きっと君のフィルムは
あの頃のビデオ・クリップみたいに
歪んだ画を映してるんだろ

レンズのせいか
被写体のせいか
なんて、知らないし
分からないけど

付いてこれないなら
ネルシ ....
母さんの前でうまく笑えない



母さんは昔、私の頬を往復ビンタした

母さんは昔、私を木に縛り付けた

母さんは昔、私の手の甲に煙草の火を押し付けた

何度も

 ....
祖父がお風呂にはいってからずいぶん経つが、水をいつまでも持ってこない母を怒鳴りちらすのがわたしたちの父であり、入れ歯のおちた印度カレーを前に、斜交いに正座している祖母の息子、つまりその父はまだ .... 左にある物体を右にする動作を繰り返していました
それくらい自分はパンダみたいな生物でしたね
雲が右から左へ流れ
私を通過する際のみ雨をしたたらせました
二葉が滴を反射しとてもきれいでした

 ....
まるで、息でもしてなかったかのような気持ち。

しゃべる言葉を呑み込んで。

言いたいことは、いっちゃいけないことで。

ころして、ころして、静かに、笑って。

苦しいなんて感じなくて ....
蛍舞う哲学の道繋いだ手

東京は蛍に夜を与えない

蒼い火は霊子凝縮した蛍

恋やもめモールス信号打つ蛍
たいふううぅ

傘がくるくる空に消える

わくわく甘い匂いがしてくるよ

たいふううぅ

子供たちが笑っている

大人たちもはにかんでいる

たいふううぅ

あぁびしょ濡れ ....
*俺は無差別主義者じゃねえ けれどよ・・*




いつもひょっこり顔を出す

厚い扉の向こうから

忘れた頃に


開け放つのは

私が私であって

貴方とそれほど違 ....
言いたいことだけ言って
消えてしまう卑怯者
なんで 逃げ出すのかな
別に喧嘩する気もないけど
空っぽの主張って虚し過ぎない?

偽善やきれいごとで 世間の注目を集めて
その実 無意味な言 ....
自分のことを棚にあげてヤジる {画像=120618103300.jpg}

断面を滴り落ちる雨粒はあの日に還れぬ哀しみの匂い

断崖を打つ荒波にとびこんだペンギンたちまさに今とびこんだ

鳥。飛ぶことだけを目的に骨の密 ....
 
思い出の国に目覚める眠り姫

映画を観たり、キスしたり、

その度、僕の胸はキュッと痛くなる



 
おれは殺風景
 がらんどうで埃濛々


 だから昼の檻に閉じ込められた
オオミズアオなんか見つけると
こんな錆びついた工具のような手をしながら
そっと 捕まえてみたくもなるものさ

 ....
眼を瞑ると何が見える

瞼越しにLED照明の残像が

やや遅れて

大脳葉で知覚される

残像はしばらく漂い、すぼんで消えたあとは

赤黒い闇のスクリーンに

何かを見よ ....
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日

学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった

後輩の回遊魚達には
軽 ....
車に乗り込むと会社に向かう
いつもの出勤時刻
晴れた朝は 陽ざしがまぶしい
光を避けて 道路を走る

段々と 車列がのびていく
大きな車も小さな車も車間距離は同じ
列のスピードに合わせて ....
増毛剤カタログふえても髪増えず

亜麻色の髪の乙女に足踏まれ

夜が来る妻の叱咤の恐ろしさ

おじ散歩犬と一緒に立ち小便

借金のかたに妻をいらないか?

