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賑やかな一日の終わり お別れと共に北風が吹いた
胸がつかえる寒さが 私に寂しさをおびき寄せた
喧騒がじわじわと何よりも羨ましい代物になる
街灯は暴く 私の弱々しい足取りを

ああ これを無く ....
春に悲しいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといないない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね




夏に悲しいのはよくわかる
泣いたことのな ....
北東の風強い中
つかの間の憩いに出逢う
てらてらとした羽根のついた赤唐辛子
影に貼り付いているルビーの小枝
手を伸ばせばほどけていく
振り返れない、振り返らない
寄り道してくれてありがとう ....
ケンケンパー、ケンケンパ!
意味もわからないまま、
飛び跳ねて、着地するを繰り返した。

何が面白いのかは、わからなかったけど、
あの子の笑顔のために跳んだ。

そうして誰かを模倣して、 ....
リハビリをさぼり始めて
二十日ほど過ぎた
理由がある
誰にも言わない

誰も聞かないし
知りたくもないだろうし
私がかのよに持ってゆくダイヤモンドを鏤めたマグカップに注いで

無理だ ....
終着駅までの全ての往路が足し算の暦なのだと
信じきっていた頃も確かにあったことを思い出す
アネモネの蕾を見て安堵したように降り始める雪がある

事はまだ知らなかった

降りつつ、積もる雪で ....
嫌になって、旅に出た。
400ccの単車を積み込んで、船は海を行く。
街では見えない星が、よく見える。

暗闇に浮かぶ寄り添った人影。
僕のそばには、月影が浮かぶ。

流れ星が流れても、 ....
哀しみに崩れ落ち
生きながら麻痺し
尚も未定形の想い
抱え込み育みながら
日々の金勘定忘れず
七色に走る霊の打刻
行使する肉身鍛えつ
夜陰に至り病発作

意識溶解しかかる
上唇に木 ....
毛細血管が切れて
紫が広がる肌
平手とはいえ
憎しみこもった手で打たれた
痺れたけれど
少しも怖くない

お互いの匂いが甘くて
相性を確かめた夜
家族が待つ家があるとか
知ってたっ ....
漏れてる
あっ、漏れてる
あっ、あっ、漏れてる漏れてる
漏れてるってば
もーれーてーるーぞー
どうして漏れてるか知らんけど
何が漏れてるか知らんけど
漏れてるという事実は如何とも ....
毛糸を無心した

小母さんに

何に使うの

あやとり

優しく笑って毛糸玉

手に取って切ってしっかりと結んで

はい、って
六歳が一番欲しかった
赤い色の毛糸でくれた
 ....
綿毛、その種、
ほとんど重さのない、
雪のしたの土のなかでも、春へと耐えしのぶ、
石ではない、ちいさな有機の礎、
晩秋のくもり空の下、
とてもめずらしい、
綿毛のタンポポが、白い球体のまま ....
時間の叫びの中にいるせいで
目が眩んでいる。

手足は地面に吸い寄せられ
すべてが重くなっていく。
ぼやけた視界に映るものたちは
重力に耐えきれない為か、
叫びから逃れる為か、
ただ静 ....
更年期がつらいのです

だからどうした

なんですが

ああ


枯葉が風に舞う

それを
なぜだか

僕は愛してるといってるように

みえて




遅 ....
上弦の月 、
膨らみ帯びつ
円周描く折まで
見えるもの観入り

住む庵の翳り始め
絶えず内に雨降り頻り
濡れそぼり崩れ続け
地に 砕かれる時 

煌々と満月 、
陽の光受け取り
 ....
このコートのポケットにはまだ

約束をたくさん残しているの

果たすべきありがとうたち

それは深呼吸の幸せ
狗尾草の季節に立って

金の風の漣を聴く

東京の空は世界一のあおさ ....
魂はどこにあったの
飛び出ちゃった僕は
目を瞑った僕を初めて見た
そして気づいてしまった

僕は死んだ
僕にしがみついて
戻ろうとしても
戻る場所がわからない

僕だったはずの体は ....
声の濁り
野葡萄の斑な実りに似て
服毒の
文字の乱れか
へび白く
あらわな
舌の結び目から
糸を引く
忘却へ
産み落とされた
いわれなき申し子の
実らぬ指を
串に刺し
野焼き ....
しろいノートに
さびしさを
書きつけてゆく
ちいさな
ほほ笑みの気配

