大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある

誰にも理解されな ....
手紙の最後に
P.S.と記す

ああ、そういえば
思い出したよ
とでも
いうような
そぶりで
P.S.と記す

白状すると
本文は
この追伸を
書くための
助走

その ....
晴れた日に
空を見ないなんて
空がもったいないと思う

いつもと同じ
車窓からの景色も
晴れた日は  ....
赤ちゃんをあやす
なんとか
笑わそうとして
百面相など
繰り広げる

赤ちゃんが笑えば
私も笑う
私は赤ちゃんにあやされている

【あやされる】とは
どういうことだろう
ココロ ....
少し遠くにいるあなたへ言葉を投げかける

言葉はメロディのように滑らかに

空中を軽やかにステップするでなく

少し自信なさげに

ひらがなは途中でぽろりぽろりと落ちていき

漢字 ....
【確信犯】
 
 ちょっとづつちょっとづつ間違っていく伝言ゲームのように、今日も


【からかい】
 
 本気かと問えばするっと逃げていき 遠くの空で春雷が鳴る


【三面記事】
 ....
田んぼに水がはられる
ぬるんでいく季節
みずはこべの緑のフレイム
鏡に映るモネの雲
蛙の声はまだしない
蜂の羽音がしない
そういえば鳥の声もしない
人が
何かをしゃべっているのだが
 ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
一緒に生まれてきたはずなのに
生きていた痕跡が何ひとつ残っていない
私と同じ遺伝子を持つ {ルビ方割れ=かたわ}
誰の脳裏にも浮かぶことのない
母が亡くなった 今は……
私だけが知っている  ....
音もなく流れる疎水路に
しだれる桜

雨が降り風が吹き
もう間もなく散っていく

音もなく流れる桜の花びら
ゆっくりゆっくり流れてゆくから

一枚一枚数えながら
スローモーションの ....
彼はハトムネを二羽飼っています

以前彼はハトの形をした
クッキーを作る工場で働いていました
或る日彼は眠くてたまらずたまらず
たくさんのハトの形をしたクッキーが流れる
ベルトコンベアーに ....
想い出の酸っぱい海に放り込み
          ピクルスの{ルビ浮標=ブイ}、カモメが休む

野菜はなんにも言わないけれど
          野菜の気持ちはよくわかるぅ野菜の唄。

春 ....
大人になって
出来なくなった

逆上がり

夕暮れのポストに
転送されてきた

手紙

差出人は
さかさまになった

世界

天をけりあげて
ポケットから落ちた

 ....
アマゾンという
喫茶店の水槽で泳いでいる
あの魚はピラニアだと
まことしやかに
客の間では
ささやかれていた

根拠といえば
そこに
張り紙がしてあった
「指を入れないでください」 ....
百円で買った文庫本

アメリカのとある古い短編小説

マウンテンパーカーの前ポケに

ちょうどだからと出かけるときに文庫本

雨がぱらぱら

結局ざぁざぁ

一日降って傘をさし ....
まどろみのなか
わたしは
今朝も
ひとり
つり糸を垂らす

湖面は心を映す鏡
澄んでいれば
すいぃーーと泳ぐ
ひらがなの鱗さえ
見えることもある
濁っていれば
口笛など鳴らし
 ....
{画像=120412064801.jpg}

多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
 18歳のわたし
細い肩に
いっぱい夢を乗せていた
小さな足に
赤いハイヒールを履いて
この掌で
いっぱい夢を掴めると思っていた

 18歳のわたし
愛することを知らず
愛されるこ ....
死神を副業にする桜守

満開の冷えた桜に沈む船 

堕天使も枝垂れ桜で白くなり 

漆黒の翼の痕に桜KISS   

JOKERが姿を消して花吹雪    

夜桜の影で小悪魔服 ....
{画像=120407235731.jpg}


その一本の桜の木は
古い民家の門扉の横にあって
左右に大きな枝を広げていた

ごつごつとして人を寄せ付けず
大地の力を漲らせ
雨風にそ ....
桜が降ってくる
雪が降ってくるように

その時
人は
空を見上げずには
いられない
人は
命の終わりに
気づかないふりなど
出来はしないから

空から降ってくる
ひらひらと
 ....
南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
{画像=120404231231.jpg }
やっとこ咲いた
桜の前で
人々は
デジカメやケータイの
シャッターを切るのに忙しい
かくして
ひとひらに宿る
いのちの姿は
小さなSDカ ....
くだらない差別に負けて雪雫

春分や そろそろビザが切れますね

春分やミャンマーの場所どこですか

春分や昼にも夜にも逃げられず

彼岸西風墓前で酒をちびちびと

遠足の弁当だけ ....
いかにも楽しそうに
エプロンをつけた
ふくよかなお母さんたちが
トランポリンで器用に
跳ねて宙返り
錐もみで
所狭しと回転している

その宙には
くるくる生地がまわりまわり
具材が ....
{画像=080320163452.jpg}


くそったれ と みそっかす


人生の不合理にコトバをあげよう

こんにちは Mr.鼻くそ野郎


そして人生の幸せに涙をあげよう ....
作戦開始

桜咲く夜
街のカオスすれ違う殺気
「天化。」六秒間のカクセイ

薫る風(ザナドゥーでは月の催眠術。未来の都市。)

桜降る世
叫び散らした多数の外傷
友情と云うカクセイ ....
ミソジニー
三十路
みそ味

似ている
おもしろいね

となりに
すわっている
女に
いったから
今日は
なんかの
記念日

国恥記念日
媚を
売ったから
おんな ....
{画像=120402105232.jpg}

いつの間にか
遠くまで来てしまったと
振り返ってみたら

 ――そこは知らない街だった

懐かしい駄菓子屋さんがあった
買ったばかりのお ....
あなたの細いその指が
鍵盤に触れる時
弾きだされる旋律

わたしの躯を包む
この胸に愛が充ちてきたら
心の琴線が震えだす

ねぇ愛してるといって……

こんなに想っていても
掴め ....
じじさんのおすすめリスト(812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_翼_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-22
追伸- そらの珊 ...自由詩18*12-4-22
『空のことば』- あおい満 ...自由詩15*12-4-21
あやとり- そらの珊 ...自由詩17*12-4-21
かたちのあることば- 灰泥軽茶自由詩12*12-4-20
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after_words- そらの珊 ...自由詩6*12-4-17
#桜2012_#京都- 北大路京 ...俳句18*12-4-16
【_ペルソナ_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-16
琵琶湖疏水しだれ桜- 灰泥軽茶自由詩8*12-4-16
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ベジタリアン- そらの珊 ...短歌712-4-15
返信- そらの珊 ...自由詩16*12-4-15
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桜ユグドラシル- 北大路京 ...俳句23*12-4-10
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熊沢マンダンゴ- 6自由詩312-4-2
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