私はミノムシかな

透明の糸にぐるぐると巻かれて

一本の糸でぶら下がってる

手も足も動かせず

ただ、風にまかせて、

右に、左に

前に、後ろに

揺れてるだけ
 ....
時々自分に言うんだ
もっと気楽に生きろ
これも運命だ と

そう、立場を変えればある意味
自然なんだ
自然とは因果的必然の世界ということ
いろんな存在一つ一つに
一つ一つの自然があって ....
かたい窓の桟に生えていた
新芽がやわく唸っている
幸福の一つも知らない
夕日の一端を浴びている

美しいものは無礼にも
わたしの瞳に棲みついた
それが滴って根をたぎらせて
舌を痺らせて ....
いったいどれくらいあたしを見失えばいい?
いったいどれくらい許せばいい?

あたしは自分を受け入れられない
でもそんなの嫌だ

今ではなく
過去のあたしを
護りたくて
今生きている
 ....
朝に外に臨めば
草木達の揺れ
ゆらゆらら
歩き進む足
ずんずんずん
吹き抜ける涼風
さやさやや
囀る鳥の声
ぴゅるぴゅるぴぃ

薄っすら陽が射すなか落ち葉が舞い始め
あれほど豊潤 ....
○「落毛」
ワイフがいう
毛があちこちに落ちている
トイレ 洗面所 浴室
黒毛はあたしで
白毛はあなた!
という
そこで一句
「上の毛も下の毛も
黒白入り交じりて
落ちゆく秋となり ....
少女はずっと灰色のくもり空を見上げていた。そのちょっとした公園に設置された、幼児用すべり台の踊り場に腰かけながら、その手にはてるてる坊主の白い胴体を握り締めて。その羽織った白いカーディガンとすこしなが .... 小さな僕は僕だけの為に祈ります
「皆が僕の名前を忘れますように…」

小さな僕は他人の不幸の為に祈ります
「乱立する同じ名前のビルが壊れますように…」

人間はそんなに簡単に変わらないもの ....
星の降る夜に
言の葉を拾う
空気中に取り零してしまった
ちいさなことばを
淡く光っているもの
冷たく重く沈むもの
繊細なレース編みのもの
闇に同化しているもの
そして金平糖みたいな恋ご ....
避けるべくも無く襲い来る
大嵐のうねり大海の高波
胸奥の十字架高く鋭く
血飛沫散らし魂の宙空へ
持ち上げられ解き放たれ
大破する小舟跡形もなく
赤々と染まる異様な大空に
幾筋も亀裂入れ次 ....
世の中なんて意味ないくそくらえだよ、
ね、ミイちゃん



赤信号では止まるよね

この街の夜明けに吹く風はやさしく
コロコロコロコロ空き缶を転がす

ゆうべのカレーは美味 ....
まるで夏のよう

この休日は気温も湿度も高い

今日の装いは真夏に着ていたワンピース

エプロン付けて台所に向かう

今夜は唐揚げ

衣をつけた鶏肉を油に入れていく

シュ ....
幸せは此処には無い。
何時も過去と未来に点在するだけ。

傍らにあるのは空き缶、吸殻、コンドーム。
それと誰かの笑い声。
今日こそ、白か黒か決着をつけようぜ!

おっ!そう!こなくちゃ!

ハイ!ハイ!ハイ!

僕は仲介しましょう!

君は誰だ!

ハイ!僕は灰色のグレイさ!

そんなの!もっ ....
貴方のたなごころに転がったラピスラズリ
移り気な宝石の名前をした恋心

さよなら

まぐろの刺身に醤油をかけながら
ひとりで見つめるNHKニュース

さよなら

どうしてそんな身体 ....
朝方少し仕事をし、あとは何もせずに過ごした
背徳感が骨や肉に浸透していたけれど
床から出ることはなかった
何もしないことにした一日は重金属となって
言葉も発せず、でも聞き耳を立てている
でも ....
詩の葬式から

生きるとは何か
詩の葬式からの
帰り道に

ウインドウに
映つる自分の姿、

セピア色の
246青山通り

振り返ってみる
いろいろな人

ほとんどは
 ....
自分に言う
もっと
気楽に
生きろ
これも運命





 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
 ※ 五行歌には、本来、タイトルは付けません。
   しかし、ここでは ....
野路をとおりぬける
あかや、きいろ
の、光にあやかって
秋になる

