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冷蔵庫を開けると
昨晩食べ残した惣菜の奥に
上へと向かう
エスカレーターがあった
乗ってみようとしたけれど
暗くて上の方は見えないし
何よりこの年で冷蔵庫に入るのは
なかなかにき ....
すこしだけ何かを言いたいのなら。

さようなら

繰り広げられる白い雪の
すべてをさらけ出した清いあきらめが
くるおしく皮膚にしみこんでゆく

季節の記憶が旅立って
たどり着くこと ....
それは、
行くあてもなくて
目指す場所もなくて
ただ そこにあって
漂っているだけで

それは、
目的もなくて
誰にあてるというのでもなく
ただ そこにあって
揺れているだけで
 ....
人はとまどうのに
季節にとまどいはなく
電線の上の二羽の小鳥にも
とまどいはなく
おひさまにむかって
しみじみとふくらんでいる

楓の木は赤く燃え
天国に届きそうで届かない
よく晴れ ....
夢は記憶の足跡とも聞く

舟に揺られ、震えて叫んでいた

夕暮れよ 
あなたは気まぐれで
私を弄んだまま、夜ヘ送った

夜よ 
あなたは私をその底に沈め
耳を塞ぎ、目を覆わせた ....
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
十月だというのに夏のなごりの暑さは
公園に夕暮れが訪れても続いていた
娘とふたり
野外フェスティバルに来ている
紙に書かれた手書きの進行プログラム通りに
何人かの歌手が次々と登場しては演奏し ....
雪の白い日
音のない足跡
市街地の中心に
常設された景色の中で
瞬きは行き場を
失っていく
人が人である
その隙間に
転がっている
肋骨の断片の表層に
季節外れの
浮腫み ....
 渋い柿が甘くなるのが不思議だった

 『お天道様には魔法があるんだよ』

 おばあちゃんから言われたものだ

 「太陽は魔法使い」なの

 歯切れが悪くなるおばあちゃん

  ....
今日は結婚記念日

親友の誕生日と一日違い
いつも、どっちか分からなくなる

親友の誕生日を思い出してから
結婚記念日を思い出す

おそらく 夫の方は完全に忘れている

試しに ....
「希み」

読むと身体が
ふわっと一瞬宙を回るようなものだ
そのように
わたしは良い詩を定義する


うっすら
傷めいた粒の光を縒ってこさえるんだ
そんなあかるさが
詩なんだよ
 ....
まだ寒い朝に
部屋の中をうろうろしながら
セーターを着るのが好きだ

ゆっくりと手首を出して
お気に入りの香水を付ける

目には見えないけど
あやとりをするように
混ざり合う体温が
 ....
水溜りがあった
大きな客船が浮かんでいた
甲板からあなたが手を振っている
わたしも泣きながら手を振り返す
別れには涙が必要な気がした

数日後、水溜りはなくなっていた
船の穏やか ....
十一月の雨はどんな気持ちで降っているのだろう
十一月の雨は、冷たくなれば雪になるけれど
ほの温かい、いくぶん霧雨のような朝には
ため息だけを増産する

十一月の雨は、まるで生活することに疲れ ....
透明なグラスに注がれたコカ・コーラには西陽が射し込んでいて、そのなかには幾つもの氷が沈み込んでいる、その一番上のものには幾つかのちいさな罅が入っていて、まるで浄土の影がわずかに映っているみたいに、その .... 踵の高い靴が履けない
ファッションで履いてたヒールは
いつしか脚が疲れるようになり
つんのめることも怖くなり
歳と共に
押し入れの奥に仕舞われた

スカートに似合う
低いパンプスが履け ....
普通って何
異常が
普通になっちゃった
異常が普通の
顔して歩いてる



私は
無力だ

思うこと自体
おこがましい



さまざまな存在に
感謝することを
 ....
食べても食べても減りません
いつかは無くなるのは
わかっていますけれど


みかんの季節です
待ち焦がれた季節がやってきました

大きなバケツに山盛り
有田みかん 四百円 
「 ....
叫んでいるのは
本人ではなくて
彼を取り巻く
世界の方だ

世界の叫びが
聞こえたことのない俺は
橋の上に佇む
他人そのものだ

恐らく狂うことはない
何故なら
こんな俺でも
 ....
一、 娘は 見目麗しく
    寒さの夜さえ
    せつなく 手を伸ばし 
    家の近くの男たちを徘徊させる

