いずこより、辿りつき

ひとは、来て、
ひとは、生き、
ひとは、果て、
ひとは、ゆき、
ひとは、死ぬ、

ひとは、笑い、
いずこかへ、消えてゆく

それが消えそうだけど
 ....
笑うこと
できないほどのどしゃ降りに
濡れて歩いた諦めの夜



ケラケラと
大笑いしてスキップし
街で踊るあの子をみていた



ぼんやりと
走るその子を目で追った
 ....
私の頭は終わりのないルービックキューブ
ピタッとハマる瞬間を探している

朝起きて、服を着てピタッ
顔洗い、飯食ってピタッ
話して、落ち着いてピタッ

腑に落ちて、納得し続けることで、落 ....
綱引きのような手応えで
引き寄せられない未来

右手で探った未来も
左手でつないだ夢も
手触りは変わらない気がして

無人の車列が車庫に入っていくように
静かに夢の奥へと入っていきたい ....
小夜ふけて
くちづさむ淡いメロディ
もう会うことのないひとを想っている
最初から知っている気がした懐かしさ
一挙手一投足
しみじみと愛おしい
遠いお星さまになってしまったひと
覚えている ....
大体パンダだけ
特別扱いするのは
ルッキズムじゃねえのか
え、ポリコレ野郎どもよ!
白黒がそんなに良いなら
小津の東京物語でも見て
原節子に魅了されてろ!
或いは
白人と黒人が絡むポル ....
あなたに
一言言えば
これはもう
単に不謹慎で
人間は失格もので
無様な
当たり障りのない
小心者で
愛はどうにも少なく
だからと
随分恵まれてもいて
疲れ知らずに努力をし続けて ....
若さにさよならしたら
そのあと
どうしたらいい?

そんなこと

思ったら

どうすればいい?



書いて

ウルマン

出てきた


けれど



 ....
起こることの
起こるべくして起き

この地この営みに
時代の去来もたらし

冬に凍える墓石こつこつと埋め
透きとほる哀しみ残響最中にも

内なる宇宙の想い不断に在らしめて

私の ....
在る春の日のこと


泉から女の人が姿を表すから


嘘を答えるようにと

茶色の小鳥が教えてくれた

何も代償を求めずに



言われたとうりに
一番尊い値のそれを
 ....
II. You do not know what you are asking.


第Ⅱ章のタイトルは、MATTHEW 20.22 "You do not know what y ....
クリスマスイブは雨で
実家に向かって車を走らせていた
家にはもう誰もいない
家じまいの片づけをしに行く

ああそう言えばクリスマスだなと思い
真っ赤なお鼻のーって歌いながら運転した

 ....
友人を失くした

いつも
いいヤツだなあ
って

みんなで言ってたけど

その言葉を
過去形にはしたくなかった
例えばクリスマスに
ひとりでいることは寂しいのだろうか
クリスマスって行事を
大切にしてるならそうかもしれない
でも他の日と変わらない
ありふれた一日だ
うちにサンタが来ないことは
特別 ....
神様の絵筆からこぼれ落ちた

茜色にあやされて

泣きそうになるのを

子供らしい頬のあどけなさに

家路に背を向けたことなかった

鳥の立つ空を見上げながら

本当は自力で
 ....
サンタのふりした
あなたから受け取った腕時計
どこにやってしまったのだろう
大切にしていたはずなのに
いつの間に失くしていた

思い出が胸をノックしている
記憶の断片がチクリと刺さる
 ....
空には白い雲が浮き

水の泪を落とす

土を優しく潤し

日を浴びた

木が瑞々しい

林へと育ち

川の流れとともに

森へと広がる緑に

人びとが平和に住みだす ....
私は

花火大会の

幻の

花火の
音を

聞いて

いました




とても



綺麗だったよ
竪琴は
夜の
蒼白な
印象の前で
自分の理想的な
藁を弾いている

音は
明晰な鳩たちよりも先に濡れ
可憐な
仮設住宅の
ランプを交換した

それは寓話である

寓話とは ....
いくら賭ける?
永遠を賭ける

負けたら?
死ぬだけさ

相手は誰?
世界さ

勝つ見込みは?
半分くらい

灯を作り上げた人は
幸いなるかな
私にもその祈りを
分け与え ....
すべてはよくなったよ
それでもさ
これから遊べるさ

悲しみの中でも
喜びの中でも
すべては現実の複雑な関係

それを裏切ることはないさ
共に在って
共に生きるなら

人であっ ....
 

