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真夏だが雪の降る日である。こんな日に足湯へゆこうと誰ともなく言い出すのはしごく真っ当、ふだんは気難しい祖母までもが電話を寄越して「足湯かねこんな日は」とめずらしく意見をそろえてきている。
「冬の靴下 ....
夏休みでした。水族館へ連れて行ってもらい、夕食付きのホテルへ泊まった。
水族館では、いるかの跳ねるところと、くらげの展示と、あしかのショーの最中に、濡れたあしかの肌が、おどろくほどすべらかなさま ....
 大嫌いだお前なんぞ。
 生きていくのに邪魔な古傷があってだから俺は夏でも長袖で。そんでダンスをおどるんだ。あいつを殴るダンスを。ぶっ殺してやりたいよねー。「うぜえんだよ!」
 足が痒いのでかいて ....
インド人形ってなに?
それを今から検証していこうと思います
一緒についてきてくださいね、はい
黒板を見てください



その時校庭では三組の女子、エリコさんが
両足をがっしりと開き腰を ....
わたしたちは誓いました。そこで
わたしははじめて誓いを立てました

(わたしはいつもそうです、「まさにそのとき」が来るまで、それが、いったい何なのか想像することもできない、そしてそれに立ち会 ....
大飯原発ゲート前を占拠した勇者たち。
出遅れて30日、23時から参加。
私は機動隊にかなりびびっていた。
反対の連呼、ダンスが楽しい。
その光景に涙が流れる。

涙を誘ったのは、 ....
 泣いて泣いて目がでめきんみたくなってて洗面台で下着姿で意味不明なダンスを、原始的なダンスを、無言でダンッダンッダンッダンッダダッダッ…頭を振り乱して、揺さぶる。体重は思ったほど減ってなくて、戻りつつ .... 昨年の大震災以降の、日本における「共有化」というのか、共有観というのか、そういうものがちょっと異常になってきているように感じる。

あの日わたしは関西にいて、テレビがどのチャンネルもばたばたと ....
洋楽好きといっても、日本人である以上は、日本人である理由をどこかに隠しもっている日本人ばかりである。ブルースの影響が少しでもないと、結局は、洋楽であるとは言いきれはしないのだ。そんなふうに、多くの ....  まったくというほど、創作意欲が湧かないのである。
 僕の書きものなんて、創作と呼べるほど大層なものでもないので、別に湧かなくたっていい、いやむしろ湧かないほうがいいぐらいに思われているのは分かって ....
半年ぶりにかえった家はおどろくほど暖かく(ガス・ストーブをいれたの、と母)、慣れない匂いがした。住人が減り、それとちょうど反比例するように増えていく飾られる写真。

ウエディング・ドレスを着る。い ....
ノエルギャラガーのアルバムを聴いて、寝た。喫茶店ではいつもこち亀を呼んでいる。ギターを弾く気力も最近はなくなっていた。俺にギターを弾く才能がないのはわかっていた。その音は、俺の感性からは遠かった。 .... 友達を失ったような気がする。僕は寂しかった。
外に出ては、時の流れの中から帰ってきた。

フランス。
その地平を思い出す。
あれは離着陸の時だった。
平面的な畑がどこまでも広がっていた。
 ....
空港を歩いて、異世界へ向かう僕。
黄色い、窓から見えていたはずの街に吸い込まれていく。
というのは嘘で、北駅にまずは向かった。
フランスは金がかかるね。
イタリアも例によらず。
僕はドミ ....
こちらへ住むようになって8ヵ月が経った、といえば、もう慣れて当たりまえだという頃だけれど、しかし昨年の9月頃まではまだここと、実家とを行き来していたから、じっさいに腰を落ち着けてからはやっと、3, .... おとといの晩、列車をのりついで、姉がこちらへ来た。
電話が来たのが六時半で、その四時間あまりあとに明石のコンビニエンスストアで発見したとき、姉はおそらくいそがしく泣いたり、笑ったり、落ち込んだり ....
例えば、現代詩フォーラムを見ます。(当然、現代詩フォーラムは例です)
今日、たくさんの詩(まぁ「たくさん」なのかわかりませんが「たくさん」とします)がアップされます。
アップされた詩には、ポイント ....
 「俺は自分が青や緑やとにかく寒色のものを着ると、ただ具合が悪そうな人に見えるということに十八歳になった日に思い知らされたんだよ。」
その日に赤いセーター二枚も買ったんだ。

