すべてのおすすめ
猫がミルクを飲んでいる。
また貰ってきた花を食べる。
わかっているねトイレに行ってよ
のどを鳴らしひざに来る

今日は日曜日
何にもすることがない。
窓を開けて富士山を見る。
雪化粧と ....
鰊が僕の腹を噛む
広い緑一色の海はその砂浜を濡らして星が流れ出す
灯台の岬に押し寄せるアザラシの群れ
低くうなりながら矢が飛んできて壁に付き立つ
それを放ったのは上空に浮かぶ龍だ
雲を呼び雨 ....
お元気ですか
秋の風がさみしい
と云っています

神様が意地悪で
才能をくれません

窓を通してそっと
幸せそうな家族を
見ています
スマートでないのにスマートフォンを持たされた

たいしてあいしてないのに結婚した

子供三人どうしよう

これが国家と言うより

人類あるいは生物学

もっと敷衍すると

鉱石 ....
 
悲しい歌が町をゆく

悲しい歌は夕暮れに

ふらふら迷子のようにゆく

ぼくはおうちで外にいる

悲しい歌に耳すます

ぼくはいつでもおうちの子

 
世界一のスナッチャーは
二三〇kgのバーベルを挙げた
もう眼球は飛び出す寸前で
ようやく視神経の束に支えられている感じ
体じゅうの筋肉は石より硬直して
針でも刺せば破裂しそうな感じ
ベルト ....
{画像=111007000549.jpg}


窓ガラスに映る大空は青く
青いパネルの上に白い雲が貼り付いていた
冷たい空気が流れ
机や椅子は緊張している
床の上には煤がざらつき
チョ ....
クリスタルで覆われた街
音も無く忍び寄る爆撃機
頬をつたう血の香
逃げ惑う人の群れ

此処が何所だかとうに忘れた
何がなんだか判らない日々
手をつないでいた彼女は消え
二の腕から先が無 ....
いつも、いつも思いつくんだあの記憶
遠い日の夕べのかまど
煙の匂い
炎の色
ただの記憶じゃない
デラックスな
ゴージャスな
哀愁の
限り
通り一遍でない
複雑に絡み合った
例えば ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
おや
朝の電車に 赤いランドセルふたり
姉妹かな,
ホームに残った母親に 手を振っている

柔らかな両手が動く
声にならない 唇の動きと一緒に
よどんだ空気を切りながら
僕 ....
心に棘の刺さった時は 
真綿のように包んで 
黙って何処かへ流れゆく 
雲の旅人になろう 

あの空から地上を見れば 
大きな荷物を背負った人も 
小さい蟻に見えるだろう 

あの空 ....
番になれなかった蝶々結びがひとつ。

咽の頭が
ひとつふたつ飛び出して
あてのない渇きを訴えている。

共に立ちえない辺の先が
行方知れずになりたいと訴えかけてきた。

叶わない全体 ....
廃園なんてない
庭はいつもそこにある

木の国
虫の国
蟻の国

幾つにも幾重にもひとつに
空のもと
風の中
ひとがいなくても
いなくなっても

おかえりという言葉が
時々 ....
ひるまの電車はがらがらで
まるでちがう人生みたいな顔をする

はれていて
あかるくて
がらがらで

まるで
ちがう人生に乗り込んだみたいな

わたしが
わたしだって
だれも ....
白い 世界を 見ていた
疲れた 思いの中で
君は 走った
いつも 誰かと 一緒にいた


君はあそこまで 行くのだろう
白い 煙が 立ち上っていた
私には 何もわからない
見てい ....
緊張しているせいか

街に匂いがあることを思い出す

それは

呼吸を止める存在の

まっとうな足跡の

あるいは

絶望の

その中にある

親しみの

赤い血の ....
大きく翼を広げた烏は
雨を切り裂いて飛んでいった

困難や苦難の先に在る(オマケの)幸福を得るために違いないんだ

与えられた意欲への呼び水を無駄にはするな

そう言い残して

大き ....
  田園は
  青空の下で完結している



  黄金の海の中
  細い糸のように老いた
  一人の農夫が稲を刈っているのを
  私が妨げようとするとき



  もう ....
粘土で
象をつくったら
「可愛いきりんね」って
誉められました

たこ風味の
おかしな生きものをつくったら
「足が多いよ」って
注意を受けました

気ままに
まるをみっつ並べ ....
退屈なときだ
光る石がずっと雨に濡れている
こけおどしの証明
君のいない雨の日
しぶきを跳ね上げてもひとりぼっち
さみしいのにはもう飽きた
日干しの洗濯物の匂いが恋しい
だからここで踏ん ....
ネットオークションで
小さな駅を買った
小さな駅には
小さな電車しか停まらなかった

