現れた虫を新聞で退治する言葉は一瞬暴力になる 陽を浴びて体元気になるばかり四つ葉のクローバー見つめて幸せ

息子たち成長早く背も伸びる自由を浴びてすくすく育つ

梅雨になり夏の足音遠ざかる雨が掻き消すように遠ざかる

探してもでんでん ....
日没を{ルビ悟=し}る港町の夕市とうその記憶のなかの小母さん


真夜にも止むことのない港町夕焼け市場の冬の日の雪


完璧に息絶えてないお魚のしょっぱいなみだも瓶詰として


暮れ ....
過去現在未来の命 一念に
永遠(とわ)の生命(いのち)は此処に現る
希望とか夢とか未来に手を振って冬の茜にいま身投げする


絶望の終着駅の冬の夜の銀河のほとりをさらに素足で


平熱をほしがる骨と取り引きし身元不明の駒を進める


靴を履く理由をつ ....
優しさがかこむ教室誰だって乱れたなにか探して消して


優しさのつもりで混ぜた女子力はいらない焼酎そのままちょうだい


優しさの影に潜んだ絶望をみせてごはんを一緒に食べる

 ....
去年いた場所に蛍はもういない上流のほうでダムの建設

暑い日々始まっても日陰があるひんやりとした癒やしが待ってる

眠れずにあなたのことをただ想う永遠夜が続く気がする

「ごめんね」といつ ....
新聞をめくる規則正しい音が削るとなりの席の肉塊


この瞬間足を引っ張る言葉かよ作戦会議のいい人仮面


渾身のアシスト無駄にしておいて誰の目線で戦術を説く


迷っても出来 ....
花柄は目立ちすぎると母が言う地味な服より派手なほうがいい

暑くなり冷たいものに手を伸ばす気温の変化急激で困る

長袖を止めて半袖選ぶ時期炭酸飲料飲みたくなる午後

似たような家が並ん ....
真夜中にドーナツ食べれば何百年だって生きれるさ


人に会うのを待ちきれないくらい綺麗な夜明け


晴れた日にはひかりの向こう側で彼女が待ってる
カーテンの代わりの異国の布越しにみえるどこかに父さんの骨


両国で眠るあの仔の土の冬に小春日和をみんなあげたい


東京の十一月の初雪が確かなほどに靴紐を結ぶ
 という回文を考えた まだ誰にも負けていない


後輩がおっきな賞をとってから宙ぶらりんの命のキャップ


「夏よりはいいよ」とめんどくさそうにサドルの雪を追い払ってる


あな ....
長距離のバスの移動で疲労感眠れないまま朝日を浴びる

クラシック聴けば身体はリラックス夜景の光差し込む5階

夏の午後波打ち際で走り回る子供の頃に戻った景色

森の中で心静かに目を閉じる地 ....
寒い寒いと言うがそんなに寒くない(一般論と筆者の考え)


お母さん僕はアイスが食べたいですぽっぽと熱出た冬のわがまま


町じゅうのコンビニおでん買い占めてパーティーしたい(自分で作れよ ....
ネット上思いの丈を送信しハローわたしは此処にいますか?


