すべてのおすすめ
薄暗い辺りにひとり
寂しさに浸りながら
窓際に体を預けて
想いの途切れた一瞬に
光がまつげを掠めたから
思わず顔をあげたんだ
そこに映る光景は僕を
余すことなく飲み込んで
透明 ....
白月
白光
白線
雲、灰、黒
霞む輪郭
放つ零れ帯
匿う護衛糸
面、裏、左右、上下
一点への集中
不可欠な眼孔
落胆の相似
灰、黒、糸、雲
慈悲の眼差し
交わす光線
安息の相互
白、帯、光、 ....
もし、ひとつだけ
願いが叶うとしたなら
君は何をおもう
僕は、距離を想う
埋める術さえ持ち合わせていない
淋しさばかりが募る日々
いつかと信じて眺める星に
君への愛を捧げては
冷たい風を握り返す ....
空想抱く早朝
暁の空に
忍ぶ風と山々の陰
幻想を嗜む午前
青の空に
踊る風と山々の唄
妄想を蝕む午後
黄金の空に
眠る風と山々の眼差し
夢想に託す真夜中
藍の空に
旅路の風と山々の吐息
....
何気なく
瞳がとらえたカラー
まばたきを拒んだ時間に
荷物を忘れて来たのかな
イイ顔して笑ってる私が
ガラス越しに見えた
留まってなどいません
無意識は
思いのほか器用に
出来事を描写しています
悲観に暮れようが
宙を浮いていようが
現在進行形に変わりありません
停滞などしていません
風にそよぐ景色を追いながら ....
確かに
迷ってばかりだった
確かに
寂しさ感じてた
確かに
見失ってた
先行するものに不安を抱いて
笑うこと、忘れてた
弱さは歪みを生んで
余計なものを詰め込んで ....
忘れかけてた
ブレーキランプ
“未来予想図”は
一瞬にして
脳裏を独占したこと
蘇り始めた過去
否定し続けて過ごした年月
今更、受け入れても遅いこと
幼さの過ちが痛い
....