やわらかな処から
いたみ
所作のたしかさに
むくの
下地の剥げた椅子が
ころがる

部屋いっぱいに
 ....
終わりかもしれない
目を閉じる
暗闇に答えはない
重力がかかる
地面が私のために走る
青白い空気が降りて
私を包む

流星みたいに
あっという間に
消える

輝いた刹那
走馬 ....
静謐に名前があるなら
誰にでも発音しやすい短いフレーズで

やわらかく閉じた個室
それぞれに振られる仮名

aからcを辿ってeへ
きみは誰のための単音を拾うの


揺れる、揺れ ....
私を私たらしめているものは
不運なことに病気である

普通の学校に行き
普通の人と結婚し
普通の職場で働いて
普通の墓に入る

私を私たらしめているものは
不運なことに病気である
 ....
牙を剥いた猫のように
腹を見せた猫のように
状態にしか喜びを見出せないなら
私達はきっといつまでも
楽園には辿り着けない

君に映った私の中にしか見えない
私に映った君にも見ようがない
 ....
どおした 何がそんなに怖い
どおした そんな顔してちゃ

欲しい今日があくびをしながら
お前さぁって 説教始めちまう

リミテッド 感じれるだけの
リミテッド 勇気を集めてみる
 ....
*やさしさは強さである
見かけのやさしさにだまされてはいけない

*ワイフがまた
鍋をこがした!
弱火にしていたから
だいじょうぶだと思ったという
弱火だから
油断してこがすんだよと返 ....
ゆうたりと揺れている
バスタブの湯のなかに
ひとつの固形物を
ポチャンッ!
と入れる

おそらく
手首を切った腕を
湯のなかに入れると
こんな風に儚い美しさを
紡ぎだしてく ....
アマポーラの咲く丘で
あなたを待ってる
ことばで首飾りを編みながら
私はここで
そよ風に吹かれて
花のように
嫋やかに揺れているから
疲れたときは
いつでも帰ってきて

アマポーラ ....
身勝手が
肩で風切って歩いている

ひとりで生きてゆけるみたいな
鉄面皮のツラぶらさげて

だれもこころを開いたりしないから
だれにもこころを開いたりしないんだ
なんて
温も ....
鈍角の麻痺を潜り抜け
鋭角の鋭さに息を喘がせる
約束の指輪に秘密を閉じ込めよう
夜明けの蒼を見つめていると
円環に曲がりくねり
やがては結ばれることを
信じてみたくなる
新しく生まれ出ず ....
Fake!
Face!
Fire!
Liar!
Bone!
Horn!
Rope!
Hope!
No happiness!!

Bound in knots of trauma a ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
糸の絡まり多賀良ヒカル025/10/14 17:25
これも運命だっだっだっ! ※(曲付き)こしごえ025/10/14 17:14
苗床みぎめ ひだ...325/10/14 12:59
あたしに325/10/14 12:32
結ばれる想いひだかたけし425/10/14 10:27
独り言10.14zenyam...6*25/10/14 5:27
待ってるガール本田憲嵩825/10/14 2:16
小さな僕の祈り泡沫の僕2*25/10/14 0:15
星降る夜にりつ5*25/10/13 22:42
小舟/the end of the story ひだかたけし525/10/13 20:23
ゆめなかにて秋葉竹225/10/13 19:37
夏の出戻り花野誉10*25/10/13 19:36
そして誰かの笑い声泡沫の僕3+25/10/13 18:29
ハイ!白くん!黒くん多賀良ヒカル125/10/13 17:24
ラピスラズリguest525/10/13 17:15
わずかにのぞく夕刻の青空と静寂山人825/10/13 16:41
詩の葬式から足立らどみ525/10/13 15:08
※五行歌「気楽に 生きろ」こしごえ7*25/10/13 15:02
osmanthus tearむぎのようこ425/10/13 14:17
流星6*25/10/13 12:45
zatt-o,zatt-oねことら225/10/13 10:28
思い出guest425/10/13 10:24
Liar125/10/13 9:55
リミテッド自画自計125/10/13 8:26
独り言10.13zenyam...2*25/10/13 8:23
宇宙の海の底秋葉竹325/10/13 7:40
アマポーラの咲く丘でりつ3*25/10/13 7:17
秋葉竹125/10/13 6:47
祝祭りつ4*25/10/13 3:26
The Suicides Abandoned Me and ...奥畑 梨奈枝3*25/10/12 23:12

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