すべてのおすすめ
炬燵に
父がいないことに
やっと慣れた
十年かかった
もっと前に
いなくなった白い猫は
今でもたまに
コンビニ袋になって風に舞っている
スーパーに行って
ドッグフードの棚の横を通ると ....
時々自分に言うんだ
もっと気楽に生きろ
これも運命だ と

そう、立場を変えればある意味
自然なんだ
自然とは因果的必然の世界ということ
いろんな存在一つ一つに
一つ一つの自然があって ....
少女はずっと灰色のくもり空を見上げていた。そのちょっとした公園に設置された、幼児用すべり台の踊り場に腰かけながら、その手にはてるてる坊主の白い胴体を握り締めて。その羽織った白いカーディガンとすこしなが .... まるで夏のよう

この休日は気温も湿度も高い

今日の装いは真夏に着ていたワンピース

エプロン付けて台所に向かう

今夜は唐揚げ

衣をつけた鶏肉を油に入れていく

シュ ....
詩の葬式から

生きるとは何か
詩の葬式からの
帰り道に

ウインドウに
映つる自分の姿、

セピア色の
246青山通り

振り返ってみる
いろいろな人

ほとんどは
 ....
自分に言う
もっと
気楽に
生きろ
これも運命





 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
 ※ 五行歌には、本来、タイトルは付けません。
   しかし、ここでは ....
終わりかもしれない
目を閉じる
暗闇に答えはない
重力がかかる
地面が私のために走る
青白い空気が降りて
私を包む

流星みたいに
あっという間に
消える

輝いた刹那
走馬 ....
拝啓

瑠璃の空は、諂曲世界
晴天白雲麒麟が翔く

生贄を欲する
砂漠は、常の
戒めの地

証は、マリア
追放された 三人の女たちや
殉教者の群れも
アラブの隊商路は、錯乱 ....
さんざん探し回ったあげく
本当の自分は見つからなかった
旅立ったはいいけれど
いまだに一度も帰ったことがない

途方もなく時間を費やして
創ろうとしていたモノは何だったのか
やみくも ....
するどくなり
すぎると砕ける星の咲き
ゆわえた髪のほどけから
静かにはじまる秋の日暮れた
錆つきにまとった油膜の

ふしまつ

みちくさの愛らしい赤白の
蕾だか花だか、わから ....
三連休。三連休だ。三連休って響きがいいよね。
三連単。三連チャン。山紫水明三千世界。


息するように文章を書く。個人的なライティング。
ライティングなんてすべて
個人的なほうが害がなくて ....
今年に入って
私は私を疑うようになった
特に仕事においては常に疑っている

会計では、患者様二人ごとに金庫の中を総計算
取引先に出す伝票は、四度、五度、確かめる
それでも、まだ足りない気が ....
平日の遊園地は
あなたの名前なのに
石鹸の金魚は泡になった

トウキビのような匂い
私小説ばかり書いている友人が
家に遊びに来たことがある
余白はどうしているのか聞くと
その問 ....
夢の
蝶が飛ぶ
ひらひらと風に揺られて
悲しいことを
忘れる鱗粉を撒く

夢の蝶が飛ぶ
ふわりひわりと
懐かしいあのひとの
笑顔を思い出す
ひかりの中で
わたしたちは
踊ってる ....
山菜採りに出かけた人が
自称詩人に襲われるという事件が
多発している
自称詩人に襲われた人は
みんな両手両足を縛られた状態で
一昼夜自作の自称詩を
耳元で聴かせ続けられるため
精神がおか ....
そっと踏みいる、それへの入り口。プールサイドの縁に紺いろの靴下を濡らす。夏の制服姿の少女が夏の制服姿のまま水色のプールの中へと入ってゆく。やがて肩の上から頭のてっぺんまでをも水色の水鏡へとゆっくりと沈 .... 十五メートルほどのブナ林の中で私は休んでいた
ドカベンをかなり残し昼食を終えた
指定ごみ袋を枯葉の上に敷き腰を下ろしている
風はまだ冷たくなく、肌着の汗は乾き始めている



まだ紅葉 ....
余韻の水溶、
不規則な周期で、
ほろほろと何度も崩れかかる、
水面に映りこむ蜃気楼、
そのぼくらの抱擁と微睡みのマーブル模様、
そのきわめて曲線的な光の屈折率に、
目くるめく眩暈が比例して ....
三叉路の交差点改良が終わり
夏はまだ蒸し暑かった
誰かの投げた石が
東西に流れる二級河川の水面に
小さな波紋を描く
あっ、魚
勘違いした人が指を差して
本当だ
と、隣の人が相槌 ....
さて
最後に一つ
なすべきことは
すべてを忘れてゆくことだ

