悲しくて悲しくて
忘れることにしたことが
胸の中にはたくさんある
もうさよならをしたんだ
諦めたんだ
だからいいんだ
出かかった言葉は
またもや飲みこまれ
外へと生み出されることは ....
良く晴れた秋の日の朝
力強い日差しが
窓辺へと降り注ぐ
働く人々は
そんなことは気にせず
うつむいてペンを
走らせているが
その表情のない顔には
窓辺からの光が
輝いている
身 ....
夜が落ちてくる
夕闇の秋

空に残る青の名残
雲の陰影
輝き始めた三日月と
まだ小さな一番星
切り取られたような山際に
影絵のような樹木達

光と影の混在は
もう指先まで押し寄せ ....
いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る

囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る

静かに本を閉じたなら ....
ほしになれ ほしになれ

雑多な日常 ほしになれ
記憶の海よ ほしになれ
あらゆるいろいろ
ほしになれ


屑かごにはいろいろあるものです
捨てれば遠くに忘れていく
 ....
暇な休日の午後は静かだから
通りを走る車の音と
入ってくる風のゆらめきが
時折 妙な空白をつくってくれる

不思議な夢から目が覚めたら
何度も記憶をなぞるように
おぼろげな記憶を
 ....
夏の朝は早く光に包まれる
草むらの緑に残る
小さな水滴
頭上では
木々も深い呼吸をしている


夜が明けたら急ぎ足で
太陽の光は強くなる
人々も駆け足で支度を始める
セミが鳴き始め ....
地震被害に遭われた方の為に、できる限り情報、リンク等々並べていきます。
(3月17日 7:00現在)

更新情報
(3月17日 7:00現在)
福島原発情報新たに追加、一部URL短縮。

 ....
夜 眠る前に
街中でそっと
花火を打ち上げることにした


それは
音のない花火


暗闇の中に
現れては広がる
色とりどりの
懐かしいひかりだ


目を奪われるのも
 ....
苦手だったフローターサーブ
ここ一番の試合で 緊張の時
ボールをポーンポーンと床に弾ませて
構える
ネットをじっと見つめて
呼吸を止めて
考えるのはいつも
自分の為じゃなくて
あいつら ....
愛してる
愛してるぜベイベー
好きよ
好きなのよダーリン
もうあなたしか見えないわ
俺もだぜベイべー
ああ 会いたくて会いたくて
寂しくて寂しくて
どうのこうので
ラブ&ピース

 ....
ひとりでぐるぐると迷いながら
ため息ついても
考え事は出てこない

道すがら色とりどりの
洋服や靴 メイク道具
ウィンドウには花が咲いてる

地下道を抜けて回り道
ネオン輝くお星様
 ....
帰りの電車で
ぼんやりしていると
飛びこんできた
ゴルフプラン


どうやら鉄道会社が
主催する旅行で
これまた鉄道会社が
運営するゴルフ場までの
往復の電車代と
プレー料金と
 ....
朝練後の先輩は
太陽さえも離さない

水道で
顔を洗う時など
もちろん

私のほうなど
見ちゃいない

先輩
先輩
水しぶきがとても
冷たいですね


ほら こ ....
おお 勇者よ
旅立ちの前にそなたには教えおかねばならぬ

おお 勇者よ
これから行く手を阻む様々な困難に出くわしたら
私の言葉を思い出すといい








まず ....
もしかしたら雨が
降っているのかもしれないと思う

特に興味はないけれど
窓の外からシトシトと
何かしらの音が聞こえてくるから


もしかしたら風が
吹いているのかもしれない ....
夜遅く 家に帰る
澄んだ夜空 揺れる花々
風を切って 月に話しかける
猫が鳴いてる部屋に着く

鍵を開ける カチャリと響いた
隣の部屋にも 上下の住人にも
わかるくらいに静かに響 ....
どんなに冷たい風が吹いても
君と居れば温かい
殺風景な空間も
安らかにしてくれる

