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/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ....
じりじりとあがる気温に耐えかねて
とうとう藤はにげてしまった
山の中に
まだどうにか残っている
冷ややかな空気と
無口な水を引き連れて

 5月の山の青です
 より一層涼やかな青です
 ....
心地よい浮力を感じながら
どこまでも流され続けようと覚悟する
その心意気だけで日々を過ごし
世界を変えようとしている

隠れたセオリーを白日の元へ引きずり出す
幸せに繋がる/がらない/のか ....
電話のあなたの声がしゅるしゅるとしぼんでゆく
タイムリミットは15分

「ウルトラマンのカラータイマーみたいね」

3分の5倍あると思っても
沈んでいくあなたを掬いあげられないまま
電話 ....
ボーっとしてたらホフク前進で歩いてきたよ

絶望が

歩いていたら地雷のように出てきたよ

絶望が

ヤギのミルクの缶の底から出てきたよ

絶望が

僕はこうやっていつも

 ....
その詩を書いて僕は死ぬ

浮遊して目的もなく
受け取り人指定もなく
切手も貼られていない

これといって特別ではなく
目新しいところもなく
自己弁護も含まない

一人で生きる感謝の ....
 第七の封印
  ――Седьмая печать ――


碧玉や赤めのうを思わせる背後の
かがやく虹の現れた天空に座した、在って在る者
或いは吾が父である、偉大なる神は
ぶっちゃ ....
投げかけてしまうのは
簡単なことだけど
それでおしまいじゃないって
みんな、知っている

自分の足で立つことが
どれだけ大切かなんて
色んな人が色んな言葉で
語ってきたこと

それ ....
私は

「アンドロイド」か「人」かという区別を

ぬめり気で感じとる
平穏な毎日の中で思い出す
都合のいいきみは
なんだかアニメのようにチカチカして
曲がり角で衝突するために 疾走してみるのだが
ぶつかるのは壁ばかり
たかがメインカメラをやられただけだと強がり ....
仮に我々は静止しているとして
それでも地球は回っているのだろうか

仮に地球が回っているとして
我々が静止しているのだとしたら
動いているのは夕食
カツオ本来の旨味をたっぷり含んだ味噌汁
 ....
 
今日もどこかで
生命が産まれている
 
今日もどこかで
希望が生まれている
 
今日もどこかで
笑顔が生まれている
 
今日もどこかで
新緑が生まれている
 
今日もどこ ....
広い草原からは

笛の音が響き

音をかぜにのせては

明日に流した

深海では一寸の光も入って来ずに

光という存在をまだ確認したことがない

余りにも酷すぎるものたちで溢れ ....
会社やめてぇーなー が染み付いたコピー機

あなたに会いたくて が染み付いた枕カバー

急げ が染み付いたサドル

知りたい が染み付いたマウスパッド

やりたいことがない が染み付い ....
ゴミを捨てたいけれどゴミを出せる日が決まっているなんて
ヒトの暮らしも楽ではないな
だから
ぽたぽた落としてしまうのね 溜め込めなくて

女の子には月に一度、血液まで捨てる義務があって
永 ....
生きてるあいだ
出来るだけわらって
思って 泣いて 知りたい


あとどれくらい?




どれくらい?

飛行機雲にぶらさがって
世界を全部見下ろしたら
じぶんの知らない ....
姉さんは言う

「自由があったら私は飛んでるもの
 自由があったら私はもっとかわいいもの」

兄さんは言う

「それじゃあ姉さん、足枷はどうなんだい
 縄や枷は心に自由を与えてくれるよ ....
駅東端の改札を抜け昔ながらの踏切を渡ると
南口商店街の低い軒先を飛び交うツバメ達に出逢った

桜は散ったばかりだと思ってたのに
あっという間に日傘手放せない季節となってしまったんだよね

 ....
踊りあかすは

月のミラーボールの下で

なんだかんだと言い訳や

愚痴が増えてきたけど

一晩踊りゃそんなの

場外ホームランだよ

だけど早くしないと朝日が登る

時間 ....
夏の縁側に腰かけて
入道雲が真っ青な空に湧き上がるのを
見ている

背後の部屋は暗くて
ひんやりとしていて

もらい物の生菓子を食べようと
手を伸ばした瞬間

チリリ

(一陣 ....
となりの人が一歩踏み出す。


チュッパチャップスを舐めながら自転車並列で猥談するジャージ姿の男子中学生は信号を見ないし当然のように歩道に転がる真っ赤な苺にも気付かない。
明日が月曜日であるこ ....
最後に会った友人がマンゴーを置いていった
初めて口にしたマンゴーに君は感動していた
もっと色々な物を食べさせてあげたかった 僕は後悔した

