誰もいない風が隔てるものとは何だろう
僕がそれを感じるとき
道で立ち止まるとき 夢を見た気がする だけど
それは 日曜日の終わりを見せてくる いつも


部屋でテレビをつけると いつも
 ....
観覧車「天気予報がはずれたらお月見しよか」「しなくてもいい」 友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている 冷蔵庫たしかにプリン入れたはず 闇の中耳を澄ます
雨の音の向こうに
何か聞こえた気がして

屋根を打つ雨粒
木の葉から落ちる雨だれ
水路を流れる雨水
それらのシンフォニーの向こうで

一瞬
歌声のような
笑い声 ....
七色に輝く水しぶきを浴びて
キャッキャと走り回るあなたを
私だけのファインダーに
永遠に閉じ込めておきたくて
夢中でシャッターを押したのに
あなたのぶれた指先や
揺れるスカートのレースしか ....
正論を吐く人のカツラずれている ミドレンジャーとしか答えられない立場 自由にのびのびと泳がせてくれる人と
長続きするのだなと今さら知る

海水魚を飼っていた時
気遣って水槽掃除をしてくれた夫が
水温センサーを水に戻さなかったので
海水魚たちはみんな煮えました ....
夜をまとい ひとつ
また ひとつ
陽を仰いでは
あなたの声を 響かせる

厳かに切り離されていく 大きなかげろう
ゆらりと揺れては 温もりを浮かべて

 覚えていますか
 先の夏には ....
格別なこともない
特別な日に
ななめに笑い
或いは おもむろに悲しむ

おお 彼女は
ゆるぎない場所で
ゆるぎない愛を成就した

成就した
成就した
成就した
上手にした?
 ....
家と ともに
ここで 幾年
育み
たのし かなし
アルバム 重ね
名月をポテトチップで隠しけり 名月を言い訳にした二人かな 何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
哀しみは秋の日差しのように
ポロポロ
ポロポロ
こぼれるけど
いつまでこぼれるだろう
どこまでこぼれるだろう
哀しみは河の流れのように
サラサラ
サラサラ
流れるけど
いつまで流れ ....
茄子を収穫するときは
少し手前の枝ごと切りなさいと
教わった
少し大きくなったら三本仕立てにするんだよ


久しぶりの晴天で
開け放ったカーテンに蝉がしがみついて
鳴いてる
大声を ....
少し休みませんか


あなた頑張り屋さんね
手が言ってるわ ヘトヘト

でもあなた泣いたことないね
どうしてなんでしょう?


少し前
金環日食の起こった年でした

 ....
          140906
日々の営みを忘れ
食べることも
飲むことも
そのうち眠ることも
忘れた
思考回路が断線したらしいと
修理工は慣れた手つきで
チェッカーを近づけた
チ ....
            140905


有事の際は
可及的速やかに応援に駆けつけます
よく聞いた言葉だと思いながら
的とは何だ
適当だなと
敵の定義を
難燃化する

インク ....
青い空が広がる
絶好のボランティアデイズ

晴れ、ときどき孤独
フェイスブックは
今日もだれかれ楽しそう

どうかな
書き込む話題もないし

晴れ、ときどき孤独
 ー 行方不明 ....
 夜、キミのそばで 風が止んだ、そして


 夜、君のそばで風は止んだ・・・ そして


 夜、貴女の傍らで ふと風は止む、そして


 夜、キミの側で風は止む、僕は ....
アイスランドの国民的グループを聴いている
宗教音楽にも似た轟音にも似た雨の雫のような

ときおり雷鳴のように存在を粉砕しにやってくる
ミュージシャンたち

原型はうしなわれても様式は変化し ....
今日も同じ場所で立ち止まれば
聞こえて来る 母の明るい声

「あんたはヤクルトが大好きでね、
 お風呂上がりに必ず一本飲まないと寝てくれなかった。
 ある時買い置きがなくなっちゃった時があっ ....
サイレンを塞ぐ手のひら 許された騙りを口に含み 流した


「過去ノコト気ニセズキミヲ愛シマス」 「キチント知ッテ出直シトイデ」


終わらない 誰かのための美しさ 立ち居振舞い  ....
目標という題目の元

いくつもの逃げ道を見つけた。

(繋がりという、選択が出来る行い。)

向かって行った物が駄目な時

抹消という行動に出ようとするが

戻るという行いが出来る ....
ショッピングモールで
娘たちと七夕の願い事を短冊に書き
楽しんでいると

ふと目に飛び込む
誰かが書いた短冊


  もう二度とこの世に
  生まれて来ませんように


見知ら ....
出来ない・出来ないという気持ちで

毎日毎日過ごすなと

先生は言った・・・・。

「自分の出来ることからこつこつと、物事をやっていくことが一番いいようです。」

これが正しい・あれが ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが

焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間

とくに創造的である必用も ....
金魚草噂に花を咲かす妻
うめバアさんのおすすめリスト(853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
山手通りのディスカウントストアで- 番田 自由詩114-9-29
観覧車「天気予報がはずれたらお月見しよか」「しなくてもいい」- 北大路京 ...短歌114-9-29
友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている- 北大路京 ...自由詩314-9-28
冷蔵庫- chiharu俳句6*14-9-28
雨の向こうで- 森川美咲自由詩4*14-9-25
夏のアルバム- 夏美かを ...自由詩41*14-9-23
正論を吐く人のカツラずれている- 北大路京 ...自由詩814-9-21
ミドレンジャーとしか答えられない立場- 北大路京 ...自由詩514-9-21
水槽- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*14-9-17
かげろう- 自由詩5*14-9-9
特別な日に- 浩一自由詩3*14-9-9
年月- 中原純乃自由詩3*14-9-9
名月をポテトチップで隠しけり- 北大路京 ...俳句514-9-8
名月を言い訳にした二人かな- 北大路京 ...俳句214-9-8
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
後ろ姿- 渡辺亘自由詩1214-9-8
known- mizunomadoka自由詩814-9-8
休息- 瑞海自由詩4*14-9-7
毎日のこと- あおば自由詩6*14-9-6
インクを新しく買ったので印刷に熱中中- あおば自由詩5*14-9-5
晴れ、ときどき孤独- umineko自由詩11*14-9-2
_夜_- ヨルノテ ...自由詩214-9-2
日々の様式- 梅昆布茶自由詩16*14-8-30
ヤクルト- 夏美かを ...自由詩48*14-8-19
嘘に- 深水遊脚短歌5*14-7-23
無言の抵抗- 梓ゆい自由詩3*14-7-7
見知らぬ人の願い- ichirou自由詩9*14-7-7
うろ覚え- 梓ゆい自由詩114-7-7
ぼんやり- 梅昆布茶自由詩2014-7-6
金魚草噂に花を咲かす妻- 北大路京 ...俳句214-7-3

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