目に見えないから
余計に 酷くなる

痛い 痛いと
必要以上に 騒ぐ人

ジッと堪える人
的確に 表現する人

それぞれの傷の大きさは
測れないから

比べることなんて ....
とてもちいさな出来事が積み重なってものごとが見事にできあがり
それがとても不思議だったりもする今日この頃です

僕の押入れの中に隠された凶器みたいなスケートボードはいつも
わくわくする坂を滑り ....
けものは好きですか、と
君がたずねる
けっこう好きかも、と
僕は答える

けものは乱暴で
けものは残酷だ

けものは正直で
けものは後先を考えない

パトカーのサイレンが
夜を ....
大人が作って大人が壊して
子どもだけが残った
子どもだけが残った
子どもだけが
平日は忙しい
週末になれば
穏やかに過ごせる

平日に出来ないことをする
あっという間に経つ時間

掃除したり
本を読んだり
録りためたドラマを見たり

案外忙しい週末
楽しい ....
曇りの日に海へ行った
空も海も灰色なのに
仲介者の努力も虚しく
いまだに和解は成立しない
その国境線は水平で
欠けた世界の端から端までを
頑なに切り分けようとしている
曖昧だが根深いライ ....
  発表会 小さな声と 不安な目

      それでも感じる 君の成長



  発表会 緊張さえも 成長さ

      通過点に 立ち会うよろこび

      
さっきのバスに座っていた女は美しかった
この夕焼けとどちらがより美しいだろうか
空にひとつかみの鳥がばらまかれた
部屋に入れば祖母の匂いがした
あまりにも不器用な僕が
あれこれ考えあぐねて
かけることばもなく
まだうつむいている君に
差し出せるのはオロナインだけ

こんなときは
オロナミンのほう

その意味も判らないけど ....
空は
永久無料のアートだと
思っており
事あるごと
とくに
金のないときは
しょっちゅう
見上げた

きのう 空の神さまが
ずぶ濡れで
訪ねてきて
いや、さいご
身体で払 ....
ふかしても ふかし終わっても 青色吐息  生まれるといつか
死んでしまうように
忘れるから
あなたは思い出す
忘れなければいい
ずっと覚えていれば
思い出すことはない
生まれたから死ぬ
忘れるから思い出す
ならば 思 ....
新幹線が雪をかく

車窓は雪の町あかり


大変だろうな雪の屋根

幽かな光を吸い込んで

薄らと浮かぶ雪あかり


新幹線が雪をかく

車窓は雪の町あかり
深く眠って目覚めた朝のゆびさきは
少しまだ透明がかって
夜が
見えかくれしている

動いている心臓は赤い磁石
覚醒してゆく時間に
わたしのかけらを
元在った場所に吸い寄せて

願っ ....
大学に居着いた野良猫のチャッピー

理系の癖に高校の全国実力テストで現国全国1位だった君

わたしの事も野良猫のチャッピーの事も書かないよとあなたは言った
結構繊細だよね。

わ ....
グレン・ミラーを聴くと
時々泣きそうになる

陽気な音楽なのに
父を思い出して

どうしてこんなに
切なく聴こえるのか

レコードに針を落とす父の
背中が見えるようだ

振り返 ....
失くした雨傘は
どこへいったのだろうか

降り出した雨に打たれて
ふと、そんなことを思った

雨はどんどん強くなって
雨宿りをせずにはいられなくなった

軒先から滴る雨のしずくが
 ....
不安だ
乱れてゆくこころ
もてあます
壊れていく
病におかされ
ミシミシ音をたて
崩れてゆく身体

この世への未練だろうか
いや、未知への恐怖

空を見上げると
月が浮かんでい ....
ことばが寒さから抜け出し
たいようを追いかける夜に
睡眠剤をウイスキーで呑む

景色はしろく記憶だけ鮮明で
墨汁で色濃く書いた文字さえ
どこか儚い冬のきろくになる

突然の ....
開けたり
閉じたり

叩いたり
抓ったり

もっと
面白いこと

ないのかと
探す

長く 細い 指先を
引っ張るように

力を込めたら
瞳 外れた

睫毛の方 ....
陽射しの下に
人が集まって
笑いが起きる

日々の小さなグルーヴを
ありがたく思う

そんな大げさな話ではないけれど

たとえば
心無いものと出会って
戦士は剣を抜き

心優 ....
ころがった
部屋は私のせまい家
いい加減に仕事しろ
毎日一、二時間の寝不足が積み重なると
がんや認知症になりやすくなるという
そんな睡眠負債にならないよう
毎日七時間の睡眠が理想とのこと

