白月
白光
白線

雲、灰、黒

霞む輪郭
放つ零れ帯
匿う護衛糸

面、裏、左右、上下

一点への集中
不可欠な眼孔
落胆の相似
灰、黒、糸、雲

慈悲の眼差し
交わす光線
安息の相互
白、帯、光、 ....
ふたりで仲良くはしゃぎながら
飾り付けなんかして
これが幸せなのかなと思ってみたりした
去年のクリスマスナイト

今年も飾ってみようと
押し入れの奥から引っ張り出してはみたけれど
背高の ....
どうか どうか 僕の首を絞めて
殺してやって 下さい
優しく ではなく
力いっぱい 
憎しみ を込めて

そうです そうです
意識 ゆっくり白に侵食
右から左 左から右へ
音はどこか ....
16年経って動かなくなった壁の
パチンコ屋の景品の
時計の匂いがする

雪が屋根を揺する日に
凍えた足を挟んでくれた
シワシワの両脚の
安心の匂いがする

肝臓をやられ
病室で孫の ....
泣くのを我慢して笑うことにも疲れ果て

ひと知れず声を上げて泣くことにも疲れ果て

取り繕って生きることさえも
もう何もかんもに疲れ果て

それでも それでも

誰かに自分の弱さを見 ....
クリスマスローズは薔薇じゃない

電飾まみれの、トウカエデが、
アオ、とミドリに照らされた、
噴水の、プールにも、映る。
ラッパを吹く天使たち、と、幼く
小さなトナカイたち、 ....
一晩中酔い潰れて目覚めた朝は
自分の愚かさが今更ながらに解ってしまって
ただただ 君のやさしさに甘えてしまう
ゴメンよ もう少し強くならなくちゃね
自分の生活にひと時も安らげずにいた
云いた ....
「当時」「杜氏」「東寺」「湯治」「答辞」

本日の"NGワード"


そんな設定がされているのにもかかわらず
あなたはNGワードを連射する
しかも「東尋坊」まで重 ....
薄いビル
民家
靄のかかった空気
嫌な匂いの雨上がり
吐瀉物
黄色い線の内側
ガム
看板
現実さえも
人の想いは伝染する。

だから、
いつでも素直でいよう。
いつでも笑顔でいよう。
沢山の愛を感じていよう。
小さな幸せを見過ごさないでいよう。
素敵な気持ちでいよう。

不意に闇に包 ....

ああはは
かわらが
さらさら
はたはた
なかまは
はかばだ
まがらば
やかたは
らあらあ
わら

飴と続けるのを怒られたので

            う
木々のそれ ....
僕は見てはならぬ光景を
見てしまいました
知らない事が幸せだと
そういう事もありましょう

見なければよかったと
後悔しても記憶は
薄れるどころか
色鮮やかに何度も
そう幾度となく
 ....
最初は綿ぼこりかと思った
小さな白い塊が
ふわふわと目の前に浮かんでいた

疲れた目の錯覚と決めつけてはみたが
白い塊はその数を増し
やがて
小雪でも降り始めたかのように
凍えた集会室 ....
  1
嗚呼、私が死んだときは
どうかその骨を散骨してください
海でも山でもいいから
散骨してください
海に溶けた私は
きっと儚いクラゲになることでしょう
山に埋もれた私は
きっと密か ....
1年前の物干し竿がボキボキ折れたため

線香立てに刺し

バスタオルを半年前の乾麺にかけると

「向いてないですから」

一瞬で職場放棄され
シフトに二つ穴が開き

洗濯機が運ぶ ....
勢いがいいのは
いつも最初だけだったね
帰りは決まってショボクレ犬
夕陽の下で泣いてたね
ドアをそっと閉め鍵を掛けました
貴方が入って来ないように
カーテンも閉めました
外の光が今の私には
眩しすぎるのです

部屋の隅で壁に身を委ね
天井を見れば
乳白色の灯がゆらゆらと
 ....
五条通に輝く街路樹 手招きしてる
クリスマス間近 ロマンティックなシーズン
初デートに選んでしまったのは ロームのイルミネーション

60万の電球達に 見下ろされたり 見上げられたり
君を愛 ....
つまり
どうだっていいんだってことを確認するだけの思考回路
わたしはもういいかげん
大人になってしまったので
バカらしいことばかり増えて
「そんなのどうだっていいんだよ」
って言うためだけ ....
明日はどんな顔をして
ボクを待っているだろう
やさしく微笑んでるかな
それとも 怒って殴られるかな


ボクはどんな顔をして
君に会いに行けるだろう
おどけたピエロかな
それとも 淋 ....
一体どうしたらいいっていうんだ
面接行ってもことごとくダメで
鬱も治ってるんだか治ってないんだか
よくわからないし
一体どうしたらいいっていうんだ
解らないから聞いてるんじゃないか
解らな ....
「だから私は鳥なんですって! カラスに育てられたんだから!」
「あんたそれだけじゃ証明にならないよ」
「色だって真っ黒でしょ?」
「そう言われてもねぇ。あんたどう見たってコウモリだから…」 ....
君の声を聞かなくなってから

もう何年過ぎただろう

君のにおいのしないここでなら

忘れることができるのかな
本当に云いたいことは
いつだって
喉の奥にひっからまったまんま
どんなに咳をしようが
首をトントンしようが
指をつっこんでみようが
一向にとれなくて
息をつくのもままならなくて

い ....
{引用=瑠美ちゃん、3百円のフカヒレラーメン
本物のフカヒレは入っているの?

理恵ちゃん、横浜中華街には行ったことない
一緒に行ってくれるの?



私たちは
フカヒレラーメン、
 ....
あなたの眼を見ていると
あたし 何にも云えなくなるよ
もうこれ以上 何も壊したくないから
大切にしたいもの 何もかも
壊してしまいたくないから

あたし ずっと怖かったんだ
いつかあなた ....
狭い部屋の真ん中に
敷かれたダンボールの
その上で私は呼吸をしている

腕を伸ばした状態
月灯で照らされた腕は
青白く細くしなやかだった
そこに繋がれた管を
眼で辿ると赤い袋に突き当た ....
年末だっていうのに
部屋を大掃除する気にもなれず

やたらと浮かれ気分の
テレビを見る気にもなれず

かかってきた電話はきっと
夕方会う約束をしてた友人から
留守電にかわったとたん 聞 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
こんなに幸福に笑っていられる時間が
なんだか少し 怖い気がするよ
明日になれば何もかもが
ウソに変わってしまいそうで
あなたがそばにいてくれる
今日が止まってしまったらいいのに
時が過ぎた ....
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