すべてのおすすめ
皆さん、はじめまして。芹場照(せりばてる)と申します。私の実験室へようこそ。
「え?実験室?」と思われた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、私は当面の間、詩歌を始めとした創作活動を ....
ひろしの不満はもはや不満の領域を超えていた
さとしと言う部長の態度が傲慢すぎるのだ
「部長!」
「なんだ、おや?ひろし君、きみが私に何のようがあると言うんだね?」
「私は思うのです…あなた如き ....
今 編
将来の為とは一体何だろうか?
明日死ぬと知らされて、将来の為と言える人はいるだろうか。
僕は明日死ぬと知らされたら、一時間ほど悲しみに暮れるかもしれない。
だけど、いつ ....
私は蝉の声の中で、ひぐらしのものが一番好きである。少し緑がかったボディに透き通るような翅というビジュアルも美しいと思う。夕暮れや明け方にカナカナ……と聴こえてくれば、夏の終わりを含んでいるようでなん ....
どれだけ乱雑に穴をあけてもあなたが上手に枠をつくるので素敵な窓になってしまうのであった。わたしの体
あおむけにした手のひらは雨をうけても陽をうけてもなにかを掴むことをせず、笑ったり泣いたりするの ....
そういえば、
と千津子は言った。
貴方何時までここにいるんだい。
天気は晴れかそれとも雨か。
飴でも降ってくれねえかねえ、
そんな事を思いながらお前に飽きる迄だよ等と、
笑いながら答えると ....
時間という途方もない罪のなかで、許されるとしたら何があるだろう。たとえば夜、わたしは座って往来を聞いている。電車の行き交う音とサイレン、携帯電話にむかって笑う若いひとの声、風。時折虫が、(蝉だろう ....
宝籤はもうすぐ二歳になる。相変わらず尻尾の先をわずかに白く染めているかわいい黒犬。でも、もう自分の手足を持てあましたようなちぐはぐな動きは消えてしまった。暑い日、賢い番犬よろしくブロックのうえに身 ....
あの頃わたしの精一杯で生きていた。
遠い記憶は優しいものではなかったが
大きな怪我も病気もせずに
三十年以上生きてこられた。
親には感謝すべきなのだろうが
生憎ずいぶん前 ....
娘はまだわたしのようには言葉をもたない。けれど、言葉なしの接触はつねに限りなく真摯であって、そのことはわたしを何度も打ちのめす。そのときわたしは、わたしでしかなく、同時にわたしである必要はないのだ ....
通俗的な作品というのは、これまでもヒットしてきたし、これからもヒットし続けるだろう。シェイクスピアにも通俗的な要素はあるが、しかしシェイクスピアの作品はただの通俗的な作品とは違う。
物語性、 ....
芸術というものにはある種の断層のようなものがある。そう思うのは、ミシェル・フーコーの『言葉と物』を僕が読んだからではなく、小説を読んでいて、そう感じる所があるからだ。
....
『わたしと猫とばあさん』
1
車と同じスピードで車道を走っていました。そうしないと死ぬのです。走りながらひまわりを植えることも忘れない、
R ....
通常の企業ではマーケティングというものがあり、消費者のニーズに答える、というのはもはや、普通のフレーズになった感がある。実際、そういうマーケティングをして消費者のニーズを把握して、物を作る企業というの ....
僕の実家の近くに、一軒の八百屋があった。その八百屋は『杉本青果店』というごくありきたりの名前だった。その八百屋では、おそらくは杉本夫妻であろう中年二人の男女がただ淡々と働いて、野菜を売っていた。僕は登 ....
哲学者や芸術家の方面へと向かう人はどちらかというと暗い人、無口な人、ネガティブな感じの人が多いのではないかと思う。これは一般的にそう思われている事であり、僕もこの事については一般的にそう ....
現代人が陥っている状況を『可能性の地獄』という概念で説明してみたい。これは僕が作った概念で、誰かのものを盗んだ覚えはないのだが、似たような事を言っている人はおそらく他にもいるだろう。まあ、と ....
彼は「ヤマダヒフミ」という名前でネット上に投稿していた。投稿する内容は、詩、小説、批評などであり、彼は自分で文学に対するある程度の造形があるのだと考えてた。彼は日常生活では、桐野龍 ....
この本を読み終わった人間は必ずや、辛い苦い思いを味わう事だろう。作者のミシェルウェルベックは、まるで、現実の僕達の醜い部分を僕達に無理やり見せようとしているかのようだ。僕達はこの書物を読んだら、沈黙 ....
あなたは夏のひとだった。雨のない笑顔をしてわたしを不安にさせる。長い手足をなめらかに泳がせて、いつもすがすがしく気持ちをかきまわしてくれたのだ。いつぞやのモーテルは名前だけ変えて、その窓の多くに過 ....