一、 化粧気など 少しもないけれど、
    美しく それはき ....
夢のなかで喋りすぎて
目覚めた朝の喉は
砂漠の楽器

おはようの声は
なににも震わせず
深い秋の空気に溶けていくだけ

あたりまえのような朝が(声が)
あたりまえに訪れるわけではない ....
踏切で通過を待つ献立の色は
徐々に透明を重ねて
温かい食べ物が相応しい
そう思うと
環状線の列車が織りなす風が
調味料の先の方まで伸び
わたしもまた誰かの
呟きのようなものだった ....
仕事をしくじった

あれだけ丁寧にやっていたのに
しくじった
心苦しさが胸を重くする

このオモリを抱えるのは
なかなか無いことなので
自分を観察することにした



当日  ....
温度のフチをずっとなぞっていた
ずっとなぞっていた
融解寸前の檸檬に
掌を差し出して
低音火傷の感触
楽しんだ
液晶

ずっと歌っていた
歌っていた
美しい花をくるんだ
新聞紙に ....
賑やかな一日の終わり お別れと共に北風が吹いた
胸がつかえる寒さが 私に寂しさをおびき寄せた
喧騒がじわじわと何よりも羨ましい代物になる
街灯は暴く 私の弱々しい足取りを

ああ これを無く ....
綿毛、その種、
ほとんど重さのない、
雪のしたの土のなかでも、春へと耐えしのぶ、
石ではない、ちいさな有機の礎、
晩秋のくもり空の下、
とてもめずらしい、
綿毛のタンポポが、白い球体のまま ....
明日はどこいこう 夢見たいな夢

動かぬ心 走れぬ足がいて

痺れる指が ものを落として

それでも笑う 自分を笑う


未来はどこよ 明日はどこよ

寝床を動けぬ朝 それは今日 ....
怒った顔のクマダス

アンガーコントロールを腹から学ぶと
アドレナリンが吹き出すのを
抑えることはできるようになるけど

口から出たあとの言葉を減らすのは
難しいと感じるからマークで表し ....
あめ色のクモの子、
尽きることがいちはやく約束された、
はかない太陽の子、
古い階段の手すりに金色の糸を垂らして、
もうほとんど冬にちかい、
まばゆい晩秋の陽に透けて、
とてもちいさくかが ....
友達の死体を探している
死臭に耐えながら蝋燭をかざして
権力が被った正義の仮面に
喉を掻き切られたらしいんだ

血を流した空
明けそうにない明日
無邪気の死体が積み上がり
燃やされて天 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(4038)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
相談- たもつ自由詩525-11-18
粉雪- 山人自由詩13*25-11-18
抒情詩_Ⅳ- 岡部淳太 ...自由詩525-11-17
やがて訪れる冬の- そらの珊 ...自由詩15*25-11-17
夢の足跡- 花野誉自由詩18*25-11-15
銀杏迷路- wc自由詩11*25-11-15
豆花- そらの珊 ...自由詩12*25-11-15
雪の日の話- たもつ自由詩1125-11-14
干し柿- 佐白光自由詩7*25-11-14
気づかない記念日- 花野誉自由詩12*25-11-13
独白ⅰ- 道草次郎自由詩625-11-12
949-0301- ミナト ...自由詩325-11-11
航海- たもつ自由詩825-11-11
十一月の雨- 山人自由詩9*25-11-10
コカ・コーラの氷の中にはちいさな罅が入っていて- 本田憲嵩自由詩1425-11-9
スニーカー主義- りつ自由詩6*25-11-9
※五行歌_四首「私は_普通ではない」- こしごえ自由詩11*25-11-9
みかん地獄- 花野誉自由詩15*25-11-9
ムンク- 花形新次自由詩325-11-8
むすめ自慢- 月乃 猫自由詩12*25-11-8
満月- そらの珊 ...自由詩13*25-11-7
父の献立- たもつ自由詩20*25-11-7
しくじり日記- 花野誉自由詩16*25-11-5
世界のすみっこの世界の- クイーカ自由詩6*25-11-5
知らない月の出る晩に- 馬後の竹 ...自由詩525-11-4
晩秋の綿毛- 本田憲嵩自由詩1325-11-3
病人- 短角牛自由詩4*25-11-2
怒った顔のクマダス- 足立らど ...自由詩425-11-2
晩秋の赤子- 本田憲嵩自由詩1125-11-1
少年- 自由詩925-11-1

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