各フロアごとに
さまざまな物語の世界を展開する
雲を突き抜け、天を突き抜ける
高くおおきな塔がある

神さまの国さえ
はるか眼下にみおろす塔

ひとだけが、なぜ
クリス ....
○「思い上がり」
思い上がってはいけない
分に応じたことを
考え
分に応じたことを
やっていけば
心安らかなり
反省
反省

○「昭和時代」
大人たちは
「働いて働いて働いて」 ....
AIは差別的な物言いはNG
民衆のお守りはできないと思った
差別するようにできてるんだよ? 人間っていうのは
ポロポロこぼさなぁ~い!

糞をひりに来たところ
糞をひるなと言われた僕の気持 ....
パセリの
ほぼカモメのようなかたちをした穴からみえる雪原に
ぽつんと丸形郵便ポストがひとつ立っている
 次の朝
ほぼボンネットバスにみえる小さな穴が
ほぼカモメにみえる穴の横にひとつあいて
 ....
サンタさんもう帰っちゃった?
プレゼントのぬいぐるみを抱えて
娘が下りてくる

テーブルのミルクとビスケット
サンタさんお腹いっぱいだから、これはレナが食べてだって
一緒に食べよっか? ....
不和も雨にとけて
メレンゲになる
わたしたちはサンタを迎える子ら
長き夜に
鈴を鳴らしてやって来る

静かな雨のクリスマスイブ
一年ぶりの聖夜

雨も上がった
待っている間に
風 ....
外来種の魚を
池の水を抜いて
捕まえてぶち殺して
日本古来種を絶滅から守ろうという
考えと同じく
所謂移民と呼ばれる
外来生物を
全く同じように
根こそぎとっ捕まえて
元いた場所に返 ....
なんの飾り気もない侘しい食卓
無限ピーマンと目玉焼きと味噌汁
どしゃ降りの雨なので
スーパーは諦めた

♪きよしこの夜

氷川きよしさんですか
とひがんでしまう

どしゃ降りのクリ ....
華やいだ街を舌打ちしながら通り抜けた。
赤いミニスカートも白いポンポンが付いた帽子ももううんざりだ。

静寂に辿り着いても、それは安穏ではない。
僕は見つかってはいけない。

爪先で歩いて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ケ・セラ・セラ秋葉竹125/12/26 7:48
スカーレット《改》125/12/26 6:50
人生は、終わりなきルービックキューブ鏡ミラー文志225/12/26 3:56
or自画自計025/12/26 0:51
小夜曲りつ1*25/12/26 0:18
パンダなんかいらねえよ花形新次025/12/25 23:18
不謹慎弥生 陽025/12/25 22:44
mwmoうし025/12/25 22:28
クリスマスケーキと君とひだかたけし425/12/25 20:37
ことの次第         蒼風薫るエヴァル-ジ...225/12/25 18:50
Notes on The Wasteless Land.Ⅱ田中宏輔2825/12/25 17:58
トナカイガト3*25/12/25 17:49
喪失2*25/12/25 17:47
祈り1*25/12/25 17:38
屋根の下  青風エヴァル-ジ...625/12/25 17:08
薄情525/12/25 16:54
空から地へ多賀良ヒカル225/12/25 16:14
花火   モップエヴァル-ジ...425/12/25 16:06
竪琴と寓話、または水滴の状態牛坂夏輝4*25/12/25 13:27
すべての人のプライドのために杉原詠二(黒...3*25/12/25 11:30
愛ある生き方3*25/12/25 9:11
無限の恋しい世界秋葉竹325/12/25 7:57
独り言12.25zenyam...5*25/12/25 5:45
生ものりゅうさん325/12/25 5:28
ミセス・クロース(ほぼ改訂版)室町 礼3*25/12/25 4:46
メリークリスマスmizuno...425/12/25 1:40
雨の日のクリスマスイブ杉原詠二(黒...2*25/12/24 23:22
生態系を維持するために花形新次125/12/24 22:51
ひとりもんのクリスマスりつ5*25/12/24 22:21
プレゼント泡沫の僕225/12/24 22:02

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