目が覚める
一切の眠気が残らない
完璧な起床
頭の中はひどく澄んでいる

世界はとても静かだ
何かの機械音だけが聞こえる
僕はただ天井を見るばかり

眠っている時の僕を考える
夢の ....
マニュファクチャーvol.7
勝気な猫
突風吹きすさぶ

山から牡丹餅
屑鉄の仁義
持ち上げられたハイウェイ

ポリメラーゼの産生
目が張るからさ
アポトーシスの開始

複雑な ....
ジリジリと
迫ってくる
それは感じている
でも、
足が動かない
腕も
手も

渡り鳥が行ってしまう
夕陽が沈む
花が枯れる

気付けば
何も無い
何も無かった
過ぎ去って ....
翻って鑑みて
許しておくれと哀願す
惚けておいて一言、
捨て置けと

あぁ、
どうしようも無きことかなと
夜空を見上げて
涙が伝う
最後の最後、
目の端にちらと輝く
女皇様
な ....


足跡
砕かれたガラス


薄い香り
息を呑む

白い花を
黒い靴でコツコツと
涙を拭って
底の見えない
懐かしい穴に
静かに
捧げて
僕は違うと言う
君はそうかなぁと言う
僕はまぁまぁと言う

Aが疼くまっている
Bが心配して、声をかける
Cは早く立ってくれないかなと思っている
彼、彼女らはこれから
宿した魂をおろし ....
砂嵐が吹く
視界は閉ざされている
テントをはり
過ぎ去るのをじっと待つ

轟々と
音が響き渡る
その隙間から
遠吠えのようなもの
悲鳴のようなもの
雷鳴
雨音
地が軋む音
懐 ....
風船が
ぷかぷか
ぷかぷか
上がっていく
手を離してしまった子供は
どうして離してしまったのだろうと
不思議に思っているのか
手を空に差し伸ばし
握ったり
開いたり

ふわふわ
 ....
道が続いていて
どこまでだろうと
考えていると
いつの間にか
夕方になっていて
どこかで何かがあったのだろうと
思っていると
僕は死んでいたんだ

