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                        14 絵

なぜ
観覧車が少女のために
あれほど傷つき
苦しむのか
わからなかった
今でも
本当に理解できている自信
はない
そ ....
                        13 鍵

建物じゅうがひっそりしていて
でも
拒絶感はなかった
足音が廊下を転がっていく
ころころ
まねたあたしの声が
あとを追う ....

黒い火薬に火をつけて
炎の色をさらさらと崩しながら
風に流したの

風があるから
ほんとにきれいなのよ




教室の窓から腕を伸ばすと
煙の瞼を閉じて龍は
嬉 ....

ながれる島のことをわすれていたもの
空腹だったかしら、服の丈は充分だったかしら
                        3. 猫

なんにも感じなくなりたいと
いう願いは
叶ったのだと思う

ごくまれに
昔に出した童話などのつながりで
仕事が来る
童話は ....
                        1. 雨

そういえば一度も
バケツをひっくり返したことなんて
なかったと思う
ああ
冷蔵庫を窓から投げ捨てた
ことがあった
そんな雨が ....
 
 
 
きみはきみの死を死ぬしかしぼくはぼくの生を生き花は咲き茎は伸び象は鳴きナマケモノはぶら下がる

きみはきみの生だけを終わらせるきみが生を限るとき限られるのはきみでありまたその時で ....
 
あなたの
世界
雨、雲、結晶、ガラス、幽霊、伝説、本、ランプ、鏡、
音楽
畏れ、死、夢見心地でいること、愛を知らないこと、愛を憬れていること、目を閉じること、天、光の筋、ひとり、止まった ....
賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

昨日までの
仏頂面のほうが
嘘がなくて微笑ましかったです

手袋はとってくださ ....
その1
爪のにおいを嗅ぐのがすき



その2
口げんかで負けることをよしとしない



その3
すぐ怒るなんでも人にせいにする



その4
甘えるのが苦手


 ....
うさぎの
みみが
ぐんぐんのびて
ふしぎになるのを
だまってみてた


ぼくは、
そんなに
できたオトコ
じゃない


しっと

むねやけして
かおの ....
6時15分
目覚まし時計が鳴る
たぶんあの世とこの世の間にいるみたいな顔をして煙草を吸う
それから秒針がちかちか聞こえだす
引力に引かれるように瞬速で作業着に着替える
タオルと靴下を2セッ ....
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
 もう一緒にグラウンドを駆け回ることができない友達について、S君は作文を書いた。その作文を読みながら泣いた。その声を聞きながら、僕も泣いた。
 とてもかなわない し、かける言葉もない。

 春は ....
毎年
君は生まれ変わってゆく

つまり
こんにちは

ばいばい


桜咲くな
まだ散るな


  
{引用=fromAB}
聞き捨てならんな
お前はあれを首と呼ぶのか
2メートル以上はあるあれが首か
そりゃキリンにだって首は要るだろうよ
持ってたいだろうよ なくしたか無いだろうよ
頭と胴体のあいだにキュッと一本ほ ....
しろいそらから
八百万のちいさな
ちいさなほしが
散弾され、落ちてくる。


かれらはまず
手をふってぜつぼうする、
それからとぶ、およぐ、まぜる、
それからたびにでてひとり ....
ケーキ1つ
幼児が二人
釘付けになっていた

母はケーキを真っ二つに
「二人で半分こね」
と笑った

僕が渡された方食べようとしたら
あいつは言った

「そっちの方が大きい!不公 ....
いわゆる
ぜんじどうせんたくき

洗濯物が洗えます



たまんねーな
ぜんじどうせんたくき

自らの全てが動きます
どこいっちゃったんだろう
洗濯物がどうなった ....
(行方不明になる少し前の光景)

そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ....
「おじょうさん、金魚すくいをやってみないかい。とれてもとれなくてもサービスするよ」

金魚すくい屋のおじさんに声をかけられた。

「いいえ、うちには水槽がありませんから飼えません」
「そうか ....
ドライバーを炙って
ペットボトルの横っ腹に
突き刺す
こぼれない位置
そして
沈まぬ位置

僕はこの世界を
わかると思っていて
繰返し

そのまま
ボールペンで
広げて行く
 ....
           母が泣くので
          腹から   ときどき
          こぼれた                
、咲かない裂かな ....
  海

嬉しいから速い
それは入院するけれどもときめく
それは徐行するまで惑う
いつか公害になる
優しいかもしれない
性別があるからこそ愛する
浜辺はみかんだ
海がなくても計算 ....
 
さりとても
黙っている自転車の二人
クモの巣の張った蓄音機
から流れる霧の向こうのチャイコフスキー
坂の多い街
猫の多い街
猫を抱く君



やみのなかのゆき
みんなでい ....
かなたまでつづく
まっすぐなみち
ためしに
ぼーるをころがしてみると
だんだんそれて
とちゅうでみちばたにおちてしまう
たとえば
ぼーるのきせきにそって
つくられたみちならば
さ ....
とにかく
はしりだせばいいんだ
ってことはわかっている
さいしょのいっぽ
がむずかしいんだ
みにしみている
くっしんうんどうは
もうにじゅっかいもやった
なんとか
くだりのさかみ ....
真夜中 岸辺に泳ぎ寄る魚は
不吉なほど黒い


昼の海からは
想像もできないほど大きく
ものものしい動きをする


これは
寝静まつた陸に
少女をさらひにきた悪魔の影だ

 ....
たくさんの
目に余る湯気に座したまま
わたしはカンピョウを
しゃぶっていた。

弔いの歌はながれ
かんぴょうはわたしの大腸にまでとどく。

歌にあわせてかんぴょうは
ワタクシノ大 ....
まよってたの かな
きめたの かな
生きてゆく ってそれはまだ
さなか ゆうぐれ の
えだわかれ
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