辺り一面
 風 逆巻いて
 身体の浮き上がりそう

 其処に 貴方が居るから
 無条件でしがみ付く

 「あ、今度はジャンボ機や!」
 黒壇の様な空に灯る
 右翼端の緑
 左翼端 ....
暗く 深く 月明り 差す

夢の底から 水面を 見た

息を潜めた 笑い声がする

あんなにも 熱かった 光

小さな手に 握らせた 花

緩慢に 痩せ 衰える 土

ゆっくり ....
雪国の
冬の
晴れ間は
神さんからの
プレゼント
今年もあと10日
今年もあと9日
今年もあと8日というふうに
一日一日がどんどん過ぎていく
なんのために生きているんだろう?
答えは見つからず
時だけが容赦なく過ぎていく
長生きは
お ....
いなくなった私の
空白に
星が
ひとつ
生まれる



何はともあれ
ありがとうさまと
みんなを
思う
ひとつの宇宙で
その手についた砂が
立小便したペニスにはりつく
まなざしは少し不安げで
夜の川の冷酷さに溶ける
パンダを見た先週の
頭のふけがサラサラと落ちる
まるで小穢い悪魔の様だ
弱い酒がくるりと廻 ....
何故… 何故…
君は其処にいるの?
遠くて
遠くて

いまはまだ届かない

水上飛行機のプロペラを回していけば
すぐなのに

いまは鍵を持っていない

予感が{ルビ奔=はし}る ....
あなたは
私を大切にする
他の何もかもと同じように
愛そうとする

ありとあらゆる
劣情で口汚く罵られる
他の誰かと
違うことを選ぶ

私はあなたの選択を
ただ親の代から受け継い ....
いつか小指ほどの白蛇を飼っていた、カゲロウが
とぐろを巻いたもの 口吻を繰り返し、もうずいぶん
月燈の楽団から{ルビ暈=カサ}なり、さぞや張り詰める
うつくしいよにあれば、これはぬくもりと崩れて ....
人すら商品化され
売り払われ使い廻され
儲け価値として最早認められなければ 
アッサリ切り捨てられる
資本主義社会の本音本質


純白とターコイズブルー
混ぜ合わせ
アナタの顔は言っ ....
誰一人訪れること無い
純白の空間に在り
貴女の顔に触れる
波打つ魂の偽装
魔と魔の間で均衡保ち
神の触手が伸びるを感じ
貴女の柔らかな微笑み
軽く重く手触りに受け止める

切迫する死 ....
そのなだらかな 坂 の
おりても のぼっても やがて
おんぎゃあ って 聞こえる の 
 
 
 
誰もの昼を飲み込んで溶かして 初めて
夜というものになったのだということを
寝顔の君 ....
波の律動繁く寄せては引き
浜辺 灰白の遥か広がり

生命と物質の対面、
最初の場所にて

後光帯びる弧空、
貫く漆黒の直線、

やがて到来する
深い夜闇に
点る明澄な灯り

 ....
曲がり切れないカーブは
初恋の人の背中に似ていた

触れたくても逃げていく
それは風のように柔らかく
ほんのちょっとの憧れを
焦がしてしまった
胸の中に太陽がいる

私の瞳だけは
 ....
ボーカルのテンコは機嫌が悪い。
向かい合わせの椅子に座った彼女はだんまりを決め込み、ウミネコみたいな目つきでひたすらもつ鍋を食っている。
今日のライブで声の調子が今ひとつだったこととか
取材にや ....
鯛       花は桜いろ
サワラ     甘やかなピアノのメロディーは
赤貝      血潮の香りが胸を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を眺め噛みしめる
え ....
水脈を断たれて土地が干上がって行く
わたしの生涯は幻を耕やすことに費やされた
この胸にいつも寄り添っていた処女地は
人類共通の淫売婦にすぎなかった
精を貢ぎ続けたわたしも
彼女の周囲を飾る白 ....
○「ふつう」
血圧ふつう
天気ふつう
女房ふつう
ふつうが一番!
これ好日なり
散歩しながら思う

