暗闇だけの頃、触れ合い擦れる感触、肌に伝わる振動、煮詰められた咆哮、手探りした香り、譫言の熱、が、頼りだった。予めでは無い空間。空間を含めた全て、妖精の尻尾を掴むのと一緒。持ち寄った種は無駄を嫌う。存 .... この世はすべて抒情詩。人々が右だの左だのそれぞれ
の勝手な席に座っている間、俺は翼のない旅をつづけ
ている。翼がないということは飛べないということで
あるが、右でも左でもどちらか片翼だけでも飛べ ....
抒情詩



それから、
世界のあらゆる片隅で
悲しみや喜びがあって
それらの感情は 爆発することなく
それぞれの内でただ秘められてあって

それから、
あらゆる自然の営みと
 ....
バカと言われりゃ怒るでしょう
怒れば右翼のできあがり

ヤバいぜ、おぃ
謝った方がいいぜ

ありがとうとごめんなさいが
言えない人は
ダメなんじゃなかったのか?

首相が殊勝な顔を ....
声が聞こえる
様々な人の声が
意味を伝え
感情を伝える
冬の空気の中を
震えて伝わっていく

愛したい
愛したい
みんなを愛したい
みんなそう思っている

震えはやがてどこかを ....
風の調べが
あのひとの声で伝えてきた
「いいも悪いも
これも運命
運命であるから自由だと
天は言っている そうして
善く生きたい私」
なんども繰り返される言葉
大事なことは
なんども ....
地球観測は地上から行える
月と星の下で地球を見下ろし
地球のヌードを通り越して
植物の種類
光合成の程度
土の種類まで判別して分析する

ドローンで配達が当たり前
今日も通行人を避けて ....
空気になりたいと思ったのはハリネズミみたいな人を見た時
油になりたいと思ったのは消えかけた火みたいな人を見た時
星になりたいと思ったのは下を向いて咲く花みたいな人を見た時
家になりたいと思ったの ....
生きる上澄み掬い取り
深く深く沈む汚濁を
遥か眼下に見入れば

凍結の斜面滑落し
呑み込まれる
不断の恐怖
隣り合わせの
生きる歓び

赤から紫
紫から青に
青褪め
開かれた ....
塩辛い日々は解れ
柔らかく毛羽立って傷をかくした
あれから 百年も二百年も経った
ベランダの洗濯物はとっくに乾いて

わたしたちはたいへん愚かだったのだ
惜しみなく愛せば 事は収ま ....
○「幸せ」
幸せは
一つではない
幸せは
人の数だけある
幸せは
比べられない
アマゾンの奥地に住む裸族にも
幸せはある

○「コンピューター戦争」
これからは
コンピューター ....
冷蔵庫を開けると
昨晩食べ残した惣菜の奥に
上へと向かう
エスカレーターがあった
乗ってみようとしたけれど
暗くて上の方は見えないし
何よりこの年で冷蔵庫に入るのは
なかなかにき ....
東京はぼくの
第二のふるさと
ビルやネオンがわが山で
流れる車がわが川で
電信柱の林のなかの
小さな小さなアパートの
小さな小さな台所
ナベを振ってもお尻が
ごっつん
皿を洗えばしぶ ....
すこしだけ何かを言いたいのなら。

さようなら

繰り広げられる白い雪の
すべてをさらけ出した清いあきらめが
くるおしく皮膚にしみこんでゆく

季節の記憶が旅立って
たどり着くこと ....
もうここには冬はない
もうここには冬はない
もうここにはふゆはないお
もうjこじょにはふゆはない
もうここのはふゆはない
もうこkじょにはゆゆはぬあい
もういここいにはふゆじゃないお
 ....
後悔なんて
ある訳ないと
嘘でもいいから
云い放ちたい

夕日の色が
街を侵して
ただ音も無く
夜になっても

僕らは酷い
世界に産まれて
僕らは奇跡の
出逢いを果た ....
空の箱を覗いて
何もないと言った人がいた

空の箱を覗いて
何を入れようと言った人がいた

物であふれた箱を覗いて
何も入らないと言った人がいた

物であふれた箱を覗いて
何を使お ....
春に
君の耳に向かって
話している
僕が
君の薄い耳に向かって

距離は
過ぎていく時間に
連れ添うように
だんだん
足りなくなっていく
僕らの
内側からも
外側からも

 ....
今夜も その笑顔に癒されている
カウンターで
コースターを弄りながら話す

目の前のグラスは
緑の照明にぼやけて滲んでいる

近すぎる席に感じるのは
貴方が大柄だからでしょうか
 ....
クリスチャンの
知り合いが
最近ヨガを初めて
しかもかなりの入れ込みようで
海外まで修業の旅に
出ているというので
これでヘッドギアを着けて
必死の形相で
空中浮遊し始めたら
大変な ....
無色透明な空よ

