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多少古くてもこれはよかったという本を紹介していただけると、スレオペは喜びます。 古本屋へとんでいきます。 小説スレッドの冠をつけましたが、書籍ならばなんでもおすすめしてください。 >165 ブレヒト! 懐かしいですなぁ。 学生時代、アドルノとブレヒトの研究会にちょっとだけ顔出しましたわ〜。 ※※ 小説じゃないけど、バルトの『明るい部屋』が今でも好きですなー。 載ってる写真見てるだけでドキドキしてくる。 久生十蘭『ノンシャラン道中記』などなど。 『犂氏の友情』『昆虫図』が青空文庫で読めるようになって嬉しい。 まったくもってスンバラシイ絵なんだから。 グレッグ・イーガンとテッド・チャン好きですーーーーー #http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=26811(万物理論) #http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=139619(しあわせの理由) #http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=8674(後半、顔の美醜について) #これでは自分の宣伝みたいなので慎ましくsage グレッグ・イーガンもいいです。 がっつりのSFで好きです。 ものすごい想像力です。 『祈りの海』(短編集)ははじめて読んだとき、すごい衝撃を受けました。 たぶん、この人は「人間は計算できてしまうものなのだ」と本気で思っているんだと思います。だから、人間は読みうるものだし、読めるんだから書き換えもできるんだと。思いつくところだと、「しあわせの理由」(『しあわせの理由』所収)なんかはすさまじい想像力でそういうことを書いていると思う。いや、なんか、違うかもしれません。すみません。自信ありません。 『順列都市』なんかは、イーガンのすさまじい想像力がコンパクトに詰まっているので、はじめて読む人にはおすすめできると思います。 テッド・チャンの『あなたの人生の物語』がいいです。 ハヤカワです。SFです。短編集。 なかでもよかったのは「七十二文字」。 とあるオンラインマガジンで、スティーヴン・シルバーが「アルケミーパンク」と命名していました。なんか分かる気がするネーミングです。 個人的にはすごくツボでした。 「あなたの人生の物語」もいいし、デビュー作らしい「バビロンの塔」もいいです。全部いいです。 おすすめです。 今までなんとなーく避けていた島尾敏雄を読みはじめた おお〜 いんじゃない? この夏のうちに後藤明生も読みたい …あ おすすめしてない いしいしんじ けっこういいですよ 伊坂幸太郎 「陽気なギャングが地球を回す」 映画化もされ、またベタなところですが…。おもしろかったです。 表紙をちらり見つつ読むのをためらっていましたが、 爽快でした。読んで何か残るわけでもないですが テンポが良く、雑学も入っているので単純に楽しいです。 設定の無理さを華麗にスルーして読めれば、それはもう、良い。 『金曜日の砂糖ちゃん』酒井駒子著 発行:偕成社 優しいタッチで描かれる絵とリリカルな文章の織り為す珠玉の絵本。 魔法みたいな癒しが、ここにあります。 『魔女文書』ウニカ・チュルン著 発行:Galleria AMICA ハンス・ベルメールの恋人として知られる女性の独語アナグラム詩集、対訳付き。 独特の不穏な空気漂う訳の詩編と独語のアナグラムのほぼ四角く構成された頁を繰る毎に、不思議な世界にトリップ出来ます。 『幻想録』W.B.イェイツ著 発行:パシフィカ トリップ出来ます。 円錐状の図形等も入り、この辺り稲垣足穂辺りと通づる物も感じたり。 あと、書籍では無いですが、お薦めの出版社 Die Gestalten Verlag 恐らくドイツの出版社、洋書ですが、最先端のグラフィックの書籍をメインに展開していて、とても好きです。 オナニーマスター黒沢 http://neetsha.com/inside/main.php?id=429 タイトルもそうだが、書き出しから他を寄せ付けない下世話な内容が到る所に存在する。 どこまでも連なる下用語にあっさりと俺は限界を認めた、はずだったのだが、なぜか先を読み進めずにはいられなかった。 予想通りの展開と期待を裏切られる展開の応酬に板挟みにされ、精神はボロキレ状態。その果てに俺はこの作品を読み終えた。時計はいつの間にか零時をまわっていた。 どうやってもハッピーエンドとはなれないこの作品のラストは、不思議に幸せな余韻を残して終了した。 作品中、幾度も俺が感じた、よくわからない無常さというべきようなものは、俺が中学の頃に感じたそれと同じだった。 いや、ここまで面白く思うとは思わなかった。 