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 他人の詩をたくさん読むようになってから、まだ日は浅い。

 詩集というものも、特に自腹を切って買ったことがなく、゛現代詩フォーラム゛が、 僕にとって最初の本格的な読詩経験だと思う。ちょっと気が向 ....
そう

これが人生

空白の中で ぽつんと立ち尽くしている

前も後ろもない

あるのはただ 紙切れのように破れやすい

自分という存在

かさかさと音を立てて 私は首をめぐら ....
君は優しい家庭に 育ったんだな
パステルカラーの思い出を いとおしげに語る その口元
少し気の早い 白のコートの襟の上で結ばれた サクランボのような微笑み
夕暮れの向こうから忍び寄ってきた寒さに ....
まっしろだ

この紙は何でこんなに 真っ白なんだ
記憶の無い海のように

僕は小船から釣り糸をたらす
何か言葉が引っかかるのを 待っている


まっくろだ

この鍵穴は何でこんな ....
雨上がり
秋空高く 舞うトンビ
のどかで いいねぇ

生き急ぐ勤め人が ふと見上げて立ち止まる
゛自然界の時刻表は ずいぶんスカスカだなぁ゛と
木の枝に止まってぼんやりするのに 口実なんて ....
名前がないもの
例えば

うだるように暑い夏の日に 天井から落ちる 水滴
絞首台のロープの先で踊る 顔の隠された 身体

例えば

晩夏の路地裏で拾い上げられた セミの抜け殻
あなた ....
ある日 ふと目覚めて 当てなき旅に出る
見送る者はない 道連れは影法師

そして君に出会い 共に語り合って
癒えない傷を見た 微笑みの裏側に

はるか遠く 旅に出かけよう 心のおもむくまま ....
山人さんのさすらいのまーつんさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心のギャラリー- さすらい ...散文(批評 ...14+*11-10-29
紙人形- さすらい ...自由詩4*11-10-14
ある家族- さすらい ...自由詩4*11-10-4
まっしろ- さすらい ...自由詩8*11-10-1
トンビ- さすらい ...自由詩5*11-9-30
名前という制服- さすらい ...自由詩4*11-9-28
当てのない旅- さすらい ...自由詩4*11-9-25

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