ふと、見上げると

空の色が無色透明に

明るく、眩しい輝きの銀の色

空への想いは

果てしなく、広く、高く、大きく

こころの旅を続ける
それは、
行くあてもなくて
目指す場所もなくて
ただ そこにあって
漂っているだけで

それは、
目的もなくて
誰にあてるというのでもなく
ただ そこにあって
揺れているだけで
 ....
(生きている)

前にしか進めない
立ち止まっている時も
一方通行の時間に乗って
細胞を殺しながら
生きている

乗り越えれば乗り越えるほど
壁は大きくなってゆく
問題も難しくなっ ....
空に漂い、海に溶け、風に流され、火に燃やされて散
乱し、この世のすべてにあまねく広がるもの、石の頑
なさで記憶され、水とともに流れて人の喉を潤し、女
の滑らかな肌のようにつややかで、光とともに輝 ....
人はとまどうのに
季節にとまどいはなく
電線の上の二羽の小鳥にも
とまどいはなく
おひさまにむかって
しみじみとふくらんでいる

楓の木は赤く燃え
天国に届きそうで届かない
よく晴れ ....
○「終活」
心おだやかに
つつましく生きていこう
感謝の心を忘れずに
ワイフの小言やぼけも
笑って許そう
僕も最期は
山の紅葉のように美しく散っていこう
そしてお葬式には
たくさんの ....
宇宙はすべらかに濡れていた
青色の 薄羽のささらぎのような
おぞましくも おおらかな大河の
地の底からふるえてくる鼓動のような
無数の幾何学に彩られているのだから
止まり続ける道理などないの ....
憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと思い切ることが難しくてもそれでも

夜空にオリオン座が必ず見えてそれが不思議ではなっかたそんな頃
恐れはなかった ....
どくんどくん
どくどくどくん
ぁああぁああ
およいでいるわ

落ち葉舞い始める
晴れ晴れ朝の未だ手前
妙に明るむ意識の視界
泣き声絶えぬ懐かしさ

ぁああぁああ
ときのなみまに
 ....
冬が
にじみはじめ、
すべての あらゆるものを
灰色に染めあげる、

陶器の カップをおく音に
ためらい
振り返る

キッチンのテーブルに妹がいた
久しぶりに見る姿
うつむい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
それは素粒子よりも細やかそれはあやとりそれは贈り物第二幕武下愛025/11/18 16:54
抒情詩 Ⅴ岡部淳太郎025/11/18 16:38
抒情詩 VI025/11/18 16:36
考えなしさんりゅうさん1*25/11/18 16:13
様々な人の声杉原詠二(黒...0+*25/11/18 15:56
風の道 ※(音楽付き)こしごえ1*25/11/18 14:56
数年後125/11/18 12:45
そっと(五行歌)武下愛3*25/11/18 12:32
さゔぁいゔぁるひだかたけし225/11/18 9:44
あれからはるな225/11/18 9:36
独り言11.18zenyam...1*25/11/18 7:49
相談たもつ225/11/18 6:46
東京組曲室町 礼2+*25/11/18 6:41
粉雪山人6*25/11/18 4:13
もうここには冬はない竜門勇気2*25/11/18 1:04
なにがあっても幸せだって秋葉竹025/11/18 0:58
馬後の竹の子125/11/17 23:51
浄化佐名田纓125/11/17 23:36
ひととき花野誉4*25/11/17 22:09
修業するぞ花形新次025/11/17 19:43
無色透明な空よ多賀良ヒカル325/11/17 16:55
抒情詩 Ⅳ岡部淳太郎525/11/17 15:14
生きている625/11/17 12:39
抒情詩 Ⅲ岡部淳太郎425/11/17 11:50
やがて訪れる冬のそらの珊瑚9*25/11/17 11:26
独り言11.17zenyam...3*25/11/17 6:31
ブルー・アトラスみぎめ ひだ...4*25/11/16 22:19
モノドラマ  蒼風薫エヴァル-ジ...325/11/16 21:34
いつくいきものひだかたけし625/11/16 19:47
Alice月乃 猫10*25/11/16 19:14

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