそうと努力をする

空が紫色に染まる頃
タバコの煙が寂しく揺れる

 ....
私がそう叫んだ瞬間に
母はビルの屋上から飛んだ
最近、大人達がよくビルの上から飛ぶ
1日平均で300人飛ぶ
どこにそんなに人がいるのかと
思うが
そう報じられる
そう報じたニュースキャス ....
光が点々バラバラに明滅する
目からは涙が流れる
右の拳が女の腹を打ち
女は性器から血を垂れ流す

それで何も生まれない
それで何も埋まらない
涙が流れる

金が欲しい
本当に?
 ....
海の上
暗く淀んだ空に
丸い光が明滅する
伸展と収縮を繰り返しながら
チカチカと

数が段々と増えていく
最初は白い光だけだったが
段々と赤、青、黄、、、etc

すっと流星のよう ....
転がる

揺れる

探す

魔が差す

交錯する

受け放たれる

きれる
テールランプがチカチカ
吐く息の白さよ
薄汚れた頬のシミ
ざらつく匂い

瞼が小刻みに揺れる
眼が膨れて痛い
首の根がコチコチに固まっている

笑みが浮かぶ
片側の口角が上がってい ....
右目が腫れていて
よく見えない
まぁ、そうだよなとか思いながら
薄汚れた道を歩く
遠くの方で
「ボー」と
何かの音が鳴っている

風に煽られて
火照った身体が
冷めて
また温まる ....
空が晴れても
雨が降っても
僕らは幸せ
幸せを感じるように移行する

悲しくても
苦しくても
僕らは幸せ
幸せを感じるように移行する

幸せへの移行を
世界はずんずん後押しする
 ....
トーストに
バターの塊をのっけて
イチゴジャムをつけて食べる
白いキャミソールに
白いハーフパンツ
白い肌に
青白く滲む血管
ベリーショートの髪の毛が
所々逆立っている
虚ろな眼つき ....
目を閉じると
光の閃光のようなものが見える
チカチカして眩しいから
目を開ける

眠りたいのに眠れない

暗闇に漂うネオン
呼びかける声
アルコールの匂い

目の前で一羽のカラ ....
鼻から息を出す
蹄を鳴らす
額から聳える
角の先から
血が滴る

彼女の白いブラウスは
真っ赤に染まり
涙で顔が濡れていた

湖の畔で立ち止まり
水を飲む
そこに映るは

 ....
黒髪で
すらーとしてる女の子
15歳らしく
元気で明るいんだけど
じーっと静かに
こちらの話を聞いている
その顔を見ると
何だか何を考えているかわからない
その子の右目は二重で左目は一 ....
安いスクーターを走らせる
薄汚れたアパートの前で停め
走って入っていく

金髪の縮れ毛に
煤けた灰色のセーター
ロールアップした黒い綿のパンツに
青い靴下
黒いコンバースのジャックパー ....
opus(184)
タイトル カテゴリ Point 日付
silence自由詩016/6/15 7:32
自由詩216/6/12 21:59
白い部屋自由詩016/6/6 7:54
ずっと雪崩れている自由詩216/4/30 16:06
新しい季節自由詩116/4/16 17:16
vs she (and you)自由詩016/4/3 11:45
mourm自由詩016/2/11 11:16
(no) silence自由詩116/1/27 22:08
ベルカ自由詩116/1/26 22:07
青いセーター自由詩016/1/24 20:06
otherwise自由詩016/1/23 12:00
Daydream Repeater自由詩116/1/20 12:24
dissociation自由詩016/1/10 19:38
価値の無い夢自由詩016/1/1 13:55
mean自由詩115/12/31 1:07
Iodine自由詩115/12/28 17:25
Immortal desire自由詩115/12/27 14:57
+1自由詩115/12/25 14:47
お母さん、生きて自由詩015/12/23 21:21
落ちてくる香り自由詩115/12/22 20:36
オリゴメノリア自由詩015/12/12 20:44
a spatiotemporal image自由詩015/12/8 12:20
破壊自由詩015/11/29 14:00
Body自由詩115/11/22 15:25
いつだって不幸な僕らの幸せな不幸自由詩115/11/8 19:23
ennui自由詩015/11/4 12:39
Afterglow自由詩015/11/1 16:00
impression自由詩015/10/30 12:16
自由詩115/10/21 21:33
ブリュノ自由詩115/10/18 20:45

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