とぼとぼと自転車と歩く帰り道汗まみれになって泥まみれになって
写真家はこれを共有したいんだね。一文字もない鮮やかな空


揺れる草木、光も知らずに輝いている


音楽は未だ始まっていない。さらさらと鳴る木々、ピチピチと鳴く鳥


この風景は私に ....
散り散りに
舞い散る病葉
手のひらに
我が身落とし
じっと見つめる
図書館で面白そうなタイトル探す。選んでいるとき一番楽しい


選んだ本ずっしりしていてわくわくする重みはきっと輝きの重さ


晴れた日に図書館にある駐車場じてんしゃ集まりみな我を探 ....
言葉では語りつくせないこの世界そんなこと知らん暖房入れよう


優しさが夜中を照らすその光あったかいけれど物足りないのだ


友達と電話でメールで話しあう発明したいね発明したいよ


 ....
金がない金がないから働く飼い猫きみたちも働いてくれよ 短歌書く パソコンカタカタ 短歌書く ありもしないこと 夢にみながら


睡眠中 ことばが蠢く ぐちゃぐちゃと 拾い集めたんだ 夢の中のこと


自分だけ 取り残された 夢の外 これから今 ....
地下街のださいBGMを聞く おなかが空くことよろこんでいる

ちょうどよく綺麗な袋に借りた本入れる下着やさんの綺麗な袋

永遠に生きててほしいイェーイといった気持ちで笑ってほしい

ことば ....
夕方にカレーの匂いをもらすほどボロい家屋に棲んでいたよね


キャラメルの紙の折り目の白ずんだところを銀河Aとしてみる


吐く息が重なるだけで君の顔ぼやけてた 厳冬の壁ドン


み ....
即席のロマンスの跡残さずに冬陽のなかで握る珈琲


休日は黒を身につけバスに乗る猫なで声の断定のがれ


あたたかいときに限って曇り空今夜も星はみないで眠る


珈琲を溢さず ....
星さえも見えない夜の底にいてお願いシリウス僕を照らして

暗闇に瞳をこらせば見えて来るきらきら光る僕だけの{ルビ星=スター}

流れ星どうかお願いここへ来て君のしっぽに手が届くように

君 ....
鋭さはカツオノエボシほどもない言葉で水着を評する男


情報とお守りのような言葉といきたい場所と今日のごはんと


base って入力したら仮名で「ばせ」違うよ be-su カタカ ....
雨が降り初夏を濡らせば梅雨になる長く短いトンネルのよう

洗濯物干すとき心地良い風が緑がかった穏やかな風

朝起きてインターネット繋がらず軽いサイトは何とか繋がる

麻雀で顔や動きで心読む ....
意地悪で嫌味ばかりの叔母さんは目じりがあがり皺がない

温厚でスローモーション気取ってる私は何故かたれ目皺がある

顔の皺あってもなくても幸せならそれでいいかな文句は言わない

気になって ....
ビル街の鋭利な光透き通る床を叩いて近づく殺意


折り畳み傘をもちあげ吊るしてる私に人に触れないように


ふと触れたヤスリのような掌を思い味わう白菜キムチ


釣り針に向か ....
ふたりなら楽しいことも倍だけど少し寂しいふたりぼっち


ふたりは語らい歩む紅葉のもえる色を頬に射しながら


雨の日はおおきめの傘一本で街を歩こう濡れるふたり


ふたりは眠る終電 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
短歌です水宮うみ016/12/28 23:11
元気夏川ゆう016/12/27 14:59
「港町夕焼け市場」 一〇首 2016.12.21, 27[group]もっぷ416/12/27 12:57
一念[group]楽麦016/12/27 10:06
かおるのおと 2016.12.20(~21) 五首もっぷ216/12/20 19:41
優しさ深水遊脚3*16/12/20 12:04
黒髪夏川ゆう016/12/20 5:17
動け深水遊脚1*16/12/19 10:41
炭酸飲料夏川ゆう016/12/13 5:27
朝と夜の間水宮うみ0*16/12/9 9:43
「小春日和」 三首 2016.12.08もっぷ1*16/12/9 0:39
私勝ちましたわピッピ4*16/12/6 7:37
森の中夏川ゆう016/12/6 5:32
冬ぽっぽ水城歩016/12/6 3:35
ふたり・ふたつ水宮うみ1*16/12/5 15:23
たぶん短歌2*16/12/5 15:19
紅葉レタス216/12/4 16:23
晴れた図書館水宮うみ1*16/12/4 0:10
ふたりで作った、発明からは程遠い、やさしいことば1*16/12/3 23:09
猫の手も借りたい016/12/3 11:19
今、言葉に夢みる016/12/2 23:48
白夜を見たい、そのときは歌を歌ってほしい初谷むい416/12/2 20:28
光る惑星プロジェクトさわ田マヨネ1116/12/2 20:16
ひとり深水遊脚3*16/12/2 20:04
空いっぱいの星を巡って[group]未有花8*16/12/1 9:44
しかめ面でライフスタイル深水遊脚2*16/11/29 8:12
インターネット夏川ゆう016/11/29 5:40
minomi216/11/28 5:58
時計の針に塗った毒薬深水遊脚1*16/11/27 19:57
ふたり小林螢太3*16/11/23 20:31

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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