文字が空から降ってくる
あられみたいに降ってくる
だけど地面は乾いたままで
溶けることなく積み重なる
文字、文字、文字、文字…

文字が空から降ってくる
僕らの周りに降ってくる
それは ....
朽ち果てた体と心をもち
屈伸運動を続けています
 今からいくのです
わたしは裸で川を渡り
いくつもの手にそれを触らせ
堪えきれぬ恐怖を感じつつも
一歩一歩地に沈んでゆくのが  ....
わたしは
時々
星になる
星になって
{ルビ盲=めしい}の
黒蜥蜴の歩む道を
照らしたいと思う

わたしは
時々
風になる
風になって
見えないけれど
触れることを
証明し ....
言葉を探して、本屋に潜った

言葉を探して、映画館に隠れた

言葉を探して、言葉を探して、

すっかりくたくたになった僕は君の家に行った

インターホンを押すと君が
「おかえり」
 ....
{画像=120705001029.jpg}



小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった で ....
電気のスイッチを

パチンと点けて

パチンと消す

そんな毎日に

満ち足りた深呼吸をする時もあれば

ぽっかりと空いた口から

息を吐き出すだけの時もあり

今日も
 ....
白紙のラブレター炙ろうとして燃える  
あなたがくれたのは、ムーンストーンのピアス

ほんとのお月さまがなくなったら寂しいだろ、だって

ちょっと救われた、そんなこと言わないけどさ




※ちょっと蛇足

 
空想妄想現実逃避。


分かってるんだ。


あの人が私を好きになるなんて


1%の可能性もない事。


でもやめられない。


夜毎あの人を想って泣くんだ。
 ....
生きる理由を探して 世界を見回してみても
目に映るのは 影ばかり
闇の中に暮らし続けてきた君の目は
眩しすぎる光を浴びて めくらも同然

穴倉から這い出して
看板に書かれたルールを読もうと ....
小川のような楽譜を背泳ぎして
フルートを手にする君
瞳を閉じた音色は
君の夢をまさぐって青い湖に案内する
歌詞はそこで一隻のボート
僕は向かう方向に背を向けて
ひたすら歌いながら漕ぐ
 ....
雨の糸
紡いで布を織る

星の子
風邪を引かぬように

七夕
願い事を書いた短冊

白紙の未来
ペン先がじっとみつめている

願い事
人の数だけあるのだろうけど
根っこのと ....
「怒」


怒れ
とりあえず怒れ

開けろ
風穴を開けろ

亀裂でもいい
そこから侵入しろ

浸透でもいい
じっとり考えながら浸透しろ

正義ではない
生活だ

 ....
釣り堀の釣られる魚釣れぬ人

JR三鷹で降りて桜桃忌

短夜や痴豚のラジオ聞いており

南天の花に雨粒直撃す

夏至の日が一番嫌い吸血鬼 

藻の花や子供に会えぬ日は続く
 ....
理由も教えてくれないし

わたしはまた泣いてしまうよ


つまらない嫉妬につまらない束縛

そんなの今さら流行らない。


こんなくだらないことで、

わたしはもっと強 ....
折り畳み傘の畳み方には コツがあって
器用ではないのに私は そこは 得意で
自慢するほどでもないことが一番素敵で

端麗に畳まれた造花の朝顔を傘だと指差した指が
私の人差し指をちいさ ....
みんなみんな欲望にかられて

みんな欲張りになってしまった。

誰も止められはしないし止まらない

わたしだってそう思う。

大切な事の反対側で

もっと大切な事が過ぎてい ....
    窓を開け放ち
   空気を入れかえる

朝の訪れを遮ってだらりと垂れ下がる
 色褪せた思想を派手に揺らし
  この胸を蝕み患わせている
積もりに積もった誇りや死っけを吹き飛ばし
 ....
半分皮を剥がれた人体模型


ホルマリン漬けの胎児


『密会』と言う名がふさわしい場所


此処で総てが始まり、総てが終わった


もう二度と戻らない蜜月


 ....
吐く息が白くなって

煙草の煙と区別がつかなくなる頃

私は失恋をして

ショートホープを買った

短めの煙草は

涙が乾くのも待たない
夕べ僕はかわいい嫁さんをつかまえるために落とし穴をほっていたが
落ちていたのは中年の酔っ払いだったのでそのまま埋めてしまった
週刊誌の運勢をみたらあまりに悲惨なので世の中を憎んでいた

