雨に濡れた道をさ迷いながら
私たちは
雨宿る場所を探さなかった
少し冷たい10月の雨は
火照ったこころを心地好く冷ましてくれた
越えてはいけない一線がある
私たちは同じ曲を小さくハ ....
もう誰も傷付かないといいのにな
と思ってる
めくらうなぎみたいな人生を送りたい
めくらうなぎしかいなくて
めくらうなぎとも交尾しない人生
めくらうなぎだけど
めくらうなぎだって知ら ....
とりで
がでかいから
鷹りました
高度でしょ
何を云う
はじめから計算さ
さて物語
こんな
88888889
それをすうどともなるかあべこうぼう
この秋に入り
深い紫の桔梗の蕾、
ふっくらぷっくら
少しずつ膨らんで
今朝に弾け咲き開き
これかい?
うん、これってば!
わたしの中の巨きな何かの
渦巻きながら頷き あゝ
わ ....
乳液なまま
化粧水なまま
生きてゆきたい
ジェニスにも負けず
アレクサンドラにも負けず
丈夫なトリートメントを持ち
ふけはなく
けして消臭を忘れず
ジョンソンのように
また
....
明日は
明日の風が吹く
と先送りしていたことが
目の前に迫って来ていることに
唖然として身動きが取れない
いつかなんて
やって来ることはなかった
俺にはビンセントの才能も
テオのような ....
ワシに学びたいだと
ならば、昨日、ココに来なさい
そもそも、ワシらには哲学なんぞ
持ち合わせてない
ネコ先生、
それではあまりにも冷たいです
そんなことを言って ....
私は、障害者だろうか。
たしかに私の人生に障害は多い。
それは、私が障害者だからなのだろうか。
障害は原因ではなく、結果だはなかったか。
私の障害は目に見えないので、
障害者かどうかは自 ....
寝転んでスマホを弄る
眠気が神経を占領する
フッと意識が落ちた瞬間
顔面にスマホが落下した
痛みと驚きでビクッとするが
またすぐに眠気に羽交い締めされる
繰り返し
繰り返す
....
ネット詩30年を語ると一番近いのはNARUTOなのかな?
豊満なボディのナメクジ綱手も実際のところ居たわけだし
江戸時代後期に遡れるとても由緒正しい物語りだったわけ
ai(advocater ....
みんながみんなのなかの何かを
だいじにおもい時にそれをいとしがっている
(そんなものはちっとも無いという誰かもあわれにうつくしい)
そのことを想うと
一々
ぼくというでしゃばりは要らない気が ....
悪夢から覚めたら
すべてが夢だったとの
夢をみさせて
厳しくない街なんてない
優しくない君がいないように
わずかばかりの運命の齟齬が
なにかを大きく狂わせるんだね
....
アイロンをかけているうちに
随分と沖の方まで流されてしまった
振り返ると街の明かりが遥か遠くに見える
自分の家は海沿いにないから
さらにあの遥か向こうだ
すぐ脇には洗濯物が山積みされ ....
たった一滴舞い降りて
たった一刻
あなたを潤す露となりたい
それは結露だとひとは言うでしょう
雨粒と言うひともいるでしょう
けれどそれは
もっとも純粋な想い
幸せであれ
と祈る私の涙が ....
喜びに鈍感になっている
どんな時だって
日は昇り日は沈む
細やかな喜びを大切にできないものが
何で大きな喜びを得られるだろう
傷つくことを恐れて
こころを閉ざすな
花はきれいではないか
....
私は真理を得た
さくらんぼでしょ?
いや、世界は存在しないね
さくらんぼの根は生えてるよ?
まゆちゃんさくらんぼ良い曲よね
なあ、お前ら、桃も美味いよ
美味しいよね ....
雪深い
雪国の
冬を越して
ほんとうは
生きたいのだった
・
空カフェをしながら
今は亡きあのひとのことを
思うとね・・・・・・
私はあのひとといっしょに
生きなければなら ....
自分の醜さを知っている
家族も私を捨てようと思ったことさえない
声を上げないから分からなかった
悪夢を生んだと
スミレという名の
愛する世界
歌うことがすべてだった
誰もいない
....
{ルビ巨=おお}きな人体の
頭がこの地に
脚が 少女の碧眼のような
空にあり
遠い月から 無数の
羅針盤と目玉とが降ってくる
羅針盤の磁針も 目玉の瞳も
{ルビ出鱈目=でたらめ}な向きを ....
木漏れ日に
たそがれていたので
そんな狭間の
どこかの人間が
そよ風も
ちらつかせてくる
仕方がない
そのうすらボケたピントは
まだ綺麗にしかならないのだから
V2の365法が云うよ ....
よし書こう
システムのブロイラーは
金輪際畑作業
もうね、ここらでね
突拍子もなく幸せになれよ
なんがじゃね
そんくらい宇宙ごと抱きしめるよ
宇宙銀行? ばばばばば8376ww
....
今、此処、今、此処と
音も立てずに通り過ぎていく
君はどこにいるの?
僕はどこにもいない
隠れてないで、出てきてよ
別に隠れてなよ
僕はいないんだもの
だ ....
道に迷わない
迷わない街だという
東西南北にちゃんとわかる山があり
それを目印にすれば行きたいところへ
行けるという
ちょっと
ホントかなとか想ってしまうが
それはこ ....
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う
丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた
君の名前を
呼ばなかったの ....
雨が降る
季節の隙間に
ぼくの代わりに
泣いている
君に届かないのは
違う景色見ているから
雨が降る
ぽっかり空いた心に
ぼくの代わりに
泣いている
始まらなければ
....
誰かが落とす事実は僕を歪めていく
ダイレクトに目撃したものですら
ゆがんで感じてしまうことがある
自分の感情ですら疑いながら足跡を決めていく
僕の前提は経験なのか歴史なのか
手がかりは ....
親友との深い絆の
突然一方的に切断され
追放されて初春の雪国
ふらふらいつしか
大雪原に彷徨い出て
ふと唖然 立ち尽くす
己に押し寄せ来る
遥か聳え立つ雪峰の
荘厳にして安らかな頂 ....
夜のベランダ
洗濯物を干していたら
一匹のコオロギが鳴き出した
リリリ リリリ
耳澄まし聞き惚れる
まるで私を誘うよう
少し移動するたびに鳴く
─暗闇で見間違えね
─私は若 ....
タコ助八さん
10なのにタコ助八さん
中途半端な秋を表わす
深緋のホンアマリリス
秋を堪能したのならば
すぐに冬山に備えよう
あまり食べ物や飲み物を
美味しくないと想わない
いわゆる馬鹿舌かもしれない
でもほんとうに美味しいものは
みんなと共感できるので
頭は馬鹿でも
舌は馬鹿じゃないかもしれない
わか ....
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