ちるりるはらら ちるりるはらら
小動物みたいに笑う
雲のように風のように溶けて流れる
そんなみんなの胸の内
涙落つる止め能はず
両の手のうえ細降る硝子の雪
肌に刺さら ....
ねぇ、航海しない?
突然のことで驚いた?
こんなこと言うなんて意外だった?
ううん、特に理由は無いんだけど
今日はすごく天気が良いからさ
ねぇ、航海しない?
突 ....
水から生まれた生命が
何億年の時を経て
今 自らの意思で立ち上がる
立ち上がれ 私
立ち上がれ みんな
誰もが それぞれの場所で
それぞれの 方向へ
先頭に立ち 旗を振り 風に向 ....
蟻のように働き
見返りは少なく
褒められもせず
当然だと言われ
義務だとも言われ
秋空に想いを馳せる暇も無く
夢を抱くゆとりも無い
掃き溜めのような飲み屋で愚 ....
どうか、どうか、と祈りつつ、
顔も見せぬ奴に嫌気がさし。
もう祈るもんかとまた項垂れる。
これが俺、どうですか。(知りません。)
嘘つきレイニィ、晴れてんじゃん!
y ....
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう
父とは違う
兄とも違う
これが初恋ってことなのかな
山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ....
冬へと向かう足音は
あまりにも
確かで
冷たい冬の
【心臓】
を
手のひらの上に
浮かべてみた
それは明るく輝いていながら
とても凛とした
冷たさを持っていて
裸足の指先が凍 ....
この頃、何だか気分が晴れないで。
何でかなぁって考えた。
答えには程遠い気がするけど。
最近、空を見てないなって思った。
人間の感情とか、生臭いものに溢れてて。
世界が、空が、こんなに広いっ ....
どこから降って来るんだろう
幸せなメロディーは
どこから溢れてくるんだろう
悲しみの底に見えかくれする
わずかな微笑をたよりに
明日はやって来るんだろう
知らなくてもいい ....
(笑えよ)
世の中は感情で満ちている
街を歩くと人だらけだ
(笑えよ)
きみが 泣くの?
僕が なくの
生きていると怖いことばかりだ
(そうだ)
沢山のことが怖いよ
僕は 泣 ....
捨てられた魂は堕ちてゆく
やさしく冷えた
雪の中に輝きながら
魂は堕ちてゆく
雪の中に輝きながら
手のひらに
髪の毛に
コートの上に
鞄の上に
舞い落ちる ....
フォーカシング、そして放した
私のものじゃない
から 、別に失くしたりもしなかった
分厚い衛星の空には
不思議と温かな穴が開いていて
その向こう側に 掌を衝き出してみても
何にも触れない
....
トライアングルが鳴り
レモンがはじける
太陽が昇り
太陽が沈む
気持ちのよい1日を過ごしたい
いざこざは嫌だ
澄んだ声
澄んだ息
仕事の為の毎日が過ぎる
食って寝る。
ヘト ....
皇帝夫人の指輪は 不思議な宝石みたい
疲れを癒やしてくれる 光を放ち続ける
夏は赤く輝いて 冬は青く輝くんだ
是非とも手に入れたいな オイラのモノにしちゃいたい
あの怪盗ルパンも ....
「キレイだよ、誰よりも。」
鞍馬口駅のトイレでそっとつぶやく。髪を直して、グロスを塗って。そうして見つめる鏡越しの自分に向かって言っているものだから、他人が聞いたら「アホちゃ ....
歩いてきた道が
とても不確かに感じて
もう一度確認して来たくて
つい
振り返ってしまう。
戻れないとわかっていても
何度も何度も繰り返す。
....
叱るつもりが
感情に身を任せ怒っている
自分の醜い姿に気づく
ひとは誰でも
誰かを叱ったり怒ったり出来ないはずなのに
自らの思いを通そうとでもするのか
声を荒げてみたり
ときは手 ....
秋の宝石たち
風に乗って
宝石のまわりを音符が踊り
ポップコーンみたいな瞬間の勢いを見せてくれた
手をのばせば届きそうな宝石
これを歩いてけば
あなたの住む
あの町に
行けるかな?
無理だよ
って 笑うけどさ
会いたいんよ
ものすごく
....
珍しくもない空
ただの夕方
セーターを突き抜ける秋風
それが
あたしを揺