退屈で ....
夕方に母さんに
言ってみたかった
今夜のごはんはなあに

母さんは包丁を使っている最中なのに
振り向いて笑み
あおの好きなものよ

じゃあポトフだね?
母さんはふふっとまた
笑み
 ....
   夏の中で

夏がやってくる
世界がやってくるように
また一つの夏が
僕達の季節を過ぎていく

僕は幾つかの夏を知っている
剣道部の頃の夏や
大学生の頃の夏や
ニートの時の ....
先生へ。


身体に気を付けてね。


よぉく心と話し合ってね。


いつもありがとう。


追伸。


世界で一番愛してる!


ゆうより。
ああ、敵わないなって

彼女の横顔をうつしたプリントの落書きにも

僕には描けなくて

ちょっと自信、あったんだけど


ああ、敵わないなって
明日がやってくる
道すじに
サァァ、サァァァ……と
雨が降る

──誰も寝てはならぬ

けれど
そのうち
雨だれのアリアを
聴きながら
いつのまにか睡ってしまう

今日に
 ....
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は星を数えていました
こんなにたくさん
どうやって集めたんですか
と尋ねるので
生まれた頃からあったと言いました
使いきれない ....
パン屋の朝は早い。太陽が昇る前には起床。
パンを作る工程は秘密だ。
私がパン作りを人に知られないのには理由がある。
秘密にしないと魔法が上手くかからないのだ。
そう。私は魔法使い。パン ....
その空はどこにあるの
君が見たという
紺碧の空は

僕には見えない
何も見えない
白いカーテンしか

空がないんじゃない
僕は雨の真ん中にいるから

その空はどこにあるの
君が ....
他人に迷惑をかけて
生きてやろうじゃないか
生きる事は互いに迷惑をかけまたかけられること
迷惑をかけられることは時に嬉しい だから
そんな風にして生きてやろうじゃないか
迷惑をかけたくないな ....
じじさんのおすすめリスト(812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
文字が空から降ってくる- まーつん自由詩13*12-7-4
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7月のNobody/Something- そらの珊 ...自由詩19*12-7-4
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想像の手を伸ばして_/_ _それは繋がって行く- beebee自由詩29*12-7-4
スイッチ- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
白紙のラブレター炙ろうとして燃える- 北大路京 ...俳句16*12-7-3
ちょっと救われた- 殿上 童自由詩20*12-7-3
空想妄想現実逃避。- 永乃ゆち自由詩4*12-7-3
穴倉から這い出して- まーつん自由詩412-7-2
- 乱太郎自由詩24*12-7-2
ささやさや- そらの珊 ...自由詩24*12-7-2
刹那的発泡詩_<_2_>- nonya自由詩22*12-7-1
_俳句2012_6月下旬- 北大路京 ...俳句15*12-7-1
- 自由詩312-6-30
雨上がりに開く傘のおはなし- るるりら自由詩1912-6-30
気持ち日記- 自由詩412-6-30
いつか世界の窓が開かれると- ただのみ ...自由詩15*12-6-30
人体模型は愛を囁くか- 永乃ゆち自由詩6*12-6-30
ショートホープ- 永乃ゆち自由詩7*12-6-29
夕べ僕は落とし穴を掘っていた- 梅昆布茶自由詩19+12-6-29
ポトフ- もっぷ自由詩312-6-29
夏の中で- yamadahifumi自由詩212-6-29
ラブレター- 永乃ゆち自由詩2*12-6-29
落書き- 一酸化炭 ...自由詩3*12-6-29
雨の夜- そらの珊 ...自由詩13*12-6-29
星空銀行- 小川 葉自由詩13*12-6-28
#空想の街_#魔法のパン屋- 北大路京 ...自由詩17*12-6-28
遮光- うずら豆自由詩3*12-6-28
迷惑をかけても- yamadahifumi自由詩1+12-6-28

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