朝のワールドニュースでは
空港に設置されたカメラが常にテロを監視し

中国の経済的失速が懸念材料となり
世界のあらゆる処であらゆる価値観が往来する

冷凍のピザをオーブントースターでこんが ....
百均で買ってきた
ミニチュアの黒いうさぎは
手のひらに載せて
選りすぐろうにも
どれもみな
哀しくなるほど同じ顔
同じ姿勢同じ表情
どうしてこんなに正確に
大量生産できるのか
まるで ....
霧吹きのような雨はふかみどり

胸の奥まで吸い込んで

わたしは森になる

しばらくすれば

じゅうぶんに水を含み

耳を傾ける

彼らは

永遠を指し示すこと ....
          160320

団長の思いとは
断腸の思いの誤植と分かる
編集長は校正係も兼ねているのかと
私は少しだけど異議を唱えたい
人間を考えるのが芸術の真意だとしたら
文化講 ....
風の幕をそっと空へ還すように
温かく見守る 吹いてくる知らせ

風は笛を吹く
物心つく頃には耳にできない 笛の讃頌

風の演奏誘うような 最前線

朱華色
鬱金色
それに
 ....
勝てない
その勝負には勝てない
自分より劣っているから安らぐ
その気持ちには勝てない

劣っている人に寄り添って
生意気な態度を取られて腹立たしく思っても
やっぱり劣っているから
泣 ....
ケンケンパ
ケンケンパ

道路にロウ石で丸を描いて

ケンケンパ
ケンケンパ

まるまる転がるよ

ケンケンパ
ケンケンパ

見上げてね

ほっとしてまた下を向き
ケン ....
生真面目マジマジ子
神経質なマジ マジ子
私はマジ子

少し疲れたマジマジ子
生真面目に合わない世の中を
怒って泣いて消化する

怒って泣いてを繰り返し
今に至るマジ マジ子 ....
枠にはまる
美しい枠に沿って色づけを指紋と共に

 印 証明 サイン

枠にはまる
屋根や壁のように 時には翼なしにはみ出しても

 波紋に導かれ 枠に戻る

枠にはまらな ....
いない人だからちょうどいい 知人の見舞いに桃を持っていったが
急に呼吸状態が悪くなったと
面会はできず
桃は連れ帰った

食卓に置いた木箱のふたを開けると
縦にみっつ並んで
桃たちは姉妹のようだ
血色よく尻を ....
自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く 傘泥棒に負けたメンタルコンディション 誰かにいて欲しい雨の駅前


タイル地の床のアートと靴音と 一秒先の世界の終わり


階段の一段上 同じ高さの視線が好きで貴方と過ごす


皮を ....
ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする

日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています

砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて

夏になるほんの少 ....
あと2キロあと3センチ痩せてから告白しようケーキは食べる 短い時間 さささのさ
書きたくなるの 

子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって

ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ....
父の額に手を置いて

硬く冷たい頬をなでながら

最後の言葉を贈る。

「ありがとう、お父ちゃん。ありがとう。。。

次もまた、お父ちゃんの子供に生まれたいなあ・・・・。」

風に ....
時間がかかっても焦らない
時代が変わっても気にしない



これが最後の詩になっても構わないと
これが最期の詩になっても悔いはないと
これが最高の詩になっていくようにと
そ ....
僕が薄暗いことを
言い出すと
不吉な出来事の前兆だと
ごくごく一部の人に
思い込まれていて
あ〜あ、
とかちょっとでも
言おうもんなら
その続きを阻止しようと
確実に命を狙われるので ....
真冬のリビングに
玉葱の皮がひらり
落ちている。
昨夜、
母親が手探りで
カレーかポトフーを
つくろうとしたときに
すり抜けたのだろう。



浴室で、
 ....
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない

幼少時父も母も病で ....
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて

できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家

それ ....
今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く

一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの

ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ....
雨を迎えると豊かになる

けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは

ただの人間

 私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
 深呼吸を施せば澄む問題にもならない
 
 ....
笑顔が見たいと言われても
上手になんか笑えない

ほらどうだ!
と、手品みたい。

ゆりかごのようなサプライズに
にっこり身を委ねた

ありがとね
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ....
気を付けよう案外あんたもまだ女

痴話喧嘩眺めてはぼっち飯

口だけで宣言しては華さかせるが喧嘩なり

つかれた時つかれたと言えるしあわせ
あの子は障子に射す光を見ていた
目の窓に映るきらきらの光はなぜか心を
胸のおくをきゅんと痛くするの
涙が目の窓にもり上がって
よけいにかなしみというものが近づいてくる


かなしみはうつ ....
ソフレって言葉を
初めて知ったの

セフレじゃないよ
配偶者や恋人ではないけど
添い寝するフレンドだって

誰もが温もりを求めている

私たちも
セックスレスだというよりも
ソフ ....
うめバアさんのおすすめリスト(853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝のレポート- 梅昆布茶自由詩1216-3-29
ベンジャミンバニー- Lucy自由詩22*16-3-26
休園日- 自由詩37*16-3-23
深紅色の本務機- あおば自由詩5*16-3-21
「春」- 朝焼彩茜 ...自由詩1016-3-12
勝てない- 鵜飼千代 ...自由詩20*16-1-28
ケンケンパ- 鵜飼千代 ...自由詩16*15-11-25
マジ_マジ子- 朝焼彩茜 ...自由詩17+15-11-13
ふつうにこがれるこのごろ- 朝焼彩茜 ...自由詩1215-10-15
そうがいいと言われて- 鵜飼千代 ...自由詩11*15-9-30
御見舞- 自由詩28*15-8-11
ものさし- 夏美かを ...自由詩37*15-6-24
もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く- 北大路京 ...短歌415-6-16
雨のち曇り- 深水遊脚短歌2*15-6-11
公園だより- そらの珊 ...短歌13*15-6-10
あと2キロあと3センチ痩せてから告白しようケーキは食べる- 北大路京 ...短歌415-2-15
さささのさ- 朝焼彩茜 ...自由詩15*15-2-4
ありがとう。- 梓ゆい自由詩715-2-3
333兆光年の螺旋に抱かれて- komasen333自由詩2*15-2-3
思い込み- 花形新次自由詩215-2-3
窓辺- あおい満 ...自由詩10*15-2-2
寒い夏- イナエ自由詩22*15-2-2
雪の家- umineko自由詩16*15-2-1
影踏み- 梅昆布茶自由詩2115-1-30
雨の日の透明な墨汁- 朝焼彩茜 ...自由詩18*15-1-26
ハンモック- 鵜飼千代 ...自由詩13*15-1-26
生活の隙間- ……とあ ...自由詩20*15-1-17
ランダム- ふわふわ川柳1*14-12-31
十一月のきつね- 石瀬琳々自由詩13*14-11-21
ソフレ- 森川美咲自由詩2*14-9-29

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