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インターネットにより
世界は発散に向かっていたが
戻ってきた土地は
歳を重ねて
背が丸くなり
収束していた様子だった
私の空間は
止まっていた
拡大するでもなく
収束するでもなく
 ....
 
ここで暮らしていたことが
夢のよう
いつかそうなる日が
来るとわかっていたから

やさしさは
やさしさでしかないことも
知っていたから
ただ祈るしかなくて
今も祈ることしかでき ....
空色のスモックを着て
如雨露も空色だったから
お空のかみさまになった気分で
プランターに雨を降らせた

ミニチュアの森を作り出す
背丈の小さなこのぐん生が
何という名前を持つのか
お空 ....
沢山の「さようなら」を蒔きましょう
いつの日か再び御縁が在ったら
笑顔で御迎え致します
愛しています愛して愛して
自分よりも愛しくて(断言、)

振り向かず前を見て下さい
私の事を思い出 ....
駅から宿に向かう道の両脇に
悪趣味な電飾に彩られた街路樹が
等間隔に我が身を嘆いていた

不自然に丈の短いスカートを履く
太い足の女達と何度すれ違っても
何を誘っているのか分かりやしない
 ....
音楽と光が止み
(ひそ、ひそ、)
雪など降らぬ、ましてや星など降らぬ
最初から諦めて、無数の
ただ、咳が
ただ、冬が
最初から諦めて崩れ落ちた白い灰の気配で
見知らぬマフラー ....
クリームソーダを注文すると
ウェイトレスは 少し
嬉しそうな顔した

昔の僕は デパートメントストアの屋上に行く
そこで 必ず クリームソーダ
注文して

その透明な緑の泡 ....
 花が咲く頃

にわかに、雨の降る頃

 私達
 
また会いましょう


気がつけば
 
 優しい命に守られていた

夢は近く
 
 本当に、ここにいた


 ....
生まれ変わったら
私、アメーバになる気がするの

そう言ったら
友達、笑ってくれたから

ミジンコになってよ

そうお願いしたら
友達、満更でもないみたい

そのあと
二人して ....
ドーナツを買った
大好きなチョコファッション


ひと口めをかじった後で

ドーナツの代金は
支払ったけど

ドーナツの穴の代金は
支払っていないコトに
気がついた
 ....
女の子は春に生まれました
桃色の小さな小さな靴が贈られました
風が若葉や清楚な花の匂いを運んできました

女の子の母親は六月がいっとう好きでした
雨が降ると木々や庭の草たちが
歌を歌うから ....
秒針は螺旋の軌道を描いて
歩くことでは辿り着けない場所に
らせんらせんを運んでいく
生まれることで届くだろう
窓の外で、まどのそとで

  ラッシュアワーに平気で押しのける
  普通に見 ....
 
 
 
 
・あいじん
 
雨の色に濡れる
言わば、瞳にも似たひと
 
歌うように憂うものだから
永久という箱に
追いやられてしまった
 
 隠れる、ようにして
 
 ....
 
なぐさめ方が
せつなすぎるから
苦笑してばかりいたけれど
ちゃんと泣いてくれる君の横顔を
ろくに見ることもできないで
最後にはいつも涙が零れていた

北風が目にしみるね
ふたりの ....
星降る夜にちいさな灯りがぽつん
ちいさなお家で
窓の外にも聞こえてくる
若夫婦が楽しそうにおしゃべりしているよ

プチプチリルレ
プチリルレ

ここは とってもおいしい と
評判のち ....
もうすぐ
閉館の時間です

あなたは
閉鎖してく放課後
お気に入りの本の隙間で
いつまでも
時間旅行に
行ったきり、
ライトノベルみたいな
軽やかなリズム
があったなら
言えた ....
頭が九つある竜の川の河口を抜けて
地図で見れば尾びれのような東尋坊に
ガス欠間近のバイクを止める
どこかの船越に追い詰められた犯人が
たどりつきそうな見事な崖だ
ドラマではほとんどの犯人が泣 ....
カトレア (優美な女性)


含み笑いの訳すら読ませてはくれずに

まろやかな眼差しで僕を押しとどめて

あなたは沈黙の端に句読点を置いた

微かな痛みを伴った午後が紫に薫っ ....
サンタの衣装を着せられて 
誰もが通りすぎようと 
友好的に両手をさしだし 
いつも変わらずにっこりと 
眼鏡の奥で目尻を下げる 

カーネルおじさんは偉いなぁ・・・ 

 ....
 
