山うどの酢味噌和え
水々しくて美味い
カツオの削り節を入れ
大人の味

山うどの皮の金平
斜めに千切りに
するのがコツ
春の予感が味わえる

お客様の笑顔
これが食べたかったんだ ....
無言の種がいつの間にか芽を出していた
沈黙を守りながら
ときおり呼吸を整えて
少しずつ葉を増やしていく

色濃くなる葉
物語るのは血潮

忙しく変わる私の騒がしさを
彼らの静けさが中 ....
ハモンドオルガンの音
心が澄む。
悪を吸い取ってくれる
反省して、己を恥じる。

疲れた、
疲れきった。
もうこれ以上
できない。

心の奥底の叫び
心の悲鳴
助けてくれ、助け ....
美しいメロディー
美しい花々達
美しいボディー
美しい旋律

安らかな眠り
柔らかな肌
約束の時間
山のカラス

死への誘い
死への準備
死への喜び
死への諦め
中東にバーレーンっていう国あるやん
「タイン」はアラビア語で、祭りみたいな意味やねん
発音としては「バハレインテイン」のほうが近いかなぁ

紀元前からチョコレートに似たようなもんはあったん ....
邦楽なんか
と箒をかき鳴らし
セックス・ピストルズを崇拝していたクラスメイトが
品出しをしている店で
立ち読みだけして帰る
あんなに笑い合ったのに
ロクに目も合わせない

書き置きを残 ....
歌が歌えなくなった姫は
この喉元に誰もが眠る夜に
そっとナイフを当てた
もう私が私じゃなくなって
しまう、と
恐れて。歌えない私など
誰も見てはくれないと

独りきり部屋に閉じ篭り
 ....
今宵の酒は美味い
お前の優しさを肴にして
飲む酒は最高だ。
明日あさっては休み

本は買ってきた
あとは覚えるだけ
あと3週間の辛抱
歯を食いしばる

後は各地で講演して
大宴会 ....
あなたの痛み
あなたの毒を
あなたから

激しく
受け止める

あなたの闇がわたしを
循環する

心から発し
心で着し
すべてが黒になったなら

時間をかけて
一滴一滴
 ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
冬の永く寒い夜
ふと目覚めると
胸の近く
暗がりの辺り
うぶ毛に包まれた
小さくて黒いかたまりの
軽すぎる体重が
かわいらしい

ちょうど昼間に
家の子猫を呼ぶと
飛んで跳ねては ....
刻み食を作り
人に感謝され
また来て下さいと
言われる。

愛の味は忘れない
でも逃げる
でも追いかけてくる
スイート&サワー・アップル

話を聞く事の大切さ
話してホッとした。 ....
この世界では
もう
寄り添うことができないので

わたしは
新たな世界へ
あなた探しの旅に出る

指を鳴らすと
広がる世界

影絵遊びで
小さな世界

新たな世界は
多く ....
105つのりんごを並べる部屋がないから
財布の中には二万円がある
沈黙に耐えかねた言葉みたいに
動くと500円玉が笑う

良いものではなく
いいものでも探してみようか
りんごを収納するス ....
冷たい空に
根を張った樹形
空気を吸い込み
邪気をはらってくれる

何も言わず
今日も立っている
何もはばかれずに
正の気を出してくれる

アコーディオンの
大道芸人は
今日も ....
中国をバカにするな
マスコミに踊らされた
マリオネット
熱し易く冷め易い。

隣人を愛せよ
自分より高い者と思え
見下したら、
見下される。

人口が多過ぎる
高齢化は一時的な事 ....
蛍光灯の下で瞼を持ち上げていた
抒情を説明する受話音に押し潰され
前髪の奥で景色が点滅して途切れ



ひとりという状況を
さみしいと説明する人に
目を留めず
日々を大股でまたぎ
 ....
わたしの輪郭を言葉に乗せ
光の輪に潜らせ
あなたに送る

たましいは
ここではないどこかへ

輪郭にも満たない
あるいは満たされようと

発光できないたましいは
月の明かりと共に ....
みかんの皮をむくと
いくつかのいのちが並んでいる
土にまけば
また
みかんといういのちが
生まれていたにちがいない

くやしがっているだろうか
人の手が汚いと
叫んでいるだろうか
 ....
今死んだら困るけど
いつ死んでもかまわない

今死んだら困るけど
いつ死んでも適切だ


俺には今しかないが
きみには明日がある



踏み出せばその一歩が道になる
なんて言 ....
「鬼が豆鉄砲喰らった顔見たくないか?」

久しぶりに父から届いた携帯メール


父に会いに行くと
父はルパン三世の主題歌を口ずさみながら煙草をふかしてた
普段は煙草なんて吸わないのに
 ....
長いものには
巻かれろ
口答えするな
頭を下げろ

頭を下げれば
上を抜けてゆく
我慢我慢
何も言わない

ニコニコして
侮辱されても
グットこらえ
堪忍堪忍!
波打ち際
貴方を失う
僅かな違い
僅かな時間

結果がよければ
過程なんて
関係ない
我慢我慢

人にどう言われようとも
人に後ろ指刺されても
正しい道を歩めば
それで良いん ....
どうしよう、スタートまであと何分も無いよ
周りを見渡せば皆速そうな人ばかりだし
私がここにいるのって何だか場違いに思えてきた

友だちに誘われはじめてはみたけれど
誘った張本人はとっくの昔に ....
満月のしたで

とぼとぼとメールを見やる

いま妹と一緒にいるんだ、

月を見ていると、

顕微鏡をのぞいている気がした、

そんなことが綴られていた

月以外は夜の空だった
 ....
あっさりしたCDプレイヤーはどうかしら?
ねえねえ、君、いくらだい?
今にも崩れそうな掘建て小屋が並んだその影で、
俺は何かを埋めたようだ。
俺の意志から離れてしまったように上下運動を ....
涙グミ

口に入れたら

腹をこわさなかった

きみを泣かせて

どうする気もなくて

涙グミ

食べるしかなかった
いくぜー!
オーイェー!
男らしさを見せてやれ
強い自分を見せてやれ

疲れを知らず
責めて責めて責めまくり
額に汗して踏ん張る
どこからでもかかって来い!

罵声を浴び
蹴飛ば ....
毎年、節分の時期が近づいた頃
駅には近所の小学生の作った『鬼のお面』が飾られる

"上手な子"の作品が選ばれて飾られる

自分の作ったお面が飾られる子供は
近所の おば ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
妖刀紅桜さんのおすすめリスト(852)
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___★*+☆:☆*※★- ペポパン ...自由詩5*08-2-2
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