言わないで

言わないで

「またね」の「さよなら」

僕が欲しいのは

ソレ じゃない
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
前のテストが四十点で
今日のテストは六十点だった
けれども先生は
満点を取った子を褒めていた

体育のサッカーで
きちんとドリブルとパスをした
けれどもみんなは
シュートした子に憧れた ....
たらいまわしにされているたらいが
私の家に届いた
底のひび割れから水漏れするので
仕事にありつけないのだと言う
私は気の毒に思いひび割れを修理してやった

翌日たらいの奥さんと息子も届いた ....
眠らない夜の
ざわめく都会の駅に
ひとり立ちつくし
冷蔵庫の音しかしない
居間で酒を飲む

冷蔵庫から
食べ残しのつまみを出し
ホテル街へ歩いてゆく

賞味期限切れのつまみは
結 ....
上司に誘われて
いじめを食べに行った
やっぱりいじめはうまいな
と言う上司に
ただそうですねと頷いた
これだからいじめはやめられない
とも言った

しばらくして店が潰れ
それ以来上司 ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
日本国民のみんな!
いやここはでっかく世界中のみんな!
俺のブログを読んでくれ!
そして現代詩フォーラムの俺のページも見てくれ!
俺が何故このインターネットに詩を載っけてるかわかるか?
俺は ....
 おそらく男の多くが女の下着姿には興味がある。それが行きすぎて犯罪に手を染める人もいるほど。盗撮、下着泥棒などなど。罪を犯す人は典型的だけれど、男の多くが相手の女の事情をあまり知らない。私も含めて。
 ....
プロポーズの日
私たちは海老フライバーガーを注文した
三分ほどお時間がかかりますが
そうお店の人が言って
後ろの方では段ボールの中から
冷凍の海老フライパティが取り出されていた
トレイの上 ....
かなしいくらいに
空は青かった


夜は、
かなしいくらいに
星は綺麗だった






あぁ、 あぁ、
この一歩先へ

この一歩先へ
ゆけたなら


 ....
さようなら 風

ごきげんよう いのち

あなたのすきとおったあつみ

やぶれるようにさきなさい
仕事でヘマをして 
渋い顔で始末書を書き 
残業の書類の山に囲まれ 
気がついたら午前0時 

職場のソファーで
目が覚めた日曜日 

さえない朝帰りの道 
降り出した雨に 
傘も ....
消えないで

呼吸

消えないで

心音

消えないで

温度

消えないで

質量

消えないで

消えないで
コットンのオーバーオール
黙って一人で着ていた
もう着なくなった
ブカブカのあなたのもの

大好きなバンドの真似して
よく口ずさんでたっけな
その歌詞の意味
わからなかったけれど
繰 ....
人は幸せだと詩を書かなくなるのかしら

あんなに後から後から溢れていたのに

最近はすっかり枯れてしまった。

枯れ木に花が咲くものか 
咲かぬなら咲くまで待とう詩(うた)の花

絶 ....
聴き慣れない
ラジオの
音楽に

飛び降りた
車道の
風に

吐き捨てられた
剥き出しの
台詞に

グラス越しの
炭酸水の
泡に

無表情な
電話口の
沈黙に

 ....
夜のジャスミンは
嘘のように もったり 香る

群生の競い 咲き
可憐に淡く 仄かのピンク

あまい 夢の光景
女の花

じょうきする 深い谷
茂り 巻きつく つるのしな

初 ....
母親が
名前をよぶ
大きな声で
どこからそんな必死な声がでるのか
あなたの姿がみえないからだ

名前は名前
どれほど
かわいくても
どれほど
しゃれていても
どれほど
字画 ....
うちの家には お金がない
僕がいるから お金がない

だから僕は邪魔者
だから僕は消えなきゃ

うちの家には お金がない
娯楽なんかの余裕はない

だから僕は消えます
だから僕 ....
ショパンを弾いて
ノクターン
振り向かないでそのままで
夜をつむいで
夜をつないで
けして何処にも逃げないように

ショパンを弾いて
指先が
わたしを思い出さないように
雨をほどい ....
手を伸ばす

届かないものにむかって

届かないとわかっているから
ふざけて
どっかの誰かとジャレ合ってた君が

急に心配そうな顔するから
切なくて

切ない微笑みしか浮かべることが
できなかったじゃないか
オレンジに光る茸のしたで

ヤンキーが浜崎を語っている


四人も揃ってすることといえば


麻雀じゃないか

賭け事じゃないか


オセロじゃないか 

できないじゃな ....
かなしいものなんて
ボクにはないよ

やわらかいものなんて
ボクにはないよ

空に
一杯に手を広げ
防波堤のひらたい丘で

じりじり
ボクは乾いてく

太陽を
こんなに間近 ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている

朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
{引用=

22番のバスに乗って

窓のそばに立って

18世紀だか19世紀だかの建物の列を横目で見て

ラファイエットで購入したお洋服の紙袋抱えて


前に立ってるおじさんが
 ....
曇り空のむこう あおい あおい たまり
切れ切れになって揺らいだ想い出を抱きしめて小さくなった
今日の日は もう 帰らない
ビスケット生地の甘さ
やわらかい青
赤いチューリップ

幸福感にも似た
さみしい音のする 午後
ゆっくり 歩いてみたけど


あたしたち
不器用な感じが
似てるかも しれない
 ....
たばこをやめたら体重が3キロ増えた
補正したばかりのボトムスが
みるみる合わなくなってしまった
そのことで取り急ぎ困りもしなかったが
そんな理由から冬に始めた散歩は
春を過ぎてもまだ続いてい ....
うめバアさんのおすすめリスト(853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Don't_say_4_or_5.- 李伍 翔携帯写真+ ...507-7-20
影落とし- 石瀬琳々自由詩16*07-6-19
もっと見てほしい- ぽえむ君自由詩12*07-6-19
たらい- 小川 葉自由詩9*07-6-17
冷蔵庫- 小川 葉自由詩6*07-6-17
いじめ- 小川 葉自由詩5*07-6-14
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
ワールドツアー- 新守山ダ ...自由詩1+07-6-13
下着のプレゼント- 深水遊脚散文(批評 ...11+*07-6-7
海老フライバーガー- 小川 葉自由詩17*07-6-3
しにたい- わら未詩・独白11+*07-6-3
つぼみ- つきのい ...自由詩1707-5-17
朝帰り_- 服部 剛自由詩9*07-5-6
バイタルサイン- 水平線自由詩3*07-5-6
オーバーオール- おるふぇ自由詩407-5-6
【いきしちに】- つむじま ...自由詩1*07-5-6
今日- 松本 涼自由詩607-5-5
ナイトジャスミン- アハウ自由詩607-5-5
名前をよぶ- 美砂自由詩7+*07-5-5
うちの家には_お金がない- 北大路京 ...自由詩12*07-5-5
- 高槻 空自由詩10*07-5-5
青にむかう- weed & s ...携帯写真+ ...5*07-5-2
・微笑みの・- はち自由詩607-4-10
ファミレス閑話- 明日葉自由詩207-3-24
ヒトデ- umineko自由詩18*07-3-21
あした、春- LEO自由詩37*07-3-20
夕暮れ仏蘭西- もも う ...未詩・独白16+*07-3-9
抱きしめて_あおい- ひより自由詩6*07-2-12
くるみパンを食べながら- ユメミ  ...自由詩3+*07-2-12
真夜中の散歩(2003)- 自由詩3*07-2-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29