例えるなら、ニコニコ動画できまぐれ検索でハルヒ本編の動画をみつけて、 「丁度いい。涼宮ハルヒとは如何なものか。値踏みしてやろうじゃないか」 とかいいながら見てみたら、なんだかんだで意外に出来が良くて、結構ハマってしまった時のような、複雑な心境だ。 その辺の見た目真面目な本だけが常じゃないということを再認識させてくれた作品だった。 ってこれは書籍じゃなかったからダメかな? 書籍ではないけれど。これおすすめです。 日本ペンクラブ:電子文藝館 『軽気球』ラーゲルレーブ作 鈴木栄訳 http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/novel/suzukisakae.html 辛いお話。でも根っからの悪人がひとりも出てこない。 だからこそよけいに辛いのかもしれない。 アゴタ・クリストフの『悪童日記』も読むと いい感じに心のバランスが取れるかもしれません。 >>149 文庫を以前10円で買ってたんですが、読まないままでした。 149を見てからすぐ本棚を掘り返し、読みはじめました。 いま半分過ぎまできたところです。おもしろいですねこれ。 対話編っぽい作りなので(内容が概念的、寓意的ではありますが) 詰まることはないです。すらすら読めて哲学的で興味深い。 よいご本ご紹介サンクスでした。 トルストイ「光あるうち光の中を歩め」 原始キリスト教の教えに生きるパンフィリウスと、俗世間にどっぷりつかったユリウス、二人の対極の生活に生きる親友の対話によって進められる19世紀に書かれた小説。 しかしこの小説に書かれている問題はそのまま現代に生きる我々が抱えている問題とまったく同質であり、現代社会でどう高潔な魂を持って生きるかを示唆してくれます。 お薦めです。 宮部みゆき ぼんくら ひぐらし 匂いたつ江戸の町並み、そこここに散りばめられた希望の光、きらりきらり おおげさでなく、説教くさくなく、きざでなく ただ静かに 訴えかけてくる 遠藤周作「彼の生きかた」 彼の作品の中ではかなりマイナー、 なかなか手に入らないこともあるようです。 でも、あたしはこの作品が一番感動した・・・。 彼のなまの優しさがよく生きています。美しい。 宮下木花 11歳 童話集 ひとしずくのなみだ 銀の鈴社 小さな鈴シリーズ 小一から小五までの作品 十作掲載 小四から児童文芸誌「童話のポケット」で連載を受け持つ 群馬の詩人で小説家の宮下洋二さんの娘さん みやしたようじさんには 若い頃作っていた同人誌に参加して頂いたり お世話になったのだけれど また 娘さんの本を読ませて戴き なんともいえない時間の経過と縁に じーんとしてしまった。 みやしたさんの本も多数ありますが 今回は木花さんに応援エールします。 池上嘉彦「記号論への招待」岩波新書 記号の特殊なケースとして、詩における記号使用も分析しています。 詩について考える際の理論的な枠組みを提供してもくれます。 『抱擁家族』、いま読んでます。すごいっすよねー。 小島信夫がまだ現役で作家をやっている、っていうのが脅威です。 ジョン・アーヴィングの性描写は、わりと(いやかなり)まともではないでしょうか。 うーん、まとも、というのとも違うかな。男性視点とも思わない。 うまく言えないけど、私には、男性にはこうあってほしいという理想、とまでは いかないけど、そういう視点を持った人のように思います。 たとえば『ホテル・ニューハンプシャー』において、彼は書きました。 >レイプは殺人だ。 服部まゆみは読んだことないので読んでみます。 『死の泉』はここ何年かの日本小説個人的ベストです。 『スラン』『夢見る宝石』は・・・・うわあ。はずかしい。なつかしい。 シオドア・スタージョンなら『きみの血を』がだいすきです。 #私はあまりに個人的愛着のある本を紹介するときはsageる習慣。 ジョン・アーヴィング氏の本はどれもおもしろいですよ。 特に『オウエンのために祈りを』が好きです。この作品は『サイモン・バーチ』という映画にもなった作品で、最後に「ああ、なるほど」と思います。 本好きの周りの人に勧めたり聞いたりした結果、どちらかというと男性が好む作品のようです。 彼の作品は、どれも底に流れているものが同じで、作者の経験したことや青春時代に感じた必ずしも良くない感情なども、フィクションの中に織り込まれているように感じます。 わざといやらしく表現しているものはないと思いますが、性描写もあるので、苦手な方は注意です(私は中学の時に読みましたが、大丈夫でした←ヲイ) 日本とずいぶん感覚や習慣が違うんだな〜と思うこともあります。 彼は、すごくいろんな経験をなさってるんでしょう、すごく引き出しが多いような気がします。それゆえに読んでいてあきません。女性からしたら、「うーん。」と思うようなところもあるのですが(彼の作品はとても男性らしい男性目線なので)物語の面白さはぴか一だと思います。 