シランなぞ どんな色か 我しゃ知らん
誰ぞ言う トヨタの車 ニッサンと
皆様は 食う寝る遊ぶ していますか?
陽の光の当たらない場所に
屍が横たわっている
誰にも気付かれず
ビルの陰に寝そべっている
少しずつ腐食していく顔
骨が見え始めている
鼠がかじったのか左手の中指は無い
乞食の ....
今日は焼肉だ。
待ってました。
好きな料理
どれほど待った事やら
牛に豚に鶏が
オンパレード
野菜は食べたくない
デザートはイチゴ
おろしのタレをつけ
至福の時
ジ ....
泣きはらした様な空が
広がり
あたしのうちまたを
細い暖かい体液がまたながれて
玄関の先の土を濡らしてる
うすぎたない腕を
切れそうな糸のように伸ばし
母が若い稲のようにふさふさとゆれ
....
そこにあるものは
全面を青く塗り潰した
あたかも絵のように飾られたもの
ある男は言った
ただの青かと
ある女は言った
涙の絵なのねと
子供は言 ....
祖母は絵に描いたような大阪人でした。商売が大好きで、勝気で、たまに口が悪くて、酒屋でしたからものすごく酒には強くて、花は大ぶりの派手なものが好きで、ついでにヒョウ柄も大好きで・・・そんな人でした ....
必要の無いものは捨てられる
必要の無い人間は捨てられる
関係性の削除
捨てられた後はもう
所有者とは一切関係無し
『誰か拾うものはおらんか...』
処分されないゴミ達は夢の ....
書きたい事が見つかったので始めます
やめたくなったらやめます
感想は特にいらないです
ピラフ
シュウマイ
コロッケ
サラダ
結構美味しんです。
袋を開けずにチンして
手が込んでいても
2人前300円なんです。
ピラフは炒めた方が
美味しんです。
フライパンの ....
雨上がりの
気分の良い
気候
鳥の声
父の日
何にしよう
楽しい事
沢山したいな
トム・ソーヤが
絵本から出てきた
うきうきどきどき
まあお茶にしようか?
世の中には支えるひとと
支えられるひとがいる
支えるひとは暗い海に胸元まで浸かり
力の限り支え続け
次々と押し寄せる荒波に揉まれては
やがて力尽き海の藻屑と消える
支え続ければ ....
たとえば
お刺身を食べるとき
お箸じゃなくてスプーン
ちょっと一周走ってくるのに運動シューズじゃなくて下駄
私の隣で
昔の彼女との楽しかった思い出話を自慢気に話する私と付 ....
貴方には大きく翔たく
翼がある
貴方にはやらなければ
ならない使命がある。
生きているからには
役目をはたす。
生きているからには
苦を共にする
くつろぎの時
力が抜け
頭 ....
交番に 唾を吐きたる 中学生よ
老齢者 一時過ぎれば 減るんだよ
友の家 取り込み中で 素っ裸
まだ生まれたてのかさぶたを
引っ掻き 剥がしてしまいたかった
もう傷は治ったの!
もう歩けるの!
そう言いたくて
無心で 膝を 引っ掻いた
ペロン とめくれた ソレは
放射線を放っている ....
この手が嘘をついたのか
この手が汚い言葉を吐いたのか
いいえ。そんなこと知りませんよ。
嘘だ 嘘だ
そうじゃない
君に知ってほしいんだ
ここにいます ここに ここで
....
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
蚊取り線香は
金鳥に限ると
じいちゃんは言っていた。
今分かった理由
ツユクサ
ムシトリナデシコ
鈴なりのコバンソウ
脇役の花たち
バイオリンの音
弾む音
朝霧に
包まれ ....
森の下 大地の恵み 心地よく
鳥の声 命を分けて 共に生き
門灯よ 誰を待つのか おせっかい
赤
それは私の手じゃない
10数えるまでに360m離れて
ゆっくりでいいから手を繋ぎにおいで
(ドクドク ドク ドク)
黄
まだなの?キミの心へ届くのに
まだ慎重に?そっ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと
あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
楽しい楽しい
心頭滅却すれば
人生もまた楽しい
幸せだ
体が重くても
心が軽ければ
生きてゆける
悪い事はできない
自分を殺し
他人を生かす。
人は評価してくれる。
自分 ....
羊水にドップリ浸かり
心の臓の音
世界一安全な場所
大切に守られる
どんどん成長して
色々なものができて
そんなお母さんを
足蹴にする
お父さんの腹膜でもできる?
へその緒は ....
電車の中で目をつむると
ずっとトンネルの中にいるような錯覚をおぼえる
でも実際の電車の窓の外には
それぞれの家々と
それぞれの生活を送る
それぞれの家族がいる
そんなことを考え ....
氷の中でも
トビムシと藻は
生きている。
春を諦めない。
熱には弱いが
寒さに強い
氷でも光は通す
氷でも溶ける。
夢を諦めずに
今日も生きる
命を大切に
生きている。
....
好きとか嫌いとか
そのような感情と同じ速度で
五月の空はわたしのこころを蝕んでゆく
そして陽射しに揺れる葉桜が
散り行く先など知る縁も無いように
他者への憎しみを
こころの襞奥に抱え込 ....
女の子達に追われる友達
第二ボタンを頂戴と言われる。
握手してください。
あの先輩の彼氏ですよね。
根掘り葉掘り聞かれる
チョコは山のよう
手紙は束になって
下駄箱に入っている。
....
暗い暗い、
星も月もない闇夜より暗い
そんな場所に
今、私はいる
想う人は遠く
もはや、出会うことはない
だけど結局
誰がいても変わらないから
たった独りは変わらないから
孤独な闘い ....
前に進め
半歩さがって
様子を見よう
タックルのように進む
男は筋肉の人間だ
女は水分の人間だ
歯を食い縛り
戦い続ける
ここから逃げ出せ
新しいメモリーを使え
人生はゲー ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
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