○「派閥の解消」
これからは
「無派閥」派に入ります

○「鳥獣保護」
近 ....
 四国に続く山脈に
 雪が積り
 社の石段に降る雨に
 心を洗った後

 醜く見える貴方の顔

 その薄い唇に
 私の唇触れた事が嫌悪を誘ったとしても
 私の責任ではない

 何 ....
よく似た物が幾多のブランドで存在する
よく似た顔が幾多のアイドルで存在する

委託者がデザインして受託者へ指示し
技術と品質維持の指導も行い
僕らを納得させる

よく似たプライドが幾多の ....
わ~い
自動ドアだぁ
裏で奴隷が
歯車を回す
人力で

わ~い
デジタルだぁ
裏で社畜が
データを入力
手作業で

この街がネオンで彩られるころ
あの街の空には爆弾が降り
 ....
1.憎しみ

北風だ
なつかしい火事の気配だ

黒いタートルネックから青白い首筋がのぞいて
発情した外套の群れに咬まれた

くだらなくもただしい鳥獣戯画
ただし朝にはいつものコーヒー ....
                    大海を眺める男女が つつがなく
                  {ルビ史環=シワ}に さすらいまどう しゅんかん
      あなたのテンには鏡、草原に ....
古木の水底から生え伸び
水面を揺らす、
それ太く透明な音響
世界を震わせ、
この殺し合いの界の
水面を揺らす哀しみ
滲み浸るヒビキに
古木の枝のキシミ
重ね絡み合い新たな響

水中 ....
ドライブする
現時点で何も決めてない
直感に任せてみる

行かないような場所だったり
綺麗な絶景に出逢えたり

色々決めるのもいいけれど
直感に任せてみるのも
楽しいと思う

気 ....
六花
しんしんと咲き
いずれ
ありがとうの
春に解ける



※「六花」=(りっか。ろっか。)雪の異称。
 氷雨ふる
 揺らぐ湖面の深川鼠

 畔のみち樹木の間、
 銀の飾りの濡れぬれて

 あの高い枝の末端から
 最後の一葉、落ちたなら
 老婆の干からびた爪の先
 ひび割れる音がしない ....
 {ルビ盲導でも=Even if that was the blind guide}


 {ルビE蛇=Electric Snake}


 {ルビ内科=Internal Medicine ....
これは
逃げているわけではなくて

愛っていうのは

夜になったら
月が昇るようなものです

何もうまくいかない、どうしようもない時に
こぼす汚れた涙

ええ、
 ....
 だから人の書いた詩なんておもしろくない

 その人にとって大事なことは

 ぼくの大事なこととはちがうから

 ぼくはぼくの書いた詩がいちばん好きだ

 だれもいない海に流す
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜間飛行リリー2+*23/12/24 14:29
月夜の森を行く303.co...5+*23/12/24 14:11
※五行歌「神さんからの プレゼント」こしごえ3*23/12/24 10:27
老いた犬のようにホカチャン1*23/12/24 10:11
※五行歌 二首「星が ひとつ 生まれる」こしごえ4*23/12/24 4:56
夜の林moote123/12/24 1:09
夜間飛行レタス4+*23/12/24 0:37
未来303.co...3*23/12/23 23:17
あんた、だらしない口 してるあらい223/12/23 23:07
五行歌、仕事とアルバイトの差異ひだかたけし523/12/23 21:21
軽快5*23/12/23 17:40
okaeri.com 61-70AB(なかほ...623/12/23 16:21
浜辺(新訂)ひだかたけし523/12/23 16:11
真白ミナト 螢4*23/12/23 14:08
いつか星になるまでそらの珊瑚5*23/12/23 13:47
寿司【改訂】 レタス12*23/12/23 13:35
たわわな虚無ただのみきや4*23/12/23 11:58
独り言12.24ホカチャン1*23/12/23 11:21
澎湃リリー4*23/12/23 10:48
セルフOEMイオン1*23/12/23 10:38
クリスマスりゅうさん8*23/12/23 5:33
12月のカーテンコール平井容子523/12/23 0:07
げんざいちてん。あらい323/12/22 22:22
古木ひだかたけし5*23/12/22 17:25
直感夏川ゆう723/12/22 14:21
※五行歌「六花 しんしんと咲き」こしごえ4*23/12/22 13:46
湖道リリー4*23/12/22 12:21
Mode墨晶023/12/22 10:03
エス303.co...323/12/22 7:22
ぼくはだれも好きにならないおやすみ123/12/22 0:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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