1
一般的には、小説の方が詩よりは読むのは簡単である。また、批評よりも小説を読む方が簡単だ。そして、出版量で考えて ....
子供たちはまたぼくの話を聞こうと目を輝かせている
じゃみんな今日は魔法の馬車の話をしょうか
わーい魔法の馬車!魔法の馬車だってさ
その馬車は馬もいないのに乗った人をどこへでも連れてってく ....
植え込みの中から突き出た足
薄汚れたジーンズと穴のあいたスニーカー
ホームレスが倒れてる
覗きこむとひげだらけの男が生きているのか死んでいるのか
眠ったように目を閉じている
額のあたりを蟻が ....
私が各地(といっても3都市だけだが)転勤の末、夫の出身地である広島へ行くことになった時のこと。
それを聞いたある人が言った。
「大丈夫なの? 広島に住んで。ナマ水とかは飲まないようにしたほ ....
困りましたね、担当者は腕組して顔をしかめた
何故、国籍を取得する努力をしなかったんですか
はあ、こんな時がくるとは思わなかったものでつい・・・・
あなたの事はよく知っているので、なんとかし ....
庭で宝籤が吠えると、赤ん坊はゆるめていたこぶしにすこし力をいれる。両腕をま上にあげたかたちで―頭がおおきくてまだ手がまわらない―眠っている花。
ゴムでできたボールを奥歯のもうすこし向こう側で噛んでい ....
「あ、はじめまして。君が新人作家の○○かい。あ、どうも。いや、君の作品読んだよ。それでさ、感想だけど・・・・。面白かったよ。・・・・素晴らしかった。これは十年に一人の・・・・・・・・いや、ごめん。こ ....
「多分、君は僕の事を知っているだろうし、僕も君を知っているだろう。君の周囲で一番暗い顔をしているのが僕だし、僕の周囲で一番悲しい顔をしているのが君だ。僕達は互いを知っている。でも ....
道の真ん中に鍋のようなものが落ちていました
拾い上げると小さなUFOでした
うちの5歳と3歳の男の子が
二日ほどオモチャがわりに
投げたり叩いたりして遊んでいたんですが
....
僕は普段、インターネット上に小説を書いて発表などしたりしている。僕はまだ無名の書き手にすぎず、その書いたものにはほとんど反響などは来ないのだが、先日、僕の小説を読んでくれたらしい人物から、長文のメー ....
まーつんさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(159)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一つの試論あるいは宣言〜自己紹介に代えて〜
-
芹場照
散文(批評 ...
4*
14-12-18
ちょっと息抜き物語。。
-
陽向
散文(批評 ...
2*
14-9-9
限りある人生について考えてみる(´・ω・`)
-
陽向
散文(批評 ...
5*
14-9-8
夜更けの紙相撲_夏の墓
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
14-9-3
窓枠屋さん
-
はるな
散文(批評 ...
4
14-9-1
千津子
-
田園
散文(批評 ...
4
14-8-31
穴は穴ごと穴のまま
-
はるな
散文(批評 ...
3
14-8-21
まなざしのこと
-
はるな
散文(批評 ...
5
14-8-7
さよなら、お母さん。
-
永乃ゆち
散文(批評 ...
7
14-8-1
娘のこと
-
はるな
散文(批評 ...
4
14-7-8
物語に深みを出すには
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
2
14-7-6
サリンジャーとドストエフスキー___(現代小説と近代小説の断 ...
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
4
14-6-26
わたしと猫と豆の樹①
-
まきしむ
散文(批評 ...
1
14-6-22
『演者』と『目』__〈社会を分割する二つの属性〉
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
2*
14-6-20
_僕が『小説』を書くきっかけになった、とても小さな出来事__ ...
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
5+
14-6-18
_哲学者、芸術家の世界を変える方法について
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
2
14-6-14
可能性の地獄
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
4*
14-6-13
ヤマダヒフミの消失
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
2*
14-6-11
ミシェルウェルベック『素粒子』書評
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
4*
14-6-9
排気ガス、五十音表、あぶら
-
はるな
散文(批評 ...
4
14-6-6
混迷錯雑した小説論
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
1*
14-6-5
_ミッシングリンク
-
アンドリ ...
散文(批評 ...
1
14-6-4
_カード
-
アンドリ ...
散文(批評 ...
1
14-6-3
夜更けの紙相撲_水の月_プロミストランド
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
14-6-3
_窓口にて・・・
-
アンドリ ...
散文(批評 ...
3
14-6-1
息のこと
-
はるな
散文(批評 ...
5
14-5-30
才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
1
14-5-29
外科医より君へ
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
3
14-5-27
__鍋
-
アンドリ ...
散文(批評 ...
2
14-5-26
アンチ礼賛
-
yamadahifumi
散文(批評 ...
2*
14-5-21
1
2
3
4
5
6