街の片隅で 捨て猫のように凍えているボクと
傷だらけの君の瞳の中に
同じ色彩が見えていたら
それはたぶん
愛と呼ぶのだろう
交差点を右に曲がって
2つ目の信号を左折するとおおよそ500メートル先に
ローソンがあるのでそこをipodに上書きされ
ピチカートがブラボーブラボーいうので乗るはずじゃなかった高速道路を東京方面 ....
あとどれくらい風にさらされ続ければ
何も感じなくなるのだろう


あとどれくらい嘘を重ね続ければ
上手に笑えるようになるのだろう


もうとっくに馴れてきたつもりだった
好きな人がボ ....
キミはもう僕を忘れてもいいよ
メールの返信もしなくていいよ
強がって見せるけどね
違う。違うんだ

あの日一緒に過ごした時間を
寝台の上で静かに思い出しては
今日もシーツを涙で濡らしたん ....
毎日何もしないで家にいると
余計なことばかり考えてしまう
たとえば今日もまた
死にたい願望が表面化してきて
青い空がなんだか
何かしろしろと
ボクを攻め立てるから
だからなんだか
やた ....
雨がまず髪を染め
くたびれた道を舗装する
雨が黒いのか
眼差しが閉じているのか
景色が見えない



落ちてきたのは塗料だろうか
コーラだろうか
アスファルトが溶け
鼻につく
 ....
「もう、君はいないんだね。
 僕が愛した君は、目の前にいても、心は遠く離れてしまって、うつろのよう。
 黒い髪も、白い腕も、柔らかな耳たぶも、全て手をのばしたところにあったのに。
 もう、いない ....
 その日、我々は日がな鳴りっぱなしの電話の応対で仕事どころではなかった。
  「本当に痩せるんですか?」
  「体に害がないなんてことないんじゃないですか?」
  「すぐにでも欲しいです! 早く ....
「どうも最近体がだるいんですよ。けだるくて動くのがおっくうな感じが抜けなくて…」
「そうですか。ほかに症状はありますか?」
「うーん、体がともかく重いんですよね。体の中がごろごろするというか…」
 ....
もし、ひとつだけ
願いが叶うとしたなら
君は何をおもう
僕は、距離を想う

埋める術さえ持ち合わせていない
淋しさばかりが募る日々


いつかと信じて眺める星に
君への愛を捧げては
冷たい風を握り返す ....
泣きたい理由でもないのに ボロボロ涙がこぼれてる
悲しくもないのに 悲しい何かを探してる
退屈とため息と
嫌になるくらい静かな部屋に あたしはひとり

淋しい理由でもないのに ひとりではとて ....
ほんものだと
ありがたがって食べていたら
とんだ偽物だった

ほんものだと
ありがたがって鑑賞していたら
とんだ贋作だった

う〜ん、良くあるはなしだよね
テレビを付けてみれば
に ....
誰かを救いたがってる自称詩人は

溺れかかっている誰かに

自らの手ではなく 詩を投げつけるので

いつだって誰も救えなくて

いつもいじけてばかりいる



自分のことしか書 ....
言葉がなければ考えることはできないなんて、大嘘だ。
誰かに見える形で考えを伝えるツールとして、言葉があるだけ。
言葉は思考を変換するツールとして最も優れているが、思考は言語では行われない。
思考 ....
お茶が入りましたよ

せんべいでも食うか

雪降り始めましたねえ

あったかいお茶はいいのう

こたつでみかんでも食べますか

雪が綺麗じゃ

もう少しこうしていますか

 ....
フワッと浮いて 空を遊び

パチンと弾けてそれっきり

後にはなにも残らない



僕が抱えている不安など

たぶん 

そんなものなのかもしれない
雑踏に佇んで ひとりきりボクは
黄昏てく街の中に 君を探していた
メディアが君の不在理由を作り上げて
本当の君に 少しずつ影を落としてゆく
“また、どこかで会おう”
そう約束して君は消えた
 ....
ジャズアンドブルースはムードなんだよ
たばこの煙を吐き出しながら
あのひとは言った

ちょっと吸い過ぎなんですけど

その背景に何があろうとも
あったとしても
そんなものとは切り離され ....
灰色
のカスがらせんにおりてくる
と同時にカラスがゴミ箱から食う物をうばい
尖った爪にマックの包みがひっかかり上がっていく
誰もいない閑散としたアーケードに音がすいこまれて
何も無 ....
空想抱く早朝
暁の空に
忍ぶ風と山々の陰


幻想を嗜む午前
青の空に
踊る風と山々の唄


妄想を蝕む午後
黄金の空に
眠る風と山々の眼差し


夢想に託す真夜中
藍の空に
旅路の風と山々の吐息

 ....
妹が嫁に行くのですよ

あれは妹が3歳ぐらいのことだったか
サンタクロースがやってきたとき
母にしがみついて 泣きじゃくってた あの娘が 嫁に行くのですよ

「幸せにしてもらえよ」と言 ....
鍋の中でパスタがふやけるのを眺め
ご飯が食べたくなって炊飯器をいじる
惣菜を見に行くとパンが焼きたてで
一斤買う
テーブルの上では
マグカップとポタージュの粉が
昨日からずっと待っていて
 ....
ある日のことです。

泣き虫王国と、
淋しがり王国が、
喧嘩になりました。

それは大きな大きな喧嘩で。
まるで戦争のようでした。

泣き虫王国の人々は、
お守りを手に、
嗚咽を ....
とうとう三十歳になってしまいました
この歳になって鬱病になるとは
思ってもいませんでした
過去が追いかけてきて
私を捉えて離さないのです


こんなはずじゃなかったのに
こんなはずじゃ ....
ご存知ですか?
この世界には終わりが在るのです
誰かの一言で消えてしまう物なのです

あまりにも脆く曖昧で
境界線さえも見失って
呼吸の中では気付きはしませんが
ある言葉呪文によって音も ....
この眼の前に聳え立つ壁は
私への試練なのだと
言い聞かせた

嘘と嘘が交差して
その内側に在る真実を
見抜け見破れずに
私の前で一礼し
さようなら、

さようなら
嘘に翻弄されて ....
人の悪口云ってはいけません
人に迷惑かけてはいけません
すぐに謝ってはいけません
意地を通してはいけません
愚痴をこぼしてはいけません
聞かされる人のことを考えなさい
人前で泣いてはいけま ....
そっと そっと
風でカーテンが揺れる

そっと そっと
マーガレットが揺れる

そっと そっと
君の糸が揺れる

そっと そっと
君は目を閉じる

そっと そっと
風が止んで ....
保証人、がほしくて
フリーターじゃ全然ダメで
正社員でも年数浅いとダメで

県内にさ
身内で2人、保証人がね
親切な方が教えてくれて

県外なんです
父さんは退職してて
きょうだい ....
あ わ い こ え

聞こえた

確かに

さ よ う な ら

と言っている

これは

あ わ い こ い

まるで桜

まるで紫陽花

お わ り だ よ
 ....
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