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薄暗い博物館の
階段下脇に
上半身だけ
腕組した文覚像
見開かれた眼

何思うか苦悩と孤独
愛するものを過失で殺害
無念無残悲惨
結ばれない愛の曼陀羅模様

遠めで見ればほんの一 ....
住宅街
なのに列車の
走る音
これが
あの銀河鉄道か
と思う夜
あたしの家は電車でふた駅だけれど
そして背伸びをすれば見えるのかも知れないけれど
ここは遠い外国だ
あたしは外国に来てしまいました
ここでは花も変わった名前で違った風に咲く
それからあたしに ....
ピンクのウサギが跳ねている
なんだかとても楽しそう

そうか
僕が来たからか

ずっとひとりだったんだね
誰かを待っていたんだね

あぁ
僕もずっとひとりだったんだ

そうだ
 ....
手荒れの季節
指がぱっくり
縦にも横にも口をひらく
べぇ〜っと
舌を出すように出血する


お湯も水も洗剤も
ゴム手袋の摩擦も
ハンドクリームも

痛い


美容室でアシス ....
あり合わせの野菜と特売の豚ばら肉で作った野菜炒め
ちょっと辛めなのは彼の好みで
できたての熱々をふたりのお皿に取り分ける

彼はと言えば相変わらずのパソコンに熱中していて

彼のお皿にはお ....
そっと窓を開ければ、冬の夜空を仰ぎみる
透んだ月夜はひとつ、またひとつと星が増えていた

無臭な氷の風が、すぐに鼻先を冷たく縮ませるから
(ふぅ〜と片手で覆い息を吹きかけるとき  ....
なにも空を飛ばない
なにも地に潜らない
なにも海を泳がない
なにも地上を歩かない

誰も舞台で歌わない
誰も舞台で踊らない
誰も舞台で奏でない
誰も舞台で演じ ....
一本の
JR線路記号のような白黒の紐で
するすると地膚におりたつ

口を開けた 函
一列の
七十億の

新聞紙(パルプ)が敷かれ
中をかさこさ歩きまわる
ひよこ一匹をさがす

 ....
馬鹿にされた悔しさ
加速する暴走
先祖伝来の不動産 
有価証券
貴金属の類
すべて換金した

その金を持ち
北アフリカの
マラケシへ飛び
文字通りマラを消した
いや正確には
付 ....
小さな頃に
時計を忘れて
ベランダ越しに
ゆっくり空と雨を眺めてた。

殺伐としたアスファルトの上は
不思議なほど 臆病で 落ち着きなく
速く 淋しく 意味は薄く 汚れ 喜びまでもは は ....
秋の草原
枯れ草色

ついこの間は
若草色だったなんて
まるで騙されているよう

春芽生えて誕生し
今は老人なのだね

あっという間の一生
何を思い土に還るのか

きっと『死 ....
旦過市場を抜けたはいいが
山を越え
谷を過ぎ
ここはどこやねん
ぐるぐるぐるぐる
廻る道
これがニーチェの言っていた
永劫回帰か
あほんだら


天と地におけるありとあらゆるも ....
まあるい墓石に水をかけ清めると
{ルビ空=くう}の字の彫刻から 遅れ水が流れてくる
丁寧に拭きあげるのだが
涙の跡のように、うっすらと水垢が残ってしまう
墓石用クリーナーとウサギの形の大小のス ....
あなたが待っていると
思っていた
あの路地の入り口で

殺そうとする全てを欺いて
あなたに会いに行くには
どうしたらいいのかと
             
線路を渡った
       ....
眠るとき
いつも思う

地球は誰のことも
抱き締めてくれる

さみしい人も
犯罪者も

億万長者も
名優も

美人も
ふとっちょも

凡人も
偽善者も

それは人だ ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
蟻さん
お仕事の途中で
そら見上げてる



いつまでたっても
そら見上げてる



日が暮れても
そら見上げてる



お腹すくのも忘れて
そら見上げてる


 ....
冬の星空は、美しい
 
そして、今夜は 月も明るい

満月か これらか満月になろうとしている月なのか

こうも月や星が明るいと 夜遅い時間であることを忘れてしまう
  
 
 あれは ....
霧氷を知らない 海風の町に
 ひと夜の冬化粧
  許された 雪の舞う月の夜


すべてを白く染める 悪のような力で、
あなたの寝室の灯かりが消える
 僕は自分であろうとして
  逃げ出 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
目覚めると真っ先に君の二の腕を求めた内側から蝶の刺青を浮かび上がらせるそれを僕はどうして失ってしまったのかほとんど無自覚のまま

本当に美しい言葉は永遠でも真実でも物語でもなくあなたの唇が開いたと ....
縦横無尽に うちのチャリ

それがすべてよ マイワールド

五里霧中なんかじゃないんだからね


 
逃避行の末
広い海は
青く深く
私を包む
孤独を守る

世界の終わり
沈黙の空間
そんな日が来ても
忘れられて
私は死ねない

寂しいの

抱いて欲しい
人間が欲しい
 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
暗闇から
じっと見つめる
二つの赤い光

凶人の目か
野獣の目か

心を見透かす光
僕はもう丸裸さ

好きにするがいい
僕には爪も牙もない
逃げ出す翼もない

優しさのひと ....
あの夏の終わり
それぞれの心に鍵をかけて
僕らは別れた
積み重ねた思い出は
壊すことも
ましてや忘れることもできなかったから
鍵をかけて封じ込めるしかなかった

ふたりで泣いて
さよ ....
18になったら
黒いロングコートを買うと決めていた
ファスナーを勢いよく
心臓まで引き上げて
これでまた
心にひとつ鍵をかけた

冬になるとみんな
前かがみで、早足で
なんだか街はい ....
太古から続く深蒼

空は海を染め
海は空を映す

繰り返す命の歴史
繰り返す君の名前

空と海を結ぶドルフィンジャンプ
僕と君を繋ぐテレフォンコール

離れているようで
すぐそ ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。

詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。

詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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_One_by_One_(冬の星)- アラガイ ...自由詩3*10-11-29
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もう一度- ミスフラ ...自由詩6*10-11-22
チャイコフスキー- アズアミ自由詩310-11-22
深蒼- うずら豆自由詩5*10-11-21
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