 十七歳も今思えば ....
ノルウェイの森を、久しぶりに読み返していて、七章に差し掛かったところで何かおかしいな、と思えば、43ページ目(つまり44ページ目も)がきれいに破りとられていたのだった。ワタナベと緑が昼間から酒を飲 .... 大阪市のあたらしい市長がニコニコ笑っているテレビ、独裁者が死んだ、知らない言葉、知らない人々。ずっともう昔に、キリストは死んだらしい、日本の政治は永田町でなにやら絡まっています、名刺交換、ミサイル ....  明日人に会うので、伸ばしに伸ばした髪を切りに床屋に出かけた。逗子駅前にある床屋で、中年の男性とその母親と思しき女性の二人でやっている。男性の方は、すっとした二枚目で、恐らくサーフィンか何かをやってい .... 日常の中で発せられる言葉はいつも、自分自身のことを表現することはない。ただ、広い空間の中にぼんやりと存在する響きのようなものである。道行く人はいつも、それらを思うことなく口にすることだろう。私のよ .... 田舎のモーテルは都会のそれと比べものにならないくらい広い。(そして安い)。どことなく過剰装飾でふるくさい(でも清潔な)クロゼットやバスタブ、けばけばしい色の使い捨てのアメニティ。プレッサーとアイロ .... 【無為自然】

 最近、写真を撮ったり絵を描いたりする。日頃からよく風景を眺め、虫や鳥や野生動物や雨や雲を注意深く観察したりして、クソ田舎で無為自然な生活を送っている。
 そういう無為自然の視点 ....
 箱の中に妖精を飼っている、と男は言った。
 男が言うには、妖精には性別はないのだそうだ。
 そんなことを書いている文献もしらない。妖精がどういう姿なのかも知らない。
 男は歌うように言う ....
 ここのところ、詩をやることに少し疲れている。詩を書くことに、ではない。詩をやることにだ。詩を書くだけなら、いつでもそういう気持ちになることは出来る(もっとも、僕の場合は気分屋で、おまけに面倒臭がりの .... つらい、つらいです。この文章をですます調で書き始めてしまった
ことがつらいです。
第四集「必要のない寓話」は徐々に僕の好みが占める面積が増えて
ます。少しやらしいことも書き始めてます。「そう ....
まーつんさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夏の雪、地蔵骨峠の夢- はるな散文(批評 ...312-9-4
8/14- はるな散文(批評 ...412-8-15
自殺依存- 榊 慧散文(批評 ...112-7-17
告白- まきしむ散文(批評 ...312-7-9
6/16- はるな散文(批評 ...312-7-2
再稼働反対!- 八男(は ...散文(批評 ...6*12-7-1
栄螺が食べられない夜- 榊 慧散文(批評 ...212-6-24
消えた電池のこと- はるな散文(批評 ...512-3-13
下痢になっては書けないから- 番田 散文(批評 ...112-3-9
僕のマスターベーション4- 花形新次散文(批評 ...312-3-1
ガス・ストーブのこと- はるな散文(批評 ...412-2-22
つらつらと- 番田 散文(批評 ...212-2-13
2007年の罪- 番田 散文(批評 ...112-1-30
ある日のこと。- 番田 散文(批評 ...112-1-29
日記(/0115)- はるな散文(批評 ...412-1-16
おとといのこと- はるな散文(批評 ...512-1-10
詩のリミックスについてえええええええええええええええええええ ...- 反現代死散文(批評 ...9+*12-1-4
十八歳の犬- 榊 慧散文(批評 ...1212-1-3
43ページ、つまり44ページ目- はるな散文(批評 ...311-12-21
初雪- はるな散文(批評 ...4+11-12-20
ボクのマスターベーション(3)- 花形新次散文(批評 ...17*11-12-17
人間にとっての言語- 番田 散文(批評 ...111-12-16
アイロン、アイロン台としわのあるシャツ- はるな散文(批評 ...511-12-6
【批評祭参加作品】詩を特別だと思ってる人たちへ- 相田 九 ...散文(批評 ...11*11-3-6
妖精- 裕樹散文(批評 ...310-11-29
詩をたたきのめす- 岡部淳太 ...散文(批評 ...7+10-4-12
こんなものを書いてきた_03- Monk散文(批評 ...12+05-9-11

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