こたつよ

足元から温もる
やわらかな
この居心地

こたつよ

ゆるりと過ぎゆく
至福 ....
携帯電話を新しいのに
変えようと思ったが
色々ありすぎて
なんだかよくわからない
欲しい機能と操作性と
デザインと値段を考えた
どれにしよう 考え中 考え中 考え中
三時間が過ぎた
 ....
地球の裏側の海岸から勧喜に沸く人々の声が聞こえる
真っ青な海と太陽の陽射し
美しい瞳のきらめき
少し離れた先では 小さな家々が並び
土肌の見える道を 子供たちが走り回る


朝を迎えた都 ....
僕の中に居た太鼓持ちが
えへらえへらとやってきて
やあやあ こんちは ごきげんどうです?
なんて機嫌取りにやってきたものだから
むすっとした顔で
追い払ってやったら
なんです えらい ごき ....
がやがやと騒がしい声 
私の部屋は 
あの人やあの人やあの人たちといった
懐かしい面々でいっぱいだった
酒が入り 積もる話に花が咲き
まるでずっとそうしていたかのように
ずっとそん ....
静かな森の夜
美しい花々の庭を通り
白い砂利道を歩いてゆきますと
古びた像の前へさしかかり
ひとすじの風が
私の耳に何かを運んできたのです

はっきりとした意識はありませんが
ぼんやり ....
ホームを歩いていたら
ほうきとちりとりを持った駅員さんが
花びらを掃いていた


小さなホーム 裏の桜の木
頭上から桃色の両手を差し伸べて
風が吹けば
ひらひらと舞い降りて ....
書けないなあと
悩んでしまって
何も書けなくなるよりも
君が何かを書くことが
素晴らしい
君に何か書くことが
あるということが
素晴らしい

僕も時々
誰かに指を指され
笑わ ....
春の陽に
野原の草がきらきらひかる

菜の花が揺れ
ペンペン草が大きくなる

ホトケノザも
紫色の小花をたくさんつけて

たんぽぽが
黄色のブローチのように
地面をかざる

 ....



三十七度五分の微熱を利用して
交信を試みてみよう
見えないスピードで世界を飛びまわるという
スカイフィッシュ
窓の外に広がる空


誰の目にも止まらないけれど
ただ飛んで ....
三匹の野ねずみの兄弟
チッタ チッチ チットのおはなし

三匹の野ねずみの兄弟たちは
仲良く暮らしていた
しかし
食べ物を取りに行くのは
いつも長男のチッチ
めんどくさがりやの次男チッ ....
クリスマス・イブの夜がやってきました


あ! 
あれだけ言ったのにまだ起きてる子がいる!


そうですね 心配ですもの
サンタさんの様子を 
そっとうかがってみましょう
でも サ ....
ルドルフや 具合はどうだい?
  サンタさん 私はもう長くはないでしょう
バカなことを!
  いいえ これは天命なのです
ルドルフや お前がうちに来た頃は 
まだほんの赤ん坊だったじゃないか ....
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タイトル カテゴリ Point 日付
剣とおじさん自由詩1+11/12/13 0:08
光の窓辺自由詩111/11/9 23:08
闇のさなか自由詩411/11/3 22:30
夕陽自由詩6*11/10/26 19:26
ほしになれ自由詩4*11/9/25 22:53
ミントティーと懺悔自由詩311/7/25 0:45
朝露と夜のブルー自由詩111/7/14 21:51
東北地方太平洋沖地震 情報リンクまとめおすすめリ ...311/3/11 21:11
カーテンコール自由詩111/3/10 1:06
友だちって何だろう?自由詩010/12/28 1:16
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ゴルフプラン自由詩010/7/6 1:03
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RPG自由詩210/5/8 1:22
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デリケートな惑星自由詩510/4/13 0:46
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ケータイ機種変更自由詩110/1/14 0:13
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駅員と春携帯写真+ ...308/4/11 21:07
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風邪の日のスカイフィッシュ自由詩308/1/10 18:26
三匹の野ねずみ自由詩0*08/1/1 19:30
「ねぇねぇ、サンタさん。」完結自由詩2*07/12/23 17:36
「ねぇねぇ、サンタさん。」 第二部自由詩1*07/12/20 21:29

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