道の真ん中
誰もいないそこで
 ....
まずは人差し指が
手の平に触れて

雨が降って
荒廃した大地を潤す
全ての渇きが
満たされる
その裏側で
痩せ細ったヤクが
川の濁流に流されてしまう

星が空から落ちてくる
そ ....
小指からまず
左目の目尻に
そして、
右膝へ。

空が青白く光り、
あぁ、
これでもう終わりなのだな、
と。

思い出すのは、
ストーブの上で
とろける餅。
そんなものかと
 ....
睫毛が凍る
瞼が開かない
口はからからで
身体は半分もう埋れている

ポップコーンの弾ける音
君の微笑み
オレンジ色の証明
調子外れのピアノ
繋がれた手

誰が引っぺがせと言った ....
罪深い僕は
心臓から血を流し
その養分で彼、彼女らを
育てる事とした

口の中の牙は
何のためにあるのか
この鋭い爪は
何のためにあるのか
君らを殺し、
食べるためだ
そうなって ....
手の鳴る方に
なるべく

申し分ないから、
助けてあげよう

空から落ちてくる

断わる意味がない

無精髭の話

目を合わせて

返り咲く
まともな嘘をついて
君を騙した
それは本当だと君は思っている
大丈夫
それはいずれ
本当になる

鯨蛸
8本足の山羊
光る笹

渦の中心から派生して
その勢いに大抵は飲み込まれ ....
自由な空
遠い明日
奇妙な行動
繰り返される今日

辿り着けぬ象徴のような
君の耳たぶ
頬は紅く
手は小さい

沈んでいく
どこまでも
どこまでも
もう這い上がることの出来な ....
私は頑固です
そして、
純情です

あなたは私を噛み切ります
私はあなたの言葉を噛み砕きます
あなたの熱情が私を殺します
私はあなたを殺します

あなたが生きているのは、
私の情け ....
求めるものを
求めて
たしなめてやる
君の舌は
そっと
僕の手の甲を舐める

夜に響く
風の音
交差する
時の匂い
ゆれる街灯
響く足音

路地裏
二つの瞳がこちらを見て ....
プラトニック
回転する細胞
満たされた月
泣く

豊満する現実
紫色の花
君の話
線香の香り

その情景は
ゆらゆらと
ひたすらに
まだ続くかのように
訴える

ツバメ ....
だいぶ前に終わってしまって
今はない
あの頃はあったのに今はない
だから、
代わりのもので補填する
それで日々はまわる
ひたすらにまわる

何もない
何も変わりはしない

ただ、 ....
深い陽射し
まどろむ蔭
滲む夢
形のない犬が

忘れられない扉
開くことのできない扉
行動は求めている
心は求めていない
全体の剥離
望んだ希望
または、嘘

まだなのか
 ....
かたくなに
かたくなで
かたくなな
かたくなよりも
かたくなを
かたくなと

する
海岸近くの
生い茂った草むらで
カモメがうずくまっている
瞳は僕を写しだし
僕はその瞳を見ている

その先には海があり、
僕の知らない世界がある
数多くの仲間たちと
世界を徘徊し、
 ....
(ずっと無かった
そう思っていた
でも、
あった
ずっと前から
あった

何もかもが)

努力しようが
肉体を擦り減らそうが
心が傷つこうが

例えば、
その結果、
君を ....
さして珍しくもない
そうなったのは
でも、悔しい、
悲しい、
苦しい、
どうしようもなくて、
泣く

カナリアが鳴く
静かに
音がこもっている
どうして?

どうしても何も
 ....
尾を引く
涙目
蜉蝣
明日からまたちゃんとやる

手招く人々
ぬるい足音
響く楽園
たかが地獄

踏ん反り返って
明日をみれば
何もできそうにない
そんな感じだけど、
そう ....
階層構造
灰色の庭
作られた水溜り

裸の男と女の子供
ある一室の物語
滴る幻日の物語

燃える青
滲む黒
揺れる赤
靡く白

引き裂いて、
遠回り。
揺らめいて、
近 ....
同じ所
同じ瞬間
繰り返される日々
繰り返される事実

ただ、
毎日細胞は失われ補填される
毎日違う物質が代謝され、
吸収され、
排出される

だから何?
それで何?

未 ....
肌が日にさらされる
ジリジリと焼かれる

静かに呼応する
静かに応対する

何に?
感情に?
現実に?
理想に?

感覚的粗野
破錠する肉体
吐き出される今

太陽が照り ....
久しぶり。
どうしたの?
何かあった?

まぁね、
ちょっと、思う事があって。

いつ以来かな。
8年振りくらいか。

うん。
電話番号変わってないとは
思わなかった。
元気 ....
opus(184)
タイトル カテゴリ Point 日付
ヒュプノス自由詩214/3/16 15:13
浮雲自由詩014/3/8 14:55
signal自由詩114/2/25 2:10
empress自由詩014/2/14 22:08
bloom自由詩014/1/26 19:00
君は良いと言う自由詩114/1/19 22:17
I don't mind ghost自由詩014/1/11 19:27
群青自由詩214/1/5 17:45
phoenix自由詩014/1/2 16:03
cosmic ensemble自由詩113/12/30 20:14
自由詩013/12/9 0:41
snow自由詩113/11/19 18:57
ベヒーモス自由詩213/11/17 16:04
みだり自由詩013/8/28 18:41
膨れあがる自由詩113/8/23 19:57
沈み自由詩013/8/18 16:47
最後の言葉自由詩3*13/6/9 23:12
形と色自由詩113/5/21 2:01
type1 a自由詩213/5/11 20:59
フる自由詩113/5/7 13:20
まだ、その先へ自由詩013/4/9 17:06
ほらふき自由詩213/3/10 14:40
自由詩112/12/15 22:13
i自由詩012/11/17 23:16
yesterday自由詩012/10/25 15:32
それだけ自由詩112/10/24 1:03
バジリスク自由詩012/10/16 0:44
ぐるぐる自由詩112/10/6 17:38
120915自由詩012/9/16 21:03
自由詩012/9/2 17:45

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