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手紙 のようなものを 
書こうと おもう

声に してしまうと
儚く 風になってしまうようで

私が 
今ここに いることや
この時代に 生きることや
出会った すべての人や
 ....
「悩みなんて無いんだろうな」
笑えない戯言で寂しさを紛らわせるたび
誰から皮肉混じりに呟くの声が聞こえた

十年後の展望など描いていない
貯金どころか借金さえある
誰がために働いているかと ....
             080903



明日も良い天気
保障する
空約束と信じていたが
少し軽率すぎたようでした
宗谷本線
抜海駅で降りて
歩きだしたときは、よく晴れていて
 ....
風が吹けば花弁-はな-が散る
あの人へ寄せた思いを載せて
ちらちら舞ってその名を虚空に描く
叶わないと判っていても
愛さずには要られないから
静かに内側で熱を

何て美しい散り行く光景- ....
渇いた喉に、
ジンジャーエールを流し込む。
ありとあらゆる細胞に吸収され、
ぼくは炭酸の泡で息をする。


ぱちぱちと、星がまたたくような音がひろがっていく。
なんとなく宇宙はそこに ....
お元気ですか?
過ごしやすい季節になってきましたね。
体の具合はいかがでしょうか。
僕はと言えば長年悩まされていた不眠症も改善に向かい
毎晩、ぐっすり眠れるようになりました。

僕は今、夢 ....
疲れ果てて
色褪せた
繁華街の朝を通り抜け

ガラガラの電車の
ドアのすぐ側の席に座り
手すりに頭を預けたまま
揺られる

 満員電車とすれ違うたび
 何かが足りないような
 そ ....
わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみえるほどです

だから、あなたのこと
やさしそうになぜたりするのも
ぎゅうっとだきしめたりす ....
 
風呂の戸を開けると
いつかの僕が
髪を洗ってる

背中を洗ってあげると
ありがとう
そう言って
妻がしてくれてると思ってる

湯船には
いつかの祖母が入ってる
髪を洗う僕に ....
 
庭の土を見てる
花ではなく土を
理由もわからずに

そこに横たわる
土の言葉で
言葉などなかったように
懐かしく対話する

知らない時を生きた
土の中に
句読点をさがしたら ....
風が吹き
細い音を立てながら
僕の体が擦られる

鳥が大きく羽ばたく音
振り返ると
木葉のように舞い落ちる
一枚の羽

すでに鳥の姿はなく
もう空を優雅に
仰ぐことのない
一枚 ....
檻の中に
一匹ずつ
入っていて
「お家に連れて帰ってね。値下げ、半額!」
っていう
カードがついてる
人懐っこいオマエ
大きくなりすぎたね
そういうことってあるんだ
運が良ければいい ....
友達と二人で
山でキャンプをした
山といっても中腹まで車で登って
キャンプ場にテントを張っただけ

晩飯はカレー
キャンプといえばカレーで
これを食べるためにキャンプするようなもの
か ....
 
孤独の森に迷いこんだなら
出口を見つけることは
容易ではなかった

孤独の森を
歩き続けることは
苦痛でも
それは森のせいではなかった

森は伐採され
孤独は終わりのない
 ....
どんどん五角形の家へ入っていくといいよ
そばにはいつでも手帳があるんだから
どんどん予定を書けばいいよ
そしていつでも時間に追われてるんだから
グルグル部屋の中を走ってればいいんだよ


 ....
1.

今までに
無くしたものごとをひとつずつ
丁寧に数え上げて見せては
笑い

今まさに
指先からほろほろと零れ
落ちた
それを
見送っては
泣く

かなしく
 ....
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ....
  かなしくてもしあわせでも
  かぜはいつかあめになってしまう

僕の知らないところでも
発電風車をすり抜け
ロウソク工場の煙をながし
ビルの隙間で口笛を響かせ
千切れた段ボールを蹴飛 ....
世界を感じる旅に出た知己から、手紙が届いた。
写真が一枚同封されていて、白い息を吐く馬と白眉を垂らして笑う彼がいた。
手紙の文末には「君が好きそうな響きを見つけたので、一緒におくります」と書かれて ....
空から
落ちた日のことを
おぼえていない


海を
ながめることを海として
その浅きをのがれる
すべにおぼれる


太陽はもう
ことばではないけれど
確かにぬくもる
 ....
思いのほか強くてうまい酒が入ってた

あれは酒入りチョコなんかじゃなくて

猪口で作った瓶入りの酒だ

なーんてなんて

どうにも手が止まらない

進む進む酒入りチョコ

実は ....
さまざまな事象について科学的な見解がつけられ、証明され、人間は自惚れる
私があなたのことが好きだってことが一番重要な話なのに、それさえも忘れる
結論からいけば、この世界はなんて美しいんだろうかとい ....
ちょっとだけ焦げたトーストに
マーマレードを丹念に塗りつけながら
行間が欠伸している新聞記事を
接続詞のように眺めていた

かなりぬるくなったコーヒーを
スプーンで執拗にもてあそびなが ....
そいつは黒のタクトップに
80年代のシャンブレーシャツを着て
66後期のボロボロのジーンズに
黒のスニーカーを履いていた
サンドベージュのMTBに
飾り立てた削り出しのパーツで
ネオレトロ ....
足踏みをしていたら
後ろから吹いてきた風に追いこされてしまった

きっとわたしは
まだ夏のままでいたかったのだと思う

だってまだ海にも行っていないし
夏服の気に入ったのも見つけていない ....
夏の終わりの夜道に 
動くことの無い蝉が 
独り 
仰向けに転がっている 

( 人々の 無数の足が 通過する )  

長かろうと 
短かろうと 

人の一生は 
蝉の一生に  ....
影が動きに遅れてゆく
遅れては遅れては重なりつづけ
ひとつの歩みのたびに咲き
ひとつの歩みのたびにたなびく



海の終わりからはじまる砂漠で
影と涙は会話していた
 ....
カルピスを飲んだら、凄く濃かった。
何故なら、氷が溶ける前にすべて飲んでしまったから。

南極の氷が溶ける前の海の水と、今の海の水は、濃度が違うんだろうか。
小学生の夏休みに行った海の水の味と ....
 
はじめて
家族旅行に行った
夜の宿で
そこは二楽荘というんだけれども
楽しいことは
一つや二つどころではなく
三つも四つも
心配など
なにもなかったから
いくらでも夢中にはしゃ ....
ある人はりんごを食べ
ある人はりんごを食べなかった
りんごを食べた人が幸せになり
りんごを食べなかったひとは不幸せになる
そのような不毛な幻想を
幸せの糧としてはいけない
私たちの日々の起 ....
かんなさんの自由詩おすすめリスト(1283)
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もう一度微笑をくれるよう- 松本 卓 ...自由詩208-9-6
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しつれん。- AKiHiCo自由詩208-9-5
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入浴- 小川 葉自由詩608-9-3
花と土- 小川 葉自由詩508-9-2
風の足跡- かいぶつ自由詩208-9-2
こいぬ- チアーヌ自由詩708-9-2
山で- ふるる自由詩10*08-9-2
孤独の森- 小川 葉自由詩3*08-9-1
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雨が降るとき、きみは- Utakata自由詩608-9-1
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酒入りチョコを食べたらほろ酔い加減になった二日酔いの午後- 短角牛自由詩208-8-30
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