すべてのおすすめ
いつか大きくなったら
でっかいお城をたてるの
一日中パイの焼ける匂いがして
一日中パーティーをする

男の子は馬小屋に追い出しちゃう
きっと花束を持って戻ってくる
小さいお花の花束
そ ....
薄い膜一つあるかないかで
本当は変わったりはしないよ
いいわけを探すなら,他のことにするといい

あるいは,欲しいものは,本当は
たかが0.02だか0.03だかの
向こう側にしか存在しえな ....
雪が私の小さな夜に降りしきます
冷たいものを無限に受け入れて
静かなまま染まるのです
記号という名前だけをもらった
小さな星雲たちみたいな
街灯が青白く照らす夜です

星を頼りに渡る鳥は ....
ぽかぽかとあたたかい日には
なおさらのこと
そのくせ歯医者や期末テスト、面接なんかに
行かなくてはならないときは
いっそう靴は
おしゃべりになります
こちらの緊張ぐあいには ....
こころ秘かにそう呼んでいた

――温泉宿ではなく海辺の一軒家を

灰褐色をした雑木林と
露出した山肌が囲み、
いつからか戻らなくなった主の代わりに
月に一度か二度、ぶらり現れては泊まって ....
雷に打たれて俺
鎖は手
地面にた俺
無視に食われ
醜い素形であるが
偏なところから
新しい目が芽吹き
光を目指し伸び
形こそ不完全だが
どうにか息ている
その不敢然さは
生き残り ....
物に感情移入してしまうのは
馬鹿げているのかもしれないけれど
その物に関わったひとの心は
つながっていると思う
あの自転車を見るたび
泣いてるようにしか見えないから
三年以上
電信柱に寄 ....
自転車に乗って
切り裂く無限がいとしい

風と共に過ぎ行く人の
寂しげな拒絶がいとしい

どこかへまっすぐに突き進んでいく
私のありあまる馬力がいとしい

どこかへ行き着くために ....
夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ

もしイライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

ただそのささくれが治まらないなら
そ ....
やわらかいものになりたかったです
でもぼくはおとなのおとこなので
しゃかいにでていくためには
かたくならなくてはなりません

ぼくはこどもでいたかった
それもおんなのこがよかった
マノン ....
風を辿ってみれば
春はいまだ遠い
待っているのかもしれない
病室にいる母に
思いを巡らす
どんな風景を、この雪
窓から静かに
眺めているのだろう

病を患って永い
爪の先からこぼれ ....
人は強欲だ。相手も人間なのにモノのように「手に入れた」と思ってしまう



自分が好きな分だけ
相手も好きを返すべき
なんて
そんな考えは
手放した方がいい


相手を自分の ....
1月1日や
2月14日や
12月24日が言いました

すいません特別っぽい日ですいません
わたしたちなんかがいるせいで
なんかちょっとしょんぼりさせてすいません

いいんです
普通の ....
うまれたばかりの太陽が
すっかり欠伸して
ベッドによこになる夜

太陽の子は
テレビ電話で
その様を
写し出して。遠くに。

一月
厳冬の夜を貫き
煌めく
太陽の
完成されな ....
うさぎをどうやって救おう
名もなく死んでいくうさぎ
おびただしい数のうさぎ
うさぎは物音が怖いから
物音をたててはいけない
人の姿も怖いから
人の姿をしていてはいけない
そっと空気のよう ....
うまれたばかりの
太陽のように
すずやかに
とうめいに
かわいいひとが
ほほえむ朝

しろい部屋が
つゆ草の光に
つつまれて

さあ
ふたりの
一日の
はじまりです

 ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを  握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る

がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
はじまりの中に
あなたは最初から
潜んでいたか
いたり、
いなかったり

選択できる
あいまいな自由に
わたしは
頬を赤くする
けれど

地べたに座りこむ
ことばの断片
引 ....
忘れないことは無い
口先で約束を繕う様に
僕らなんて居ないと

こぼしてく
子供の先 甘いシロップ
君が見てる匂い
誰かでいいことは僕が

女性の様に閉ざされていたい
小さく息を切 ....
僕なら気にしないで
君にすれば僕は
でも息をしている
今もまだ

首、その甘い香り で
一生を無くして

ぼくならきにしないで
きみにすればぼくは けもの

死んでもいい
僕を ....
コロンと鳴った 耳の下の方で聞いた
なんで気が付かなかったんだろう
ハネた髪の毛が鏡に映ったりして
食パンの焼ける匂いを嗅いだりして
振り向かなかった 振り向かなかったんだ


行ってき ....
あの空は
ぼくたちにとってのどんな色で
何かを忘れないための色になったりするんだろうか?