忘れた喜びに
さようならと またねを
贈る
ささやかな
手のひらの温度

青空へ 千切れる

風に ....
心の中の煮立つ赤いマグマ

地獄のように熱い心

燃えたぎる炎は

大爆音とともに 噴火ととも

文字という溶岩を吹き散らす

白い紙には燃えたぎる心が散らされてる
怒った顔のクマダス

アンガーコントロールを腹から学ぶと
アドレナリンが吹き出すのを
抑えることはできるようになるけど

口から出たあとの言葉を減らすのは
難しいと感じるからマークで表し ....
どうして『ネギよりもキャベツなのか

という問題を論じあって居たキュウリたちのうちの哀れな一つは


熱心に考えすぎて周りから意識がそれるほどだったので


気がつくと食卓への梯子は  ....
おいくつぐらいだろう、
70は優に超えていて、
80には届くかどうかというような
御年齢の男性の方が、
ウォーキングというには、
少し小走りのような時もある
という歩き方で、
早朝5時台 ....
散開していく意識の束
思考も感情も意志も
ばらばらばららと
死の宴に焚べられ
さようならさよなら
嫌いも好きも私事執着
皆ぃんな何時か諦められる迄 、

雨の降り続く 容赦なく降り続く ....
万霊節の夜
 名残りの夏の 季節の扉をしめる今宵
 ここはいずこも
 森の精霊の異形の獣たちに
 あふれ
 さまよう


 Trick or treat
  Trick or t ....
○「歳月」
歳月人を待たず だ
今年もあと二月
暦に向かいて言うことなしだ

○「動いて考える」
人間は動物だから
動けば脳も働くようになっている
考えてから動くよりも
動いて考える ....
あめ色のクモの子、
尽きることがいちはやく約束された、
はかない太陽の子、
古い階段の手すりに金色の糸を垂らして、
もうほとんど冬にちかい、
まばゆい晩秋の陽に透けて、
とてもちいさくかが ....
友達の死体を探している
死臭に耐えながら蝋燭をかざして
権力が被った正義の仮面に
喉を掻き切られたらしいんだ

血を流した空
明けそうにない明日
無邪気の死体が積み上がり
燃やされて天 ....
青く発光する塊が、
美しい水で鎮められる

影のない真昼、 
明るい夢の瓦礫から 
神々の失敗のかけらを拾う 
穢れた土を、 
いくども水で洗い流す 
その水がふたたび海へ還る

 ....
故郷に帰るも
人も町も変わり果て
あの頃の故郷は今はない

あの田んぼ
あの空き地
あの店
あのクラスメイト
あの空気
あの関係性
もはや記憶の片隅にしかない故郷

なんだかよ ....
花野誉さんの自由詩おすすめリスト(1563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らない月の出る晩に- 馬後の竹 ...自由詩525-11-4
なみだ暦__蒼風薫- エヴァル ...自由詩325-11-4
アカトンボ- 唐草フウ自由詩7*25-11-4
ケンケンパー- 泡沫の僕自由詩425-11-3
おやすみ私_/_未明のサンクチュアリィ蒼風薫- エヴァル ...自由詩525-11-3
おむすび__もっぷ- エヴァル ...自由詩625-11-3
船に揺られて- 泡沫の僕自由詩225-11-3
月下、夜陰の光点にて(改訂)- ひだかた ...自由詩6*25-11-3
泥棒猫- 自由詩6*25-11-3
漏れてる- たもつ自由詩5*25-11-3
微震__もっぷ- エヴァル ...自由詩525-11-3
晩秋の綿毛- 本田憲嵩自由詩1125-11-3
叫びの中で沈むーー彼岸のスキップ- 泡沫の僕自由詩425-11-2
めも- うし自由詩225-11-2
聖杯- ひだかた ...自由詩625-11-2
柵__もっぷ- エヴァル ...自由詩625-11-2
魂の居場所- 自由詩7*25-11-2
かえらぬ木霊- ただのみ ...自由詩7*25-11-2
ここに命があるから_※(音楽付き)- こしごえ自由詩8*25-11-2
- 多賀良ヒ ...自由詩425-11-2
怒った顔のクマダス- 足立らど ...自由詩425-11-2
ネギよりキャベツ___蒼風薫- エヴァル ...自由詩325-11-1
人間喜劇- 秋葉竹自由詩425-11-1
透空、ぱっくりこん(改訂)- ひだかた ...自由詩625-11-1
万霊節の夜- 月乃 猫自由詩12*25-11-1
独り言11.1- zenyama太 ...自由詩3*25-11-1
晩秋の赤子- 本田憲嵩自由詩1125-11-1
少年- 自由詩925-11-1
呪われた宝石- atsuchan69自由詩16*25-11-1
故郷に帰るも- にのまえ ...自由詩825-10-31

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