もしかして
いま蘇つてくれたとて
も壱度ホンキて恋せるだらうか
水晶を通してみえる感じの朝の陽光
部屋から不純な悲しみを洗い去ってくれる
そしてあとには真っ白な夢だけが残る
カラスが一羽飛んでいってしまった
一鳴きもせず
不幸を私から連れ去るよう ....
裏返ってるヤツは、死んでいる
うつ伏せのヤツは、鳴いて飛び立つから注意
なんとなく
そんな風に教えられてたのかな?
いまもそう想ってるよ
でも
いつもの朝の散歩中に
....
歌なんていちばん好きなだけのものそれがあるからそれを愛する
偽りが溢れるくちびる
透明がすこし濁った
盗まれたこころ細さを
噛み締めて声を抑える
牛乳を朝のむときは
いいひとになれる気がして
窓の外はしる自動車
白い息だけが溢れて
....
あがってゆく
なにもかもが知らないうちに
忍び寄って来る
そしてあがってゆく
むかしは35度を超えれば
悲鳴があがるくらい暑かった
いまは40度を超える町が
日本のそここ ....
『天使突抜』という地名を知った
────────────────────────────
疲れられない朝に
桜の並木道を歩いている夢をみた
みおろすと川中の中洲で
ちいさな亀 ....
佳き
《佳きひと》に出会った
それは《佳きひと》としか
云いようのない人だった
ほんのりと淡く
少し甘い柑橘系のような風を身に纏う
そんな女の人だった
あたしなんじ ....
奈落なんか知らないし
記憶なんて知らないし
ふたりはただ昇天してから落ちるだけ
ワンピースを翼のようにはためかせ
ふたり何処へ向かっているんだろうね
ただ落ちてるだ ....
悲しみをキャットウォークと喩えた日
奈落へ堕ちたい煌めき舞う風
六本木ヒルズがまさに爆誕した年に
私は産まれた
青い風が吹いていたという
赤い砂が舞っていたという
産まれ落ちたた直後から
鮮やかな記憶が残っている
なにものも許せないという
曲がらない ....
ただしく、生きたい
ハッ!
なにを青臭いガキの戯言みたいな言葉
吐いてるんだって?
いいや、そうじゃない。
生き、
生き生きて、
もう、
いいじゃないかってくらい
....
カーテンが朝の光を
すこし遮れないので
うす青い薄氷が部屋に入って
初めてのあの日を想い出す
なんだかその清らかさに
笑えて来たりして
夏の朝はそれでも
なに蝉か知らないけど
....
夕食は、母親の手作りの
ご飯を食べてから
病院の受付にパートに行っていた母
だから、五時前には夕食を終えていた
だから、未だに私の夕食は異様に早い
朝食は、パンだった
食パン ....
僕たちはまるで
悲しみがみえないように
踊り狂った
みずがめ座のひとの
特性を僕は知らないけれど
自由と未来を手に入れたいと想っているのは
きっと間違いないだろう
....
歩き疲れた不器用な僕に
今夜の祭りは楽しくなかったかな
シング シング シング
詩(うた)を聴かせてください
いっしょうレッドカーペットなんか
歩かない人生がいいな
声 ....
胃が焼ける
瞳が焼ける
背中が焼ける
水族館に行くのは
七月がいいと君に教えられたけど
その流派もう忘れてしまったよ
煩わしい憎しみが
夏休みの宿題みたいに処理でき ....
「わたしがわるいから」
「やめたいから」
「証拠なんて、ないねん」
なんの脈絡もなく
紡ぎ出された寝言を聴いた
寝言は寝て云え、とはよく云ったもんだ
わけがわからないのは
寝 ....
「なにも、なかったん?
わたしはなにも悪くないの?」
という寝言を聴いた気がする
いまさっき
この部屋のとなりのベットで寝ている
ひとのくちびるから
そんな言葉が
漏れた気が ....
涙だけ
こらえていれば
心など
無視していてもいい
あまりにも
深い
深い深いこころの奥にある剣を
ぎゅっ!
と握ってみたくなる
夕闇の家路
そしてあしたも朝になれ ....
悲しみがプラスチックでできている黄色いアヒルを沈める浴槽
延々とつづく鳥居を孤りいきたどり着いたら晴れ渡る空
蜃気楼
という名で呼ばれていた色街に
夜の虹が架かって照れていた
だれかのおはこが耳障りな雑音に聴こえ
ふと過去の
醜聞まみれの人生を想い出させる
夜のうわさばかりがまるで
....
朝も5時にカーテンを開けて
空をみていると
なんだかやさしい気持ちなれる
地上はすこしだけ起き出していて
車たちは昼よりすこしすくない感じで
西へ東へ北へ南へ
今朝は外気を感じ ....
言葉に、
侵食された私たちがいる
言葉を、
おもちゃにしている
私たちがいる
心を、
おもちゃにしている
私たちがいる
生きることだけが
....
「こんなあたしにも
心は、あるんでぇ、
ちょっと、いーかげんにして」
ていう寝言を聴いた
えっ、起きてんの?
と勘違いしたけど
ホントにただの寝言だったよ
えーっ ....
ものを動かすのも億劫なほど
暑い暑い暑い過剰に暑い真夏の真夜中
木造の家のこの部屋のエアコンは
すこし効き目が薄くって
でも布団を蹴飛ばすと風が痛くって
優しさが溢れ返って隣の人 ....
ひたすら
ただひたすらに希むことは
《悲しみよ、去れ》
日々日常は今朝もやって来て
今から私を勘弁して欲しい暑さのなかへ
連れてゆくのだ
そこには信念さえもねじ曲がるほ ....
白い声が聴こえる
君の髪の揺れる朝
廃線になった線路のうえを
両手を広げて歩きたいね
いつかみた映画のワンシーンみたいに
なぜそんなことを云うのか
わからないんだけれどそう ....
《しあわせとはなにかみせてほしい》
震える声で云われたけれど
僕は子どものころから
しあわせを夢みる
だけの飛べないとりだったよ
泣きそうな声で希まれたけれど
僕はすこし ....
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