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やわらかい陽射しは
私に優しく寄り添う
飛ばした
紙飛行機の行方を追って
昨日は空の果て

私のまるい横顔を
秋風が優しく触れる
ごあいさつしましょう
もう秋ですね
囁く言葉が昼の ....
I がない一日でした
アイがない一日でした
自分が留守な一日でした
ただ流されていくばかりでした
土左衛門なのでした

いくつもの橋の下をくぐり
今更ながら橋の憂鬱を知り
壊れたが ....
遠くばかり見てるね。

秋の夜空はとても澄んでいて
僕の焦点の合わない目でも
うっすらと星が見える

遠くばかり見て歩いてたら
石に蹴つまづいた
気付くと
隣にいたはずの君がいなかっ ....
どれだけ
つまらぬ嘘を聞いたら
あなたを嫌いになれますか
さびしがり屋の
つよがりをみせに やってくる
そんなあなたを
待ちくたびれ

生きていれば
いいこともあるさって
一緒 ....
晩夏がこっそりと
私にかけた、風邪

現実と現実じゃないところを行き来する間
畳から忍び寄る
蚊取り線香と、い草の
ほんのり甘い、苦い匂いを飲み込む

日が沈むにつれて
赤みを増 ....
君は彼女じゃない

そう自分にいいきかせても
彼女の欠片を
そこかしこに見つけてしまう

喜んだ顔とか
ふとした仕草とか

そんなことから
7,8年前の
ほろ苦い思い出が甦る
 ....
永遠のひび割れていく音がして
半球は淵から欠けていく

美しいひとに抱きしめられ
全身でぬくもりを感じるまでは
生きていようと心に決めた
あの冬の寒い日
凍結した死の決意は
恋をしたと ....
裂礫を繰り返して
果て、
新しい暮れに出会う

カワラヒワの子供は
膨らみすぎたその羽根を
もどかしげに絡げ
留める

望まれる正しさを経て
邂逅する
みなそこの白骨
ねえ、遠くの君がゆるやかに流れて

形にならない欠けてしまった星たちが
泣きながら私の跡を追って
並べられた言葉に色をつけてゆくけれど
まだ太陽のはにかんだ顔を忘れずにいたい


もう ....
僕らの声がまだメロディであったころ

あの日の伴奏は誰であったか

幾度かの恥知らずな転調を繰り返し

レコードの針を追いかけてくるくるおどけた

胸の蓄音機が鳴らすあの、雰囲気が
 ....
そらの高いところから
ひとひら
落ちてきそうなよる

くらくしたへやで
ひらこうとする花だ

気づく、気づかない
しかくの、四角の、視覚の、詩、書くの

そらの奥から
針はの ....
ホットサンドを握った指で擦る
胡椒の煙が気持ちいい
愛されてるピカピカのテーブル
夜風の頭上
月はちょっと遠いけど
うとうとしちゃって
楽しい
■秋
すべての色を飲み込んで
ただ透明である、秋

■チャイム
夕陽が窓ガラスに映ったとき
風がいつも置き去りにするもの

■図書館
古びた新築の匂いがする

■デジャヴ
 ....
あなたによく似たひとだった

人違いと戸惑うわたしの顔を覗き込み
どうかしたのと気遣ってくれた

これを落としたひとをずっと探しているのと
あなたの落しものを目の前に差し出した

その ....
 
 
ろくでなしの父親が
息子が来年
六歳になる頃には
幼稚園に行かせてやると
飲みながら大ぼらをふいて
株価を上げようとしている

職場では
仕事をどんなにこなしても
それが ....
「予」


予め渡されたまっさらな空に

どんな雲を描いたって勝手だけど

思い込みの風力のぶんだけ

天気予報ってはずれるんだよね




「定」


定まった行先 ....
{引用=
僕のアパートは猫が飼えない
窓から見えるのは隣の物置と、アルミのベランダの裏側だけ
コンビニのビニール袋が 風にふかれてカサカサ笑い
忘れられた洗濯物が 雨に打たれてしおしお泣いてる ....
 
 
お正月
母の実家から見える
山脈の麓にスキー場があった
数キロ続く田の先にある
駅前の街のそのさらに数キロ続く
田の果てに
スキー場が見えていた

とても遠いところなのに
 ....
コップの縁からあふれている
緑は
泣き出しそうに
低いところへ向かっていく

その底辺で
受け止めて
手の中に溜まっていくのをみてる

私の睫毛の先から漏れた
藍色と
手の中 ....
……なな〜つ、
   や〜っつ、
    ここの〜つ、とお〜
 
どこに隠れようとも
ひとたび
目をひらけば
あたしは 心のいやしい 鬼 
だ から
ようしゃは しない 
 
銀 ....
赤いチョーク
のようなトンボが
風をひっかきひっかき
ぼくの背たけを測っている


ぼくは大きくなっただろうか


朝ごとに
ぼくは生まれる
よろこびとかなしみの
草の中から
 ....
{ルビ顰=ひそ}めた枝に想いを隠せば
揺らぐ月あかりを帯にまとう
記憶をぬぐいおとす 黒いみずうみは、
深奥の靜かな湖畔から 寂々行きつくこのさきに 
こわされてしまう わたしの予感のする
 ....

職場で必ず着用するエプロンには
大きなポッケットが付いています
わたしはその中に
いろいろなものを放り込むのが癖です
ポッケットが膨らんでいないと
落ち着かないのです
膨らんでいて少 ....
流線形を手がかりに
ピースを一つはめてみた
ぴったり落ち着くことが楽しくて
暇潰しではなくなっていた


ピースが足りないから毎日のように探し歩いた
埃の積もるベッドの下
ジレンマの隙 ....
ここに一脚の椅子があって

それは懐かしいにおいのする木製の小さな椅子
小学校の教室にあるような椅子
揺らすとかたかた音がした

そんな椅子にあなたは腰かけている
手には一冊の詩集
マ ....
君はみぞおちのなかに
あたたかな雨を隠しているのでしょう?

いつになれば海の向こうに渦巻くひかりを
私は集めることができるのでしょうね。

緑色だとか
青色だとか
太陽に照らされると ....
自転車のハンドルと
お母さんの間に座る子供
かわいいだけじゃない子供

カルピスをあげたいな
百年に一度のいけにえにしたいな
僕に歯を見せずに笑う子供
心にらくがきをする子供

ゆう ....
末の息子が帰った後は
母さん 堪えるらしい
寂しいらしい
悲しいらしい
飯も作らにゃあ
起きても来ない


 そんなに辛かりゃあ

 キャッキャ キャッキャと
 喜ばなあ いいの ....
よるのそこにはやわらかなひかりがしづんでいる。

ひかりのまわりのよるはあさをはらんでにごる。

わたしのめはひるのひかりににごり、よるのやみにせをむける。


ほつほつとひろがってた ....
{引用=
もう明るくなっとうから帰るわ
真面目に生きななぁって
そんなんもう挨拶やろ
意味もなんもない
ねぇねぇ間違ってるんかねぇ


旅人気取りの朝帰りは
空も見ず人も見ず
自 ....
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