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くるくるくるくる

魂が回転しています

中心でねずみが
ころころころころ

一生懸命転がしているので
くるくるくるくる

魂は回転しています


ねずみは
報われな ....

ずっと一緒に居たかった
指に結んだ糸が痛いと言って
いつか切りとってしまう
手錠の鍵が見つからないと言って
手首を切り落としてしまう
そんな
いつか別れの日がくるのかな
君が…
 ....
正雄さんは 今日はいらっしゃるのかしら

律儀に今朝も 同じ時間に
サクさんは 二階の詰所にやってきて
繰り返し そう 尋ねる

わたし 頭がおかしいから 心配なんです
杖の先を遊ば ....
おかあさまが わたしをころした
おとうさまは わたしをたべてる

私が悲愴にも似た決意のもと食卓に赴くようになったのは
いつからだろう。かわいそうなグレーテル。父と母と兄の
待つ戦場へ抜 ....
 
稲荷寿司でも食おうと回転寿司屋に入り腰を下ろすと
隣の客がその隣の客を食っていた
食われながらもその客は 
隣のトトロを食っていた
トトロは隣の山田くんを食い
山田くんは隣のお姉さんを ....
たくさん野次馬がいて
わあわあ騒いでいる
下りなのか登りなのかわからない坂道を
私は必死に歩いている
というか
這ってるみたいになってきた
インゲン豆が数限りなく空から降ってきて
今日は ....
左側の一番奥の銀歯には
チーズケーキ諸島、
穴の空いた石灰質な
地盤を埋めている
そこに煙草を持っていって
蜘蛛の糸製の灰皿を
忘れたくらいの絶望感
宇宙規模の退屈が
ゆったりと牙をむ ....
上ったら、下る、上っては、
下る、彼らが散らかっている、彼らの街で
折れてひざまずいた巨人が、ほろほろと朽ちてゆく


それは、もうずっと歩道橋に見えている
或いはそれは、もう ....
分類されるここでは

術をしるひと なのだという

お陰で、あの子は勝手に育って

わたしを追い越して うちゅうになってしまう

抱きしめてあげられないちっぽけな かいな のこして ....
ロボになりたい
目が光り
火を吹き
時を越えて
空を飛び
感情もない
どんなに辛くとも
人を傷つけず
自らの命を捨てられない
機械油を垂れ流す
ロボになりたい
夏のあいだ

身を粉にして働いた




何も言ってはくれないが

役に立てていた

       はずだ





もうじき





    雪 ....
平らな地面で
あなたのほうに転がって行ったら
笑われてしまう
ひらひらと
一年の想い出を
ひっさげて
木の葉は空へと
舞ってゆく

どこかの星へ
報告をしに
私が思うに
“詩”とは
心のリズムである
私がいつか生きることをやめるときもしくは
やめなければならなくなったとき
何を後悔し
誰に懺悔するのかということ

知っておくべきことは


不穏であると兄がいい
私はいつか私に楽 ....
両腕でバランスをとりながら黒鍵を渡る。ちろちろとつま先から炎、揺らめくモディリアニ。白鍵
は床上浸水していて、溶けてしたたるたびにじゅう、って、しずくの結晶なんだ。映る、壁に体と
もうひと ....
こうやって、ね
もちあげたら
そうしたら、ね
おっこちてきたんだよ
ぽた、ぽた、
って
おっこちてきたんだよ


ぼくが
うちゅう、みたいな
まっくらで
つめたいところ、
り ....
夕暮れの後の雨はどこも優しい
平静な音が響いて
空間が深まっていく、窓の外
思い返すほどに
心落ち着いていく


