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君が
何が幸せか知っていたら

私は
こんなに悲しくなかったのに。

いちめんのたんぽぽは
黄色く心に広がって

あの日つないだ君の手の
小ささを思い出させる。

 ....
胸の中に
何もないとき

思ったよりずっと
あなたを思い出していた

もう愛していると
言いたくなくて

泣いた顔の上に
砂をまいて隠したのに



人はみな
空っぽで
 ....
コンビニ行こうと
家を出たら
街が魔法に包まれていた

硝子という硝子を曇らせる
夜の霧

街灯が
絵本の挿絵のように
ぼんやり見える

雨でも雪でもない
寒くも暖かくもない
 ....
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった

ガゼルみたいに飛び跳ねて
片時もじっとしなかったっけ

じいちゃんが倒れた時
家族に知らせようと遠吠えした賢 ....
グレン・ミラーを聴くと
時々泣きそうになる

陽気な音楽なのに
父を思い出して

どうしてこんなに
切なく聴こえるのか

レコードに針を落とす父の
背中が見えるようだ

振り返 ....
陽射しの下に
人が集まって
笑いが起きる

日々の小さなグルーヴを
ありがたく思う

そんな大げさな話ではないけれど

たとえば
心無いものと出会って
戦士は剣を抜き

心優 ....
なんだか息苦しいから
意味の無いことや
くだらないことのほうが
今は大切なんだ

息を吸うことばかり考えてないで
たまには吐かなくちゃ

ある日
頑張ることをやめたら
とても気が楽 ....
静かに生きてると
図々しい人にやられ続けるから

たまには牙があることを
教えなきゃダメだ

この世は弱肉強食

風に吹かれて
ただ気ままに生きていたかったけど

お前たちはその ....
失っていくものなど

気づかなくていい


何も知らず

何も悟らなくていい


ただ美しい桜の下に

いつまでも子供のように立っていて 
手で
顔を覆って
神に祈りたくなる

Oh my God

私は二人いる

犯して
裁いて

気が狂いそうだ  
実家に帰ろう
犬に触りたい

温かい毛並みに顔をうずめて
額をくっつけて
体をくしゃくしゃにかき撫でて

私のために尻尾を振ってくれる無邪気な魂に

何度も「ただいま」って言おう ....
むかし
凍えて死にかけた野良猫を
お風呂で温めて助けた

その猫はそれから
私がお風呂に入ると
いつもお風呂場にやってきた

洗面器にお湯を入れてやると
自分からお湯に浸かり
静か ....
なぜ秋が嫌いかと言うと
気が滅入るからで

なぜ気が滅入るかと言うと
多分単純に温度のせいだ

簡単なことなのに

毎年盛大にこの罠に足を突っ込み
ため息をついたり
嘆いたりしてる ....
本当に美しいものは

言葉には表せない



それらを再現できるのは

読み手の魔法なのだ
綿菓子器の真ん中で
砂糖がはじける甘い匂いを
思い出していた

縁日の夜
神社の鳥居の影が作る深い闇は
永遠に私の心の中

御神木の向こうに
ぽっかりと浮かぶ
白い狐面

 ....
時間が

止まれば
いいのに。

余生の少ない人と
時を過ごすと
本当に
そう願ってやまない

一緒に居る何気ない時間が
幸せな時間であればあるほど
涙が止まらない

いつ ....
生まれた町が
少しずつ変わってゆく

取り壊される古い団地

あの棟には昔
友達が住んでた

ガチャで出したおもちゃの指輪を
いつか私にくれたね

名前も思い出せない

忍者 ....
うめバアさんのガトさんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たんぽぽ- ガト自由詩3*22-5-14
かげろう- ガト自由詩2*19-5-16
Fog- ガト自由詩4*19-3-22
ばあちゃんと犬- ガト自由詩6*18-6-30
In_the_mood- ガト自由詩3*17-12-6
円卓- ガト自由詩6*17-11-18
脱線- ガト自由詩5*17-11-7
怒り- ガト自由詩3*17-4-15
- ガト自由詩3*17-4-8
自己裁判- ガト自由詩5*16-12-28
Escape_Artists- ガト自由詩6*16-12-24
湯治- ガト自由詩13*16-11-11
ひのこ- ガト自由詩4*16-10-15
文字- ガト自由詩6*16-7-21
篝火- ガト自由詩7*16-6-10
カレーライス- ガト自由詩3*16-6-7
団地- ガト自由詩9*16-5-4

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