恋がまだ私に生きていたころ
私は
夏の校舎を一周する
鼓笛隊のパレードだった
恋がまだ私に生きていたころ
私は
夕暮れを味方につけた
見えない星だった
恋がまだ ....
去年の今日。
2006年の10月26日 昼過ぎに、祖父が他界しました。
祖父が亡くなって、ちょうど一年になります。
祖父が亡くなったとき大阪にいました。
知らせを受けて、
すぐ帰ったので ....
窓から忍び込んだ風 僕の生まれた季節を運ぶ
少し風邪気味だって言えば 心配してくれるかな
愛って凶器と 孤独って盾
矛盾を生むことは 必然だったのかな
最後の最後まで その優しさに 甘えて ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる
何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
....
恋とか、どーでもよくなった。
ただただ、淋しくも。
ただただ、綺麗な空に。
ただただ、好きなだけ。
キミの笑いのツボがわかるスキャナーが欲しいな
何をどう喜ぶのか探すには時間もかかるし
キミの誕生日が だんだん近づいてくる
どんなプレゼントが キミの心をつかめるの
....
午前0時になる前に
ケータイをあれこれいじって
バースデーカードを作る
23時59分30秒
君のアドレスへ 送信
返事が来ないと寂しい
来ると信じて待っている
健康志 ....
あなたは
いつも楽しそうだけど
時々
みんなから離れて
ぽつんと一人で
カメラをいじっているよ
わたしが寄っていったら
笑って
たまには
わたしの写真を
撮ってくれるから
思 ....
ほんの10年くらい前。
ケータイなんて持ってなかった。
ケータイすら流行ってなかった。
あの頃、どうしてたっけ。
ひとりぼっちの時。
誰かにメール。
誰かに電話。
....
メアド変えました!
登録変更お願いします!
kyosuke-maekara.suki-deshita@docomo.co.jp
-
メールアドレス変えました♪
登録変 ....
水色の傘の中
きみを同じセカイに
呼び込んだ。
ネェ、イッショニ、イヨウヨ。
きみが
違う誰かにウツツをぬかしているうちに
アタシの ....
美味しそうにゃ
食べたいにゃ
空 高すぎるにゃ
にゃごなぁ
このへんで一番高いビルの屋上からジャンプしようかにゃぁ
近所のスーパーに忍び込んで サンマを頂戴するほうが早いかにゃ
秋だからに ....
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ....
君が他の誰かを好きになれば
食事は喉を通らず 眠ることもできない
それで死ねる
きっと 死ぬことができる
世紀末、
虫が電灯で
渦をまいている
暑すぎて
ぼくは蒸発してた
鱗雲に投げかけた
{ルビ地球=ほし}へのラヴソング
小5のぼくは
顔を赤らめて、
夕焼け{ルビ頬=ほお}
....
好きではない
むしろ嫌いかもしれない
それでも、
作られたものまでをも
嫌いにはなれない
血がでてるよ
言われて気付いた
そういえば痛い
なでるような叩くような信号が破壊されてるような
感覚
いつ配線を傷つけたのか
正常のなかの異常な部分がむきだしになる ....
書けない言葉の奥の
足りない夕日の中に
今も聞こえている風景がある
諦めたその視線に映る手のひらと
日々表情を変えていく ベランダの空
懐かしむかわりに そっと靴を履く
今の僕らな ....
だって
海の無い町だけれど
川は流れていくから
あたしを探して
どこにと迷ってしまったなら
灯台に登って
あたしを探して
へいき
ぜったい
いなくなったりしないから
僕の今いる部屋からは月は見れん
窓から乗り出して東を見ても黄色い奴はおらん
パソコン閉じて さあ帰ろうかなんて思うときに
そういえば最近 月を見てないなぁなんて
センチな発想し ....
屋上では映画がひっきりなしに流れている
でも誰もいない
わたしひとりしかいない
屋上から見る景色の半分は空で
誰かが火をつけたみたいに
スクリーンは赤く燃え上がる
こつ ....
ほのかに薫ってる。
いつからか、
いつまでか。
気が付いたら、微かに。
今、気付いたくらいに。
明日には、消えてるかもしれない。
ほのかな薫り。
火がつこうと ....
夕暮れに浮かぶ
大きなお月さま
きっと
あのお月さまは
夜中になれば
やさしい灯で
この街を
包んでくれる
やさしい灯が
病室にも
射し込むだろう
たぶん
私の眠りを
見守るように
まだ終点じゃないんだ。
まだ終電じゃないんだ。
まだ終わってないんだ。
まだ。
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた
パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに
いや、空気はすんすん言っていた
なんだ
....
弁当箱を開けたら
いつも陽気に やぁ、と言ってくれる卵焼きが
いなくなっていて かわりに
君が嫌いと言っていた
春菊の白あえが 乱雑に押し込まれていた
ぼくは 胸の奥がしゅうん、となったけれ ....
さよなら
気泡みたいなことばを
無造作に夕暮れに飛ばしてみると
橙にすっと溶けていったのは
声が震えていたせいかもしれなかった
車輪の音、渇いた
ペダルを思い切り踏みしめて
陽炎 ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ
かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
....
目を閉じれば、朝が来ないかも知れない。
明日、が、無くなってるかも知れない。
俺、が、亡くなってるかも知れない。
世界、が、失くなってるかも知れない。
次の幕開けを待つ、暗闇の ....
夜が好きだった
暗くても明るくても 夜が好きだった
実家にいた頃 夜はすぐそこ
手の届くところにあった
今はもう 背伸びしても届かない
夜が好きだった
夜に抜け出す私も好きだった
夜 ....
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