どうかしていたんだ
弱っていく君を見ていられなかっ ....
軽い足取り
幼い照り返し
蹴飛ばしながら

進む

シャツの袖まくり
緑のさざなみ
産毛を立てながら

泳ぐ

弾む呼吸
迷走神経の舗道
気取りながら

急ぐ

 ....
 
探せば必ず
 
共通点は見つかるの
 
小さくても
誰との間にもある
 
合わない点の方が
遥かに多かったとしても
1つの共通点が有るなら
 
そこ で僕は
あなた と
 ....
真昼の月の窓辺に
通り過ぎゆく
硝子の世界

なにかが在って
なにも無い
誰かがいて
誰も居ない
ジオラマの影

週末の真昼の東京は
目を開けたまま
眠っている動物のように
 ....
あたしはちっとも
いい女じゃない

見返りをきたいしている?
今どっちの立場が有利か
かんがえている?
ばかみたい

そんなのは
全部はだかんぼうで
愛し合うために
ひつよう?
 ....
普通に分かると思っていた

この没落された国家が

何の機能もしていない

パンドラの箱だということを

沸点をこしてもまだ沸騰しない
涙のアパートは

決して崩れるといった選択 ....
禍々しく106ミリ無反動砲を六門装備した
巨大な蟹のようなM50オントスの装軌式車両が一台、
まったく人気のない夜の街を過ぎて
ビルに潜んだ甘い夢を殺しに、兵士たちは散った

すべての忌わし ....
僕の心の中にある引き出しは
誰に見られてもいいように
いつも綺麗に整頓してある
みんなはそれを見て綺麗だと言う
たまに散らかしたままでいると
らしくないねなんて言われる
だからみんなには話 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不透明な世界- 緋月 衣 ...自由詩17*09-5-16
金魚- あ。自由詩16*09-5-16
初夏の逃げ道- 亜樹自由詩309-5-15
心地よい浮力を感じながら- kauz ...自由詩8*09-5-15
脳内麻薬- 渡 ひろ ...自由詩21*09-5-15
ごくありきたりな詩- ひとなつ自由詩1*09-5-15
その詩を書いて僕は死ぬ- 瀬崎 虎 ...自由詩7*09-5-15
第七の封印- atsuchan69自由詩10*09-5-15
繰り返す、のは- あ。自由詩7*09-5-14
どうせストライクしか投げてこないバッティングセンターで、「選 ...- ひとなつ自由詩2*09-5-14
パーソナルカラー- 佐々木妖 ...自由詩5*09-5-14
セイウンスカイ- 佐々木妖 ...自由詩2*09-5-14
今日もどこかで- 次元☆★自由詩309-5-14
抜け殻を迎え撃つ- こめ自由詩609-5-14
海底杉並区2009- 猫道自由詩9*09-5-14
時間泥棒- 佐藤真夏自由詩309-5-13
はしる- はちはち ...自由詩4*09-5-12
自由は無いの?兄さん、姉さん- ひとなつ自由詩5*09-5-12
夢つばめ- 恋月 ぴ ...自由詩25*09-5-12
ダンスホール- こめ自由詩409-5-12
Rへえへくくらへら- kauz ...自由詩17*09-5-10
sixteen- アオゾラ ...自由詩1209-5-10
マンゴーの花- 光井 新自由詩5*09-5-10
五月- nonya自由詩14*09-5-10
共通点- 次元☆★自由詩409-5-9
『真昼の月の窓辺』- あおい満 ...自由詩5*09-5-9
おんな- はちはち ...自由詩2*09-5-9
パンドラの箱- こめ自由詩709-5-9
甘い夢_☆- atsuchan69自由詩14*09-5-9
引き出し- 1486 106自由詩1*09-5-9

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