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クリスマス・イブの夜がやってきました


あ! 
あれだけ言ったのにまだ起きてる子がいる!


そうですね 心配ですもの
サンタさんの様子を 
そっとうかがってみましょう
でも サ ....
こよりのむすびめ
ねじってつないだ
どこにもいけない
かみの おれめ

かくしたことで
かなうというもの
しんじたよるゆび
まだ いきをしている

あめに ゆきに
やぶれておちる ....
静かな水面を犯す
色あせた小船
風に運ばれ
流れ

中ほどで止まり
つっと少女が生え

東雲の空を仰ぎ
湖に
か細い背を預け
ざばん


透明なほのお飛び散り
幾多の波紋 ....
ルドルフや 具合はどうだい?
  サンタさん 私はもう長くはないでしょう
バカなことを!
  いいえ これは天命なのです
ルドルフや お前がうちに来た頃は 
まだほんの赤ん坊だったじゃないか ....
ましろい壁に伏せた顔を 
100数えて振り向くと 
そこは360°静まり返った 
今日という日の地平だった 

いつのまにか鬼になっていたぼくは 
今から探さなきゃならない 

閉ざさ ....
そんなの嘘よ と
ベッドに腰かけた少女は私の目の前で若草色のワンピースを腰まで
たくし上げ秘所を露わにする。不釣り合いな厚手のストッキングを
躊躇なく下ろしそして両大腿に咬み合わさった品質の悪そ ....
 
あなたの音を聞かせて
そこに何もないことを
確かめるように
 
あなたの空を見せて
それがどこまでも続くことを
教えるように
 
 
私に映るあなたが
限りなく、あなたに
 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
いつもなら
真横から朝日を浴びる時間に
ライトを点灯させた車が
飛抹をあげて通り過ぎていく
ふいに
まだ夢が続いているような
不安にかられる

クレーンを折り曲げた重機が
ごうごうと ....
あかん 好きに なったら
あかんのや けど
好きなんや
あかんと 思えば 思うほど

けいたいの
でんわばんごうの
並び方さえ
好きなんや

せやから 抱いているとき
辛いじかん ....
「ねぇねぇ、サンタさんはいまなにをしているの?」

「クリスマスまでなんてまてなーーい!」


あらあら こまりましたね
それじゃあ とくべつに
ちょっとだけ 
ふだんのサンタさんをの ....
ウチの新聞とってくださいよ


となかなか引き下がらない新聞の勧誘員


すると4歳の娘が


「新聞とってあげる!」


と言って


リビングにあった ....
土飼いの葉ソリが吹く
赤耳にみかづきクレヨン
地下で数えた爪のおしゃべり
ワン・ナイト

ふさに届いた指に
触らないおとぎ話という
誠実なウソから間違えた
抜け殻の中の蝉
飛んでいく ....
失恋を、しました。
4月からずっと気になっていたあのひと、
2月に結婚するらしい。

失恋を、しました。
飲み会ではいつも彼女はいないって言ってたのに
1年以上付き合ってたみたい。
 ....
妹が嫁に行くのですよ

あれは妹が3歳ぐらいのことだったか
サンタクロースがやってきたとき
母にしがみついて 泣きじゃくってた あの娘が 嫁に行くのですよ

「幸せにしてもらえよ」と言 ....
背中でみず色をうたっている
こんなにも乾いているから
詩のたましいを“ふたあつ”もつ子の
みずのうた

誰もいない広場に
けやきやいちょうが積もっている
小さなひざをミルフィーユに沈める ....
寒風に手指をかばう
待つとも待たないともいえぬ朝まだき
冷え切った空気が
空高くから透明に降りて
ちいさな公園の
遊具に残る最後のぬくもりを絶やす
ほぅ、と湿った息を吐く