小さな電車には
家族がいっしょに乗ることができない
いつのまにか一人ずつ
だまって家を出ていった
 ....
のっぺらぼう
なのです
 
あるひ
かがみをみてみたら
のっぺらぼう
だったのです
 
どおりで、そとにでても、だれにもあいてにされないわけだ。と。
 
ファウンデーションで陰影を ....
風がカーテンを揺らす
私は誰かの洗濯物をたたんでいる
ふと眼を向ければ
貴方の優しい眼差しがある
私は微笑みを返す

時の音は静かで
街の音は風になり
また吹き抜けては
あなたの視線 ....
君は優しい家庭に 育ったんだな
パステルカラーの思い出を いとおしげに語る その口元
少し気の早い 白のコートの襟の上で結ばれた サクランボのような微笑み
夕暮れの向こうから忍び寄ってきた寒さに ....
 「上を向いて歩く−はてどこかで聴いたような」

風は丘を越えて吹いている
丘を覆い尽くす向日葵は
風に吹かれていくらか首を傾げ
黄色い丸顔を撫ぜる風

道の下は荒れ地
昔昔その昔
 ....
朝の風は向かい風
少し冷たい風
襟元きゅっとしめて
歩かないと飛んで行きそう
(飛びたいけど)

帰りの風は
追い風 背中を押す
薄い太陽の光さえ
満たされる心の中
(顔をあげてる ....
 夜の図書館

しじまに俯く図書館の内省では
神田川の源流もナイルであります
不心得者の高校生が夕方
不品行に忍び笑いを殺していた
地下の障害者用トイレも森閑と
そばかすだらけの司書の死 ....
部落の女を

三枚の小銭で買ひ

口づけをして

やりました


口角から漏れる

黒ひ血液

彼女は其れを

涙、と云ひました

涙を貪るために

貴様を買ふ、 ....
すべりだいを
どこまでもすべっていく

いぬのこえが
すこしずつ
とおざかっていく

かいいぬのなは
クロといった
そのなまえさえ
いまはおもいだせない

トンネル ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5369)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サンデー- ペポパン ...自由詩7*11-10-7
- 黒髪自由詩4*11-10-7
誰あてでもない手紙- あやとり自由詩3*11-10-7
スマートフォン- 梅昆布茶自由詩211-10-7
夕暮れに- mortalis自由詩511-10-7
偉業の虜- salco自由詩5*11-10-7
教室_/_昔通った中学校の木造校舎が博物館になっていた- beebee自由詩24*11-10-6
救援物資- あやとり自由詩3*11-10-6
かまどの夕べ- 黒髪自由詩2*11-10-6
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
沈黙するお喋り- 御笠川マ ...自由詩911-10-6
雲の旅人_- 服部 剛自由詩311-10-6
水を得ない海辺にて- yuugao自由詩4*11-10-6
庭にはいつも- 小池房枝自由詩811-10-6
ひるまの電車- はるな自由詩211-10-6
君はどうして- 番田 自由詩211-10-6
交差点で足を止め、空をみる- 空中分解自由詩311-10-6
窘め- 徘徊メガ ...自由詩2+11-10-5
田園- 草野春心自由詩611-10-5
粘土- 千波 一 ...自由詩8*11-10-5
雨降り- 黒髪自由詩4*11-10-5
コスモス- yo-yo自由詩10*11-10-5
のっぺらぼう- 白糸雅樹自由詩211-10-4
ある夏の日- 菜穂自由詩5*11-10-4
ある家族- さすらい ...自由詩4*11-10-4
歌にならなかった詩- ……とあ ...自由詩1011-10-4
風のふく道- 朧月自由詩211-10-4
十月の童話- salco自由詩14*11-10-4
- 雪路自由詩2*11-10-4
滑り台- 小川 葉自由詩311-10-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179