小太りまさおくんは
あまりにも炭水化物をとりすぎて
人の何倍も食わなければならず
ガリガリまさしくんは
米が嫌いで野菜ばかり食べてます
お兄さん、けつでかいよ
近頃の公園には誰 ....
不確かさというおやつに
見たこともない春の風をまちわびる
そこにある謎のままな姿
映像は軽々しくページをめくり
静けさの化物の胃の中へ消えてゆく
手と手の中の憎しみ 手の中の希望
それらに ....
まあ分かったれすよ
あなたはデパス中毒ですからね
ぶっ倒れて救急車で運ばれて
閉鎖に入って
気味の悪い他の患者を見て
自分はこんな奴らとは違うと
ブチギレて
そんでまた娑婆にでればデパス ....
ルーペをこらせば針は意外とでこぼこしている
ざらつく空洞を液で充たした
ニミリ
十ミリ
百ミリ もっと 震わせながら伸ばす
ずる休み
保健室の時計はゆっくり回る ....
天才は
神が授けた分野で
抜きん出で生きている
ただし神業であって
与えられた負い目と
闘うことになるので辛い
秀才は
自分が望んだ分野を
諦めないで生きている
ただし離れ業であ ....
迫りくる渦がどんな景色を見せてくれる
罰当たりなんですが
待ち望んでいる自分がいる
なにも起こらない日常に流されてる
心臓がドタバタするぐらいの事象が起る
....
連綿と続くこの世界は
あきらめとゆううつと
ほんの少しの
きらめきで出来ている
叔父が亡くなってお通夜にいく
車で2時間
物静かな人だった
叔母は少し疲れて見えた
叔母は活発で ....
何もない風の中を
垂線
あなたから真下へ
昼間の備蓄倉庫
その物陰で
生まれては
消えていく
雲の断片
写真の中
あなたは記念になるものなど
何も欲しがらない
いつも
....
○「爪」
爪は
年を取っても
病気になっても
のびてくる
まだまだ生きろとばかりに
○「無理」
年寄りに無理は禁物である
○「終活」
人として大事なことから
目をそらさない ....
{引用=
たとえば そらにわたしが浮かんでいたら
きみは おもしろがって みていてくれるかな
つまらない事が続いて 吊り革から手を離して
ホームに降りるときに
いまいる現実 と毎日 のこ ....
シャリシャリと雪の降る、とてもカラフルで甘い、果実のシロップのかけられた、とてもささやかな氷河期をとても暑い夏の日に食べる。
幸せな私
なのに
これ以上
何を望む
分からんいのち
・
だからって
自殺はするな
この体を
大事にしろよ
とこの魂という命が言う
・
ありがたい
こう思える ....
手探りで生きてきた
成功も失敗も泥の路
独り歩いてきた
燃え盛る胸をかき抱き
希望という彼方の峰を目指す
蹴られたこども
ふたりはどろまみれ
ひとりは白濁して
もうひとりは赤黒い
手をつないで
どこまでも走る
着ろ、差し出せ、選べ、脱げ
森では本が喋ってる
文字から孵った蝿たちが
鼓 ....
ラジオから砂の歌が漏れ
路地裏で雨が踊る
憎しみを手放して、
ねェ、きみの手を取っていい?
天使が雲を掴み
落ちた羽が
星の音を吸い込む
祈りの火、逆流する砂時計
枯れた木の根 ....
無知蒙昧で無邪気なまま
見えない檻に心を閉じ込められ
抗うことを知らず
運命に運ばれている
やがて魂を抜かれてしまうだろう
自分の居場所に気づいた者の泣き声が
地下道に響き渡っても
....
人 、朔望月の巡りのなか
人生という謎を前にし
内なる祭壇を設け蝋燭を立て
点火した炎、その仄かな光の揺らぎに
無限へ昇りゆく真白い螺旋の階段を観る
よろこびのために
生きるけれど
生きる意味を
なおも探し続ける
私のいのち
・
足るを知れ
と時々
自分に言い聞かせる
欲は尽きないが
今幸せな私
・
縁があっ ....
夏が終わるからと
肩からクラシックギターを提げて
ハイキングコースを登ってたら
足を滑らした
背中でギターが弾けて
俺は空を飛んでいく
作らなんだら階段らあらへんねん
空には ....
○「教訓」
*後味の悪いことはやらない
*すっきりしないことはやらない
*自分の立ち位置を明確に知るということ
*自分のやった過ちから目をそむけない
○「独り言」
独り言は自分のために ....
午前1時起床
アイス珈琲を2杯飲み煙草をくゆらせ
寝不足から漸く覚醒する
午前2時出発
車は殆ど無く快適なドライブ
午前4時渓に到着
コンビニで買った微糖の珈琲を飲みながら
夜明けを待ち ....
あの頃ぼくは口径20㎝の反射望遠鏡が欲しかった
土星・木星・プレアデス・アンドロメダ… etc
銀河鉄道に憧れて
遠い 遠い{ルビ宇宙=そら}を観たかった
当時はバイトをしても貧しくて
とて ....
大勢があやうくかたまり
習慣がかれこれ砕けた
散大した瞳の階層で夕の切っ先に
それぞれ立ち 馬のように挽かれた
あなたはふと骨牌は懐にて
まるみのある弧を失えると知った
噴水のとびこし ....
藍色の悲観主義が窓枠と一緒に錆びてる、デカダンスは周回遅れだ、何かを突き詰めて探そうとすると必ず時代遅れだと揶揄される、連中はどんどん頭を使わなくなっているのさ、初見で判断出来るものだけで現代社会 ....
色づいた
赤とんぼ
鮮やかな
命
命が首をかしげる
小学1年の頃だった
学校帰りの途中
特別な場所が幾つかあった
大きな桜の根元の穴
上水に架けられた橋のたもとの石柱
踏切の横に立つ慰霊碑
ぼくはそこに綺麗な石を一粒ずつ置いた
意味もなく ....
今日もおばあちゃんと折り紙で鶴を折る
最初に三角に折るところから
おばあちゃんは折り方を忘れてつまづいてしまう
だからまた折り方を教える
だめだねえ
弱々しく笑うおばあちゃん
毎日 ....
いま、短歌投稿して想ったんだけど
なんか、私、そろそろ短歌、
寡占しそうな勢い。
ホント、な〜んにも考えずに書けるから
いくらでも書けるんだよね。
それが許される投稿 ....
詩もそうだ。
ただだからこそ価値あるものを
絵画でさえ価値が認められたなら
何億もの値がつくというのに
詩にはそれがない
職業詩人になど超幸運な星のもとに生まれた人にしかなれない。
パインサラダにするレタスをちぎり
水に反射した光をそっとボウルに散らせる
どうということもない休日の終わり
新しいドレッシングの蓋を開けた
レモンピールが見えなくなるまで刻み
胡椒とクル ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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