『ガープの世界』や『サイダー・ハウス・ルール』でご存知の方も多いのではないでしょうか?こちらもおもしろいですよ。なんだか、紹介になっていなくてすみません^^;まだまだ紹介したい本はたくさんありますがこの辺で。よろしければ一度ご覧になってください。 >131 私は女なんだけど、やっぱり主人公の少年に感情移入して読んだので、 かなーり嫌な気分になりましたですね。 しかしその嫌な気分がいいきぶん(なんだそりゃ ある種マニアック過ぎる本ではあるのでsage >130 ジャック・ケッチャム大好きです。 『隣の家の少女』は冒頭から猛烈に不穏な雰囲気が漂っていて特に好き。 好きな女の子へのイジメに自然と加担してしまうヒドい主人公に感情移入させられる、 という意地悪な趣向ゆえに、男性が読むと特に嫌な気分になるんじゃないかと思う。そこが好き。 「隣の家の少女」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459402534X/gendaishiforu-22/ 何の罪もない養女を養母とその子どもたちが虐待しまくる。ただそれだけのサイコホラー。苛める側の子どものひとりが主人公。全然ヒトサマにすすめる気ないけど、ある種の人には必要だろーと思うのさ。激烈不機嫌気分真っ暗のさっきまでの私にはかなり必要でありましてね、再読したら気分明るくなった。 >あをのさん ええ、とても面白い本です。 頭の良い方らしく、それぞれの理論をよく理解してらっしゃることが、 文章の端々から伝わってきます。 今年(2005年)出た本です(3月25日発行)ので、 それほど広く知られているわけではないのかもしれませんが、 買って損はないはずです。 ただ、参考文献がほとんど洋書なのが少々つらい。 専門にやってないと英語の術語はよくわかりませんからね。 廣野由美子「批評理論入門」中公新書 文学理論の用語や様々な批評方法を、具体例に即して分かりやすく解説しています。 文学について考えたい、批評の仕方を知りたい、という人に格好の入門書です。 『パストラリア』ジョージ・ソウンダース 短編集。とても面白い物語。 カート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』『スローターハウス5』 この前読み返したら、やっぱりおもしろかったんです、私には。 「昭和史」 半藤一利 (平凡社) まともに勉強をしなかった俺だが、そんな俺にもわかりやすく、 そして楽しく読む事が出来た本なので、お勧めしたい。 俺が楽しめたと言っても、内容が「著者は朝鮮が嫌いです」ってな感じでなくて、 それこそ、本当に昭和の激動を記しているのである。 日清、日露戦争、太平洋戦争をメインに書かれている本なのだが、 学校では教えてくれなかった事実を知り、大いに衝撃を受けた。 俺の考え方が変わった、と言える本。ぜひ、お勧めです。 特に、俺みたいに偏った事を考えている人の場合(苦笑 「花椿」 今連載中の短編小説「Tokyo Galaxy」海野 弘 はとても面白い。気軽に読めます。 「Ishkar」あをの過程さん こちらで連載されている小説です。 私は教養小説が好きで、主人公が何かを見つけに行くようなお話しがすごく好きなのでというだけでおすすめするのも何ですが、(もちろんそれだけではないし、普通の教養小説とは違うのですが、長くなるし・・・1ファンのただののろけになっちゃうし)13章まで進んだこのお話、次回、なななんと ライブのシーンが待ち受けております。 以下はあをのさんの言葉 「この後は、小説家にとっ究極の難関、 「ライブ」が待っています。しかも、それは僕にとって、 最大かつ最愛の敵との格闘をも意味します。」(「Ishkar scene13(3)」コメントママ) と書かれているとおり、「ライブ」を小説の中で書くというのは至難の業。 ライブのメンバー、ライブの観客、歌、熱気、振動、音響、光、ライブのセット、主人公、それらが渾然一体となったあの情景、あの興奮、あの独特の時間の流れを果たしてどのように描ききるのか? そして主人公はライブの中でどのような体験をするのか? 読者は何を体験するのか? さあ、小説好きの老若男女よ、刮目して待て! 若き小説家が世紀の難題に立ち向かう瞬間に立ち会おうではありませんか! (大袈裟なのでsage) >>30 「夜の姉妹団」、僕も読んでてクラクラしました。短編の中でも短い作品が多いけど、読み終わるとすごい充実感があった。 車谷長吉の「赤目四十八滝心中未遂」をなめてかかっていたので反省した。 これはおすすめできる。読まず嫌いはいけませんね。 1 2 3 4 スレッドを新規に作成したり、コメントを書き込むにはログインが必要です。 ![]() 0.23sec. ver 050714.4.0 | スレッドニュース |