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生贄合評スレ (創作系)スレッドオペレーター:いとう
試験的に作ってみます。上手く回らなかったら消します。

やり方。
1.作者が合評して欲しい作品のURLを貼り付ける。合評開始。
2.誰でも好きなことを好きなように。基本的に何でもあり。
3.なんとなく場が収まったら、次の生贄を待つ(笑)。

注1
合評される作品の作者は、合評内容に対してどのような発言権も持ちません。
つまり、自分の作品に対する発言は禁止。最初にURLを晒すだけ。
作者が特定の発言に星を入れるのも禁止します。

注2
合評中は、新たな作品のURL貼り付けを認めません。
合評は1作品に対してのみ、行っていきます。

[10]ふるる[2004 11/01 23:04]
誰でも好きなことを好きなように。基本的に何でもあり。

の、お言葉ですので、印象(←読んだ時に、心に浮かんだとあるシーンです)を・・・。

いかにも獣らしい、けだものがいる。匂いもきついし、やさぐれているようだ。
けだものは、気付いていないけれど、本当は苦しい、そして悲しい・・・・。
というわけじゃない。
けだものは、あっさりと、ケシゴムで消される。
後には、ぽかんとした自分が、残される・・・。
 

[9]斗宿[2004 11/01 22:54]
「けだもの」
いとうさんは何ゆえにこの作品を「未詩・独白」と分類なさったのであろうか?
この作品が独白であるとも、詩に至らぬとも私には思えない。
私見だが、いとうさんがこの作品を「未詩・独白」としたこと
それ自体がメッセージ性をもっているのではないかと推測する。
すなわち、ありとあらゆる先入観やそれに類するものを持ち込まずに
この作品に向き合って欲しいということではないかと考えているのだ。

感想や批評がつけば、それを読んだ人間の中には
この作品に対するある種の先入観が多かれ少なかれ生まれるであろう。
それを防ぐために、いとうさんはこの作品を「未詩・独白」としたのではないだろうか?

この作品はありとあらゆる意味で、場面で「答え」に相応するものを
導き出されること、「答え」を限定されることを拒絶しているように見える。
ここでいう「答え」とは、この作品における「けだもの」という言葉の意味であるとか、
けだものは醜いのか美しいのか、などといったことである。
さらに、この作品からは感情や主観論といったものも排斥されようとしている。
それは作品の随所に見られる。

2連で示される、泣きも吠えもしない、感情を示さないけだもの。
3連で示されるけだものの目は、誰も見たことがないと言われながらも
澄んでいる、いや濁り腐っている、と評されどれが本当かは判らない。
主観論の否定は第5連、けだものの爪が尖っている理由を語る際に行われている。
守るためについているのか、殺すためについているのか?
どちらの説をとっても、それは所詮主観に過ぎない。

>知らないのは
>けだものであること
>そして
>けだものと呼ばれていること
>そして
>けだものという言葉があること
名は存在を示す。
けだものが「けだもの」と呼ばれていることを知らないこと
「けだもの」という言葉を知らないことは
他者に自己の存在が認識されていないけだものの悲哀とも取ることができるし、
自己に対して他者が存在していることを認識しないけだものの傲慢とも取れるであろう。

このように、全ての問いは明確な答えを得ることなく、永遠に問い続けられるのだ。
そしてこの、「永遠に問い続け、見つめ続け、探求し続ける」ことこそ
作者であるいとうさんが読者に求めていることなのではないかと考えるのである。

最後に、いとうさんがこの作品を敢えて合評の場に出した理由についてだが
「答え」のない、「答え」を限定することの出来ないこの作品に
各人がみた様々な「答え」を敢えて公開することによって
この作品が「答え」の定まらない作品であるということを知って欲しかったのではないか?
などと、愚考してみたりするのである。
 

[8]汰介[2004 11/01 21:42]
一見ぱっと見は、何気ない描写なんですけど、
けだものと言う言葉に、何かしら異様な物を感じ取ると、
そこから、色々な技術にしろしかり、見えてくる様な気がします。
(出だしから、当り前の様に描写が始まる、
しかしそれは、全体にとっては細部と思われますが)。
乾いた、と言うのでもないですが、けだものと言う言葉からすると、淡々としている。
私にとって、恐怖感を感じさせないのが、逆に一瞬怖い。

しかし、

>知らないのは
>けだものであること
>そして
>けだものと呼ばれていること
>そして
>けだものという言葉があること

ここで、読む側も実は、
本人も気付かない所でけだものになっているんだよ、と含みを持たせる。
それは、含みを持たせる、と分かった所で逃れられる訳でもなく、
けだものである事を認めた所で、どうにでもなるものでもない。

そう考えると、けだものと言う言葉を使っていながら、
実は癒しの詩なのでは?とも思います。


と言うか、怖いスレだ(笑)。
 

[2]サツキ[2004 11/01 14:11]
これ、好きです。
>誰もが知らないあいだに傷ついているので
ここが特に。知らない間に傷ついているってことは、
知らない間に傷つけてるってことでもあり。

>いや
>同じことだ
>誰もが守るために殺すので
>死ぬことだけは
>平等だ
ここは、この詩のなかでの響きは素敵だと思います。
ただ私は死ぬことさえも平等でない気が、するのですが。
ここでの「けだもの」は、人間のことですかね。
人間は美しいけだものですもんね。
 

[1]いとう[2004 11/01 14:00]
というわけで言いだしっぺが最初の贄に(笑)。

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=19561
 

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