世界は円になっている
そんな
額面通りにはいかないらしい
言葉が繰 ....
もし明日、世界の終わりが訪れて
もし明日、あなたが僕を受け入れてくれるなら

あなたを抱くことに意味はあるのか
死に急ぐ世界へ
刹那的な衝動であなたを抱いていないと
宣言できるのか

 ....
それはもうやわらかさの
空気の眠い部屋が体積を主張し
捏造した自信がゆるりと溶解する夢の直前に
膨大に散乱するやわらかい洋服の
それはもうやわらかさの
叫べど数学的に整頓される時間で
おも ....
しなやかな群青体 溶けている 
殻を蹴って
熱い空気層の下 よく冷えた水層の中
にじむ 鮮やか 凍てついた花火

魚になりたい

そして、通過してゆく 

口から流れて えらで出てゆ ....
無数ともいえる
ボタン

ひとつずつ、かける
かけ終えたそのとき
もっと別の
なにか
きらりと光るような、に
心をうばわれて
せっかくかけ終えたそれ

一気にはずす
そんな ....
僕の猫しりませんか
行方不明です
指名手配にします
探してください
どこへいったのでしょう
わかりません
どうしていなくなったのでしょう
わかりません
僕が何かをしっていそうです
そ ....
やらしくない裸みたいな
蝶々が翅を広げて
紫色の光を頭の中で回させる
つややかな官能



ジェシカ、
君がセックスをせっくすと発音するから
僕はいつまでも取り残されている
いつま ....
そっと、暮れそうで
暮れない
一日はどうにも循環していて
頼りない電信柱
寄り掛ると揺れる、気がする
静かな平面の畑から
土の匂いがした

単調な起伏を
ごとごとと越えていく
浮き ....
君の町まであと何百年かかる?
僕は宇宙服を着込んで銀色の砂漠を
君の町まであと何百年かかる
目を閉じて考えようとする愚か者
横浜に雨がふっていて
新宿に虹がかかる
そう あのデカい蜃気楼
 ....
窓拭きの人が来たのに
誰も返事をしないから
僕が部屋に通したんだよ

窓拭きの人は窓だけ拭いたよ
窓より汚いものは拭かなかったよ

窓拭きの人が行くのに
誰も見送らないから
僕が見送 ....
何はともあれ
やっとのことでお触りバーにたどり着いた
とにかくここまでの道のりが大変だったのだ
目覚し時計にカミキリムシが巣をつくって
がちゃがちゃ長針と短針を適当に動かすものだから
 ....
玄関脇の柿の木の下
アブラゼミの抜け殻はきれいに光る
クマゼミの抜け殻もてかてか
ヒグラシの抜け殻ときたら繊細な芸術品

なのにニイニイゼミは
ニイニイゼミの抜け殻だけは
{ルビ胞衣=え ....
あなたが本当に美しいのは
意味の脈絡からはみ出すとき
風物の呪縛をたち切るときだ
わたしたちはもっと大胆になろう
わたしのささやかな所有がわたしを名づけてしまい
それと知りながらそれを明示で ....
クローバーさんの自由詩おすすめリスト(208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
回し車- たいにぃ ...自由詩2*04-12-20
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Mタイプ- 暗闇れも ...自由詩5*04-12-11
車輪人間- あとら自由詩5*04-12-10
車輪人間- RT自由詩13*04-12-10
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詩とは- 春日野佐 ...自由詩204-12-10
電波少女- 瑠音自由詩204-12-10
ぽたぽた- 石畑由紀 ...自由詩1504-11-17
ぽたぽた- 望月 ゆ ...自由詩10*04-11-13
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悲観- しゅう自由詩1*04-11-9
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カーディガン- 望月 ゆ ...自由詩4*04-11-1
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バタフライジェシカ- からふ自由詩1604-10-26
モノクローム、マインド- 霜天自由詩904-10-26
君の町まで・使い古したアナザー- 示唆ウゲ ...自由詩604-10-22
窓拭きの人- ミサイル ...自由詩1104-10-22
TOKYO- たもつ自由詩15*04-8-6
ニイニイゼミ_(百蟲譜34)- 佐々宝砂自由詩304-8-5
ひとつのマニフェスト- みつべえ自由詩1104-8-4

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