 ....
海がそっとまぶたをとじる
青い響きの中
かもめは
追撃機のようにまっすぐ堕ちた

手のひらにすくう砂
ランプの芯のようにあたたかい
ぼくは見上げ
あたたかいのは君の手だと知る

浮 ....
フィチカ、雨の国。

春には雨の花が咲き
夏にはきらめく雨がふる
秋には雨も紅葉し
冬には白い雨がふる

   (誰か)が「冷たかろう」と言い
   (誰か)が「寂しかろう」と言う
 ....
あのね

そのね

きみのかたがね

すごくふるえてるのが

わかったから
わたし

あのとき
あなたがしんけんなんだってわかったからね

もういい加減なこと

してた ....
 一 踊る

螺旋状に回る時間の渦で
ときおり光り輝く瞬間
踊る鼓動が
今日を激しく興奮させる

 あなたと
 アゲハ蝶が絡み合う
 異国に旅したその日付

 落ち葉に乗った ....
地上へと繋がるエレベーターに
パステルカラーの女の子
うふふ
こんにちは
抱いている子ども
腕から飛び出しそうに笑って
照れて
くりんくりんって頭を回す
いししー
あっ 笑ったぁ
 ....
手にしたペットボトルから 
色水みたいなジュースを飲み 
{ルビ騙=だま}されたような気がした日 

長い間畑仕事をしていた 
老人ホームの{ルビ婆=ばあ}やは言った 

「昔は農薬なん ....
きみに会いに行く
本当だった
列車に飛び乗ること
それも盲目ではなくて。

灰色の雨に流され
こころの小石が転がる

舞い散った落ち葉を踏みしめる音は
きみの泣く声に似ているから ....
森のなかを流れる
チェロのように
日々が穏やかであればいい

雲母の放つ
光りのように
心地よく剥がれる断面を重ねて
生きていきたい

うまく思い出して
うまく笑う

どんなと ....
爆弾が墜ちると
デマが流れた街で
警報に追われ
バンクするカーブを走った
この街の建築は
爪先から斜めに削れていて
鋭角に尖った
笑みを浮かべている

濡れた雛鳥の翼
抱えて
ひ ....
もしもここに
うつくしい空き箱があったなら
お風呂のように入って
外を眺めよう
風の吹く
外はやさしいように見える
口笛も吹こう
あの懐かしい歌

箱の片隅には
ヒイラギが落ちてい ....
重労働でつかれた日 
夕餉の煮物に入った 
れんこんのきれはしを箸でつまむ 

「れんこん食べると(先が見える)よ」
というお婆さんの言葉を思い出すと  
3っつの穴がぼくに笑った 

 ....
Wednesday
規則正しく星が灯る
首都高では夜が始まる
助手席 たばこをふかす父親
知らない光景をあげる
教えてもらった光景たちには
かないそうにないけれど
シュマリナイ湖のキャン ....
きょうというひのできごとの 
いいとわるいを 
きめるのはやめよう 

え? ということも 
あとで よかった になる 
はからいのふしぎをおもいたい 

わたしのひとみに 
うつる ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「ねぇねぇ、サンタさん。」完結- 自由詩2*07-12-23
おりて- 砂木自由詩8*07-12-23
湖にロボット- ふるる自由詩9+*07-12-21
「ねぇねぇ、サンタさん。」_第二部- 自由詩1*07-12-20
かくれんぼ_- 服部 剛自由詩6*07-12-20
生還者たち(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩707-12-16
あなたという、- 山中 烏� ...自由詩507-12-16
愛すること- わら自由詩17+*07-12-14
雨の街、雪の橋- 佐野権太自由詩15*07-12-13
連会い- tonpekep自由詩8*07-12-13
「ねぇねぇ、サンタさん。」- 自由詩2*07-12-11
押し売り対策- むむ自由詩4+07-12-9
赤いみみたぶ- 砂木自由詩4*07-12-9
失恋を、しました。- はるこ自由詩5*07-12-9
妹が嫁に行くのですよ- 北大路京 ...自由詩21*07-12-8
みずのうた- たちばな ...自由詩8*07-12-7
東京- 久遠薫子自由詩26*07-12-6
君を- ふるる自由詩12*07-12-4
フィチカ- ルナク自由詩44*07-12-2
それはやはり- なきむし自由詩407-12-1
三の詩篇- 乱太郎自由詩21*07-12-1
color’s- たちばな ...自由詩7*07-12-1
人間の味_- 服部 剛自由詩2*07-11-30
冬便り- 銀猫自由詩18*07-11-30
白秋- 佐野権太自由詩12*07-11-29
S.O.S_———この星が落っこちる前に- 佐野権太自由詩5*07-11-28
うつくしい空き箱- ふるる自由詩28*07-11-27
れんこんの顔_- 服部 剛自由詩307-11-24
Wednesday(In_the_Milky_Way_of_ ...- たちばな ...自由詩17*07-11-22
ふしぎな道_- 服部 剛自由詩3*07-11-21

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