水色の目で見つめられると
溺れそうになる

その海を
器用に泳ぐことが出来たのに
今は浮き輪と
シュノーケルが手放せない

また振り向いて
見つめてる
なにか用事があるの
 ....
鳥取の冬雲が北風に迷っています
今日は大潮だというのに月が
複雑にからまっているのです

 私の言葉は上手でしょうか
 そんなことよりも伝えたいことの、
 たとえば月の輪郭を
 なぞる指 ....
小学校四年生の娘と姪っ子は
互いに追い駆けっこをして
おじいちゃんちの六畳間を回る

クルクルクル クルク ル

いつ果てるともなく回り続ける
ように笑顔に笑顔を重ねて弾ける

そ ....
冬の朝というのは
どうしてこうも透き通っているのでしょうか
そしてその残酷なほどに低温な誓いを
そ知らぬ顔で踏み荒らす通勤電車の暖房

冬に身を寄せ合うのは
厳しい冬をみんなで乗り越えるた ....
てっぽうゆり (純潔)


迷うことのない指先が夜を滑って

僕が吐いた言葉を花に変えていく

闇にも溶けないひたむきさを透かして

仄見える君の純潔が僕を温かくする

 ....
ラムコークのきらきらする泡を
退屈そうに、くだき
ちらすように
わたしのやさしすぎた
まちがいを
切っていった




微粒子の単位で
つきささる凍てつきの
ちりちりする
い ....
  冬の肌
  そのうえに
  人生という
  響きを
  かるがるしく
  載せる



  石油の
  まるい匂いが
  通学路を
  行進している


 ....
ぼくは
よるを呼び込む
ふるい風が
吹いて
かき消されそうな

{引用=感情、
枯葉が舞うよ}

透明だからね
色をつけたの
わかるかい?
きみの目印さ

{引用= ....
 
段差のない
同じような家のならぶ
団地に住む
友人の家に日曜日
遊びに行った

ちょうどお昼ごろだったので
お昼ごはんを
ごちそうになった

手作りの
パンとコロッケと
 ....
テレビの音が消えた時間に
アイロンをかけている
母親のすがたを見るのが好きだった
折りたたんだ洋服を
きれいに積み上げてゆく
母はやさしくて
いろんな話を聞かせてくれた

母は成人式の ....
兄によると

ボクは垣根のすみのくもの巣を
いつまでもじっと見てるような子供だったらしい

忘年会クリスマス正月となる前に
散髪を済ませておきたくて

さっき路地裏を歩いていた

 ....
かんなさんの自由詩おすすめリスト(1283)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一時停止- 北村 守 ...自由詩309-1-5
帰省- 小川 葉自由詩609-1-2
お空のかみさま- アヴィ自由詩6*09-1-2
さようなら- AKiHiCo自由詩309-1-2
ミッシング- 松本 卓 ...自由詩409-1-2
冬騒- A道化自由詩309-1-1
クリームソーダ- 瀬田行生自由詩10*08-12-31
無題- as自由詩308-12-31
Plankton_Union- アヴィ自由詩4*08-12-30
聖域- 夢月自由詩208-12-30
六月- ふるる自由詩8*08-12-30
いちばん遠い朝- たりぽん ...自由詩7*08-12-30
ほしくずたち- 山中 烏 ...自由詩6*08-12-29
友達- 小川 葉自由詩708-12-29
小さなパン屋- 乱太郎自由詩24*08-12-28
しおり- 夕凪ここ ...自由詩508-12-28
R305- 木屋 亞 ...自由詩3*08-12-26
花言葉四行詩_<8>- nonya自由詩9*08-12-23
カーネルおじさん_- 服部 剛自由詩408-12-23
海辺にて- 小川 葉自由詩308-12-22
月の輪郭、風の影- たりぽん ...自由詩19*08-12-22
永遠とは- kauz ...自由詩4*08-12-21
綺麗なお姉さんは好きですよ- 木屋 亞 ...自由詩2*08-12-21
花言葉四行詩_<7>- nonya自由詩10*08-12-20
Syncopate(シンコペート)- ねことら自由詩508-12-20
冬の香- 草野春心自由詩2*08-12-18
key- ゆうと自由詩2*08-12-18
段差のない家- 小川 葉自由詩6*08-12-16
缶詰- かいぶつ自由詩608-12-15
さっきちょっと- よーかん自由詩3*08-12-15

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