足摺岬とこずれの母思い出 ....
ふたつの月が映る時

悲しき心蘇り

あなたの心もどらぬと

再び涙の川渡る
 君は 優しすぎる
 
 笑いすぎる

 身体をくの字に折って 土砂降りの雨の中で
 ラリッたシャムネコのように 笑い転げて

 まるで その細い身体を濡らすのが
 冷たい水の滴で ....
{画像=120616222037.jpg}



季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
天気のいい日には
あの用心深い
マッコウクジラでさえも
プカプカ浮いてきて
日向ぼっこをする

細胞の中に葉緑素が
あるわけじゃないのに
きっと哺乳類の
マインドの問題だ

俺達 ....
雨の日に
西瓜をノックすると
入ってます、と声がする

ぽこん

西瓜まるごと持つと
かなりの重量感があるのに
成分はほとんどが水なんだってね
ふうん、そうなんだ
果物を食べると
 ....
きみは あまいよ 
けれど きみの人生が きみに期待しているのは
すべての雨の音を聞いて 
すべての風に こころを寄せて

甘く実らせることさ

-------------------- ....
夕暮れ
石ころが転がる河原で
ひとりのんびりビールと

割り箸に刺したはんぺんを
七輪でささっとあぶり
ちゅるちゅる呑みこんでいると

対岸にオレンジ
鬼火が屋台の提灯のように
等 ....
★いつ死んでもいいようにいつだってハッピーでいたい。ハッピーエンドが待ってるよ。ハッピーエンドが待ってるよ。そういって満足して死にたい。死んだら満足したい。遺言はもう決まってるんだ。「めでたしめで .... 私とリリーは旧知の仲で しょっちゅう双子に間違えられた
リリーの周波数は私と同じで
二人でいれば何でも乗り越えられたんだ
だけど 私は知っているんだ
リリーの方が賢くて
リリーの方が絵が上手 ....
ジャポニカには謎がたくさん。

みんな騙されたまんまだ。

政治家は賢こくって、卑怯なんだ。

人が捕まって、人が死ぬ。

そうすると会議で頑張るんだ。

みんなが嫌な事を ....
汚れちまった悲しみに……
中也の悲しみは
なんだったんだろう?

彼は孤独人
人を欲っしながら
人を拒絶していた

誰にも理解されない
運命を受け入れた
その引き換えに
神から創 ....
目覚めると夜が転がっている 私たちは雑食で 草でも肉でも食べているけど
全て命あるものであって 命を頂いているわけだよね
つまり 私たちを創っているのは他の命で
私たちを動かしているのも他の命

私たちのために殺された ....
じじさんのおすすめリスト(812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒い太陽- gy0.jp自由詩112-6-20
母さん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-20
習_家族の肖像- ズー自由詩1*12-6-20
パンダ動物園- まきしむ自由詩7*12-6-20
ただいま。- 狠志自由詩312-6-19
俳句2012_蛍- 北大路京 ...俳句17*12-6-19
台風やってくる- 灰泥軽茶自由詩8*12-6-19
差別君に告ぐ- ドクダミ ...自由詩212-6-19
偽善者の思うこと- 無限上昇 ...自由詩312-6-18
自分のことを棚にあげてヤジる- 北大路京 ...俳句8*12-6-18
レインシック_或いはシンメトリーな憂鬱- そらの珊 ...短歌9*12-6-18
眠り姫- 殿上 童自由詩20*12-6-18
光が煙のように立ちこめていた- ただのみ ...自由詩17*12-6-17
雨音- takano自由詩112-6-17
バタ足- nonya自由詩23*12-6-17
光る車の窓- 砂木自由詩13*12-6-17
哀しみのおやじ- 梅昆布茶川柳1712-6-17
ふたつの月- エメ自由詩112-6-17
理由を捨てて- まーつん自由詩12*12-6-17
通り過ぎる春に_/_駅裏の空地で- beebee自由詩25*12-6-16
哺乳類のララバイ- 和田カマ ...自由詩1+*12-6-16
雨の日に- そらの珊 ...自由詩17*12-6-16
マスクメロンお嬢様- るるりら携帯写真+ ...1312-6-16
はんぺん踊り- 灰泥軽茶自由詩19*12-6-16
ハッピーエンドを妨げる夜という魔物のはなし- ゆうと散文(批評 ...112-6-16
リリー- 無限上昇 ...自由詩512-6-15
ニッポン国- 自由詩312-6-15
【_プラスチックな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-6-15
目覚めると夜が転がっている- 北大路京 ...俳句15*12-6-15
食物連鎖とパパ- 無限上昇 ...自由詩412-6-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28