また、七時間を切ると脳は
徹夜明けと同じ処理能力に ....
ボクを仲間に入れてと
言えなくて悲しいし
言えても辛くなるだけだし

ボクを捜さないでと書くと
当然だろと言われるから
ボクを捜してと書こうかな

日本では年間八万人の
行方不明者の ....
雪の街を歩きたい
ってあなたが言ったら
本当に降ってきたあの日
わたしは応えなかった

降らない街で
本当に降って

雪は

きれいでした
綺麗だった
降る音も
確かに聴いた ....
なんだか息苦しいから
意味の無いことや
くだらないことのほうが
今は大切なんだ

息を吸うことばかり考えてないで
たまには吐かなくちゃ

ある日
頑張ることをやめたら
とても気が楽 ....
こころ美しく 生きたい
誰かの幸せを うらやんだり
今日 私にできること
生きていくこと
 
泣き出しそうな曇り空
子供の消えた公園
何も伝えずに
貴方は逝った
すべての死者が私をい ....
     ブラック企業
     ホワイト街

熟睡することを
否定され
今日も
電源ケーブルが
悲鳴をあげている
熱を出して
膨れあがっている
ツイストペアケーブルが
ねじれて ....
まもなく 新宿
まもなく 新宿

ぎゅうぎゅうの
中央線 快速 東京 行
8号車 4番ドアに
へばりついてる おれは
なんか
カップラーメンについてる
袋の中の液体スープの気持ち
 ....
口だけやんか
とか 言うけれど
言葉にするって
けっこう大事やぞ
言葉が引っぱってって
きみが信じきれていなかった
場所へ
夢、とか名付けていた場所へ
たどり着ける
こともあ ....
うめバアさんのおすすめリスト(853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
痛みは- 藤鈴呼自由詩4*18-3-7
まいにち- 梅昆布茶自由詩1218-3-7
けものフレンズ- umineko自由詩9*18-3-6
エゴイスト- 電光石火自由詩118-3-6
週末- 夏川ゆう自由詩318-3-3
Lean_On- もとこ自由詩1618-3-1
君の成長、通過点- さがらみ ...短歌2*18-3-1
- Yurodivy自由詩418-2-22
では、オロナイン- AB(な ...自由詩418-2-14
- もり自由詩4*18-2-14
青色吐息- 川柳218-2-9
かさぶた- もり自由詩3*18-2-5
雪あかり- 吉岡ペペ ...自由詩218-1-26
新しい年- そらの珊 ...自由詩21*18-1-4
ねぇ_チャッピー- 鵜飼千代 ...自由詩12*17-12-23
In_the_mood- ガト自由詩3*17-12-6
雨の風景- 坂本瞳子自由詩2*17-12-6
こころの陰- 星丘涙自由詩3*17-11-28
薬を酒で飲む- かんな自由詩13*17-11-27
- 藤鈴呼自由詩2*17-11-23
円卓- ガト自由詩6*17-11-18
のっとり- 花姫俳句117-11-16
睡眠不足社会- イオン自由詩2*17-11-12
捜索願い- イオン自由詩2*17-11-12
雪は- もっぷ自由詩717-11-11
脱線- ガト自由詩5*17-11-7
ちいさな日- umineko自由詩4*17-10-16
過労市- 北村 守 ...自由詩317-8-26
中央線_快速_東京_行_8号車_4番ドアが開く- もり自由詩4*17-8-19
コトアゲ- もり自由詩5*17-8-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29