これまであった
かなしいことも苦い思いも
少しずつ手放して
そっと身軽になることだ

よろこびも楽しい思いも
もう十 ....
夜空に雲たちが浮遊していたが
いくつかのそれは白い馬だった
わたしの馬はどれだろう
目を凝らしてみても
それらは似たりよったりで
見分けがつかない
夜に生まれたものたち
東の空に出たばっ ....
がいさない限り
意味がない言葉なんか
ないんじゃないかって思う
いいねが
スルーされる仕事をしてる

その線を見たくて
稜線だの水平線だの
国境線だの
なにかのようなものが
咲くか ....
 
 昨日、駅の雑踏の中で

 君を見たよ。

 声は、

 かけなかった。

 君の隣に

 見たことのない女の子がいたから。

 気付いたんだよ。

 君と私は

 ....
 二両編成の電車は定時を守り
 JRに乗り継げる駅で吐き出される乗客
 足を踏み入れる車両には
 見知り顔の人もいる

 まばらな空席のあるロングシートで
 深く腰を預ける彼らはただ目をと ....
アイロンをかけているうちに
随分と沖の方まで流されてしまった
振り返ると街の明かりが遥か遠くに見える
自分の家は海沿いにないから
さらにあの遥か向こうだ
すぐ脇には洗濯物が山積みされ ....
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う

丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた

君の名前を
呼ばなかったの ....
タコ助八さん
 
 
10なのにタコ助八さん

中途半端な秋を表わす

深緋のホンアマリリス
秋を堪能したのならば

すぐに冬山に備えよう

 
 
淡淡(あわあわ)。たばねた頭のてっぺんに今まさにのせている、その小さな雪だるま。それをつねに片手でおさえながら、淡いくりーむ色の肩と細ながい腕を露わにして、露天風呂に浸かっている。けれどもその小さな頭 .... 握手をする
そよ風と光

受けて沈黙している
自動販売機、

ブラックコーヒー

ボタンを押す
百五十円なり
ガタガタンッ
出て来た
ブラックを
ちびりちびりとやる
 ....
僕らは歩く
九月のふちを
ほろほろと崩しながら

重い夏が過ぎたあとに
おとずれるはずだった
空虚
さえ失われて

行き場をなくした僕らの
可憐な破壊衝動が
あかるい空へ
微細 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3887)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
実家- ガト自由詩4*25-10-15
これも運命だっだっだっ!_※(曲付き)- こしごえ自由詩6+*25-10-14
待ってるガール- 本田憲嵩自由詩925-10-14
夏の出戻り- 花野誉自由詩12*25-10-13
詩の葬式から- 足立らど ...自由詩625-10-13
※五行歌「気楽に_生きろ」- こしごえ自由詩9*25-10-13
流星- 自由詩7*25-10-13
晴天白雲麒麟- 月乃 猫自由詩12*25-10-12
あなたはどうなんだろう- 夏井椋也自由詩1325-10-12
aspect- むぎのよ ...自由詩725-10-12
炭酸水みたいな揮発する感情で- ねことら自由詩325-10-11
日々、私を疑う- 花野誉自由詩20*25-10-11
余白- たもつ自由詩10*25-10-11
パピヨン- りつ自由詩7*25-10-11
自称詩人駆除- 花形新次自由詩525-10-10
ししゅん- 本田憲嵩自由詩1625-10-8
風はまだ冷たくない- 山人自由詩7*25-10-8
水精Ⅴ- 本田憲嵩自由詩1325-10-7
背中- たもつ自由詩12*25-10-7
忘れ者- やまうち ...自由詩425-10-6
わたしの白い馬- そらの珊 ...自由詩12*25-10-6
- wc自由詩825-10-6
またね。- おやすみ自由詩125-10-5
あさの電車- リリー自由詩14*25-10-5
咳払い- たもつ自由詩6*25-10-3
コスモス- 夏井椋也自由詩14*25-10-2
タコ助八さん- 足立らど ...自由詩325-10-2
淡淡(あわあわ)- 本田憲嵩自由詩12*25-10-1
私のブラック- こしごえ自由詩9*25-10-1
九月散歩- 塔野夏子自由詩7*25-10-1

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