暗い道に
落ちているもの

気になるけど
拾わない

これまで何度も
何度も
拾った

それらは拾って持ち帰ると
どれも
黒くなった
わたしは悲しかった

暗い道に
落 ....
三半規管が弱いのか
体質なのか
タバコばかりを吸い
弱くて呑めないのに

僕は知らない

熱上昇気流による
電気の蓄積に起因する
ホールとキャリアが
印加電圧と電界の関係で起きる
 ....
せっかくの ためいき

せっかくの ふじょうり

せっかくの りふじん

せっかくの ふこう

せっかくの たぼう

せっかくの すきなひとのよわね

せっかくの すきなひとが ....
絹の目に風が通るような
さらさら と暖かい日差しが
空から降って来る度に
少しずつ体が 溶けていくようです

束ねた髪を解いて 窓辺で
流れる光と花の香り
白い手をかざして 空
高く高 ....
君にあてて手紙を書こう
便箋
ティファニーの
スカイブルーな

世界は
そうだね
まだもう少し続くみたいだ
ボクは
ボクの周りの
ごく限られた人たちが
平和でいてくれたらいいと
 ....
青空に戦闘機が飛び交うようになってしばらく
故郷をなくした
自分ん家はもちろん
ピンポンダッシュしてまわった近所の家も
鬼ごっこをした公園も
灰の舞う黒い大地に変わってた

国民の激励と ....
あきらかな
あたたかな
あなたとわたしの
いっときの
うんどう

えんどれす

おともたてずに

かなしいよる
かたつむりがはう



きりのなか

ください
く ....
けふ ひとひを
やすらかに
すごすことが
しあわせです

けれども
野望をすてたあなたと
死ぬまで
暮らすことはできません
赤ん坊の頬をなぜるように
水蜜桃の皮をむいていく
あなたの指が
汁にまみれて
窓から差し込む光に包まれている
甘い水が
赤ん坊の膚のような
産毛の柔らかい皮をはぐたび
したたる
した ....
「ベティ どこへ?」
「仕事よ 父さん」
「気をつけてお行きよ」
「わかったわ 父さん」

「嬢や どちらへ?」
「散歩よ お爺さん」
「気をつけてお行きよ」
「わかったわ お爺さん」 ....
目、ぬれてる
ポケットにひばな、突っ込んで
夜が死ぬのを待ちました
ワルツされる 砂の中で
心底待っていました
(水溜りで溺れます)
(水溜りで喜びます)
林立した子供の列はファ ....
混ざり合った夏と秋
蝉の声は草の裏
公園に砂場
さらさらに乾いて
吹き飛ぶ
子供の目線

詰まっている

風化もしない
流れもしない
とどまった
ままで
混ざり合っている今 ....
なんだろう、風がすずしいのは
どこまでも突き抜けていくんだ
水色のベールに覆われているということを
空は気づかせない
視界良好
闇はまとわりつくが
空は遠くにあるだけだ
どんな風にあるの ....
夏の終わりを待つ
私の耳には
波の音も
大きな地面を渡る水の音とはついに聞こえない
砂浜を歩きながら
光がどこから来るのかもわからなくなっていた
手を伸ばすと空間がななめになって
空がぐ ....
遊園地から帰るときは

必要以上に淋しいものだ


また
いつでも
来られるから

                  「メリーゴーラウンド」 7

  距離

星には決して手がとどかないって
知ったのはいつだっただろう
夜空のした
はじめて自分で立って見あげたあの ....
そうですね

風は ただの風です

誰の声も

運んできたりしません

ここにあるのは

なにもかも 

ただの全て です

ひかりも 雨も 空も

単なる不在を

 ....
抜け殻のC2ボトルでいっぱいのダストボックス夜を濾過せよ


飛びかかる野生本能むき出すがBGMが気に入らない彼


シーツ上DNAの僕たちの 不安 恍惚 小さな心中


冷蔵庫なん ....
お馬はみんなぱっかぱっか走る
って唄うだけでしあわせなんだなこれが

僕らはみんなかっつかっつ歩く
って唄っても楽しくないんだなこれが

どうしてなーのかー
なんて考えちゃったら
ます ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
せいかつ なのですから

やっぱり ねこがいなくちゃ と

おもいます

ふわふわで

にゃあとなく ねこです

しらんぷりしてるくせに

なんか いっしょにいる ねこです
 ....
i

どこにでも空はある
この手元の
ガラス瓶のなかにも
耳を近づけると
かすかな雲雀の声が聞こえた
            (sky in the bottle)
 

ii
 ....
ほの暗い世界に浮かぶ首筋に沿われる指がナイフに変わる



地図にも載らない楽園を住民票にも載らない妹の兄一方通行



百回目姉と知りつつ背徳を覚えて二人鉄柵越える


 ....
懐かしいお風呂屋さんのフルーツ牛乳をコンクリに撒いて  滑りたい



群青色でよかったのに誕生日プレゼントの革ジャンなんて

グミチョコレートパイン味の千円札なので釣銭は結構です
 ....
しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
生まれたての
手の平で つかんだもの すべて。
鎖骨の窪みから とくりと こぼれだし。
山や丘の傾斜地を ゆっくり流れる。
スペイン産の白ぶどう酒の
甘やかな匂い。
車輪のスポークが散らす ....
ここ数年でどれくらいが息絶えたんだろう。
誰にも聞こえないように呟いてみる
すごく酷いことした気分になる

瞬く街並をただの風景に見下ろしている
最近はドキュメンタリーばかりチクチクと胸を刺 ....
漫才で爆笑しているときのように
海に浸かっているときのように
新聞を破るときのように
ダンスを踊っている彼らのように
なんやワレっつってガン飛ばしてくる不良のように
コギャルが息をはくのと一 ....
八月、うずくまっている

土のうえに手を置いて
雨がその地面を濡らさないかどうか、君と賭けをする
そうして動けないものだから
悪いものたちがやってきて
首の後ろあたりに留まっていく

 ....
遊星の昇る日
空の縁
半円を描いたら
落ちていく


時々振り返ってみたり、見上げてみたり
大通りの騒音がすっかり馴染んでしまったせいか
空の動きのほんの少しなら、気にならなくなってい ....
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