つきぬける青に白い雲ひとつ

思いかえせば、
この変わらない空の下を
ながい間、 ....
              090107

90円あげると言われ
口を開けて笑っていたら
50円しかないから
明日にと延ばされた
口を開けたまま
笑ったまま
明日まで待っている
嘘つ ....
カスタードクリームのにおいがする病室には
男の医者は来ない
女医と看護婦だけが少女たちを看に来る


 いつもの’エマージェンシー’には甘い治療が必要
 鮮やかなジェリービーンズの色彩で目 ....
女の子は春に生まれました
桃色の小さな小さな靴が贈られました
風が若葉や清楚な花の匂いを運んできました

女の子の母親は六月がいっとう好きでした
雨が降ると木々や庭の草たちが
歌を歌うから ....
だいじょうぶ
最近よくおいしいものを食べるんです

白っぽい天気が続きますが
舌のうえは賑やかで、
くすくすと
口の中で笑っています

私の隣にあなたは居ませんが
生きる行為が好 ....
ぼんのう押し寄せる
白髪を染めたものはげる
じっとじりっと睨む
ひたすら唱える 行間

しょくぎょうくんれん
しょくぎょうくんれん

ぼさっとつめた
しわをのばした皮に
まぶした塗 ....
ウミネコの声を聞いていた
風のはげしい海岸で

晩御飯は何にしようかしらナア、ナア、ナア、
最近ダンナの帰りが遅くてナア、ナア、
もうちょっとうちの人がしっかりしてくれたらナア、ナア、ナア、 ....
そっと胸の内にあるものは
わたしの外だ、と
わたしはおもう

はるか
空の高さを
見上げることと
なんら変わりない



わたしはここだ、と言葉を放れば
わたしの手立て ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3887)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
デイジーとシャボン- ふるる自由詩3*09-1-26
0.02- RW自由詩409-1-25
君の朝につながって- たりぽん ...自由詩14*09-1-25
靴はまちがえる- ふたば自由詩109-1-25
人妻温泉旅館- atsuchan69自由詩15*09-1-23
すぐれた木々- ふるる自由詩3*09-1-22
泣いている- 蒼木りん自由詩7*09-1-21
風景- 長元坊自由詩509-1-21
ささくれがしおれるまで- 石川和広自由詩6*09-1-21
やわらかいものになりたかった- 渡邉建志自由詩709-1-20
春を待つ- かんな自由詩6*09-1-19
- (悪)自由詩209-1-19
いいんです- ふるる自由詩13*09-1-18
太陽の子- 草野大悟自由詩2*09-1-15
うさぎを救う- ふるる自由詩6*09-1-15
うまれたばかりの太陽のように- 草野大悟自由詩2*09-1-14
握る- 池中茉莉 ...自由詩12*09-1-12
地上- 砂木自由詩15*09-1-11
択ぶ- かんな自由詩6*09-1-11
ミルク- チャイ自由詩209-1-9
グッバイマイラブ- チャイ自由詩209-1-9
消しゴムを忘れた日の歌- 千月 話 ...自由詩7*09-1-9
ぼくら- わら自由詩21*09-1-8
乾物- あおば自由詩10*09-1-7
少女病棟クレーム・シャンティ- 自由詩8*09-1-7
六月- ふるる自由詩8*08-12-30
まいにち- あとり自由詩108-12-26
職業訓練- 砂木自由詩4*08-12-21
ウミネコ- ふるる自由詩608-12-20
信じることが、太陽- 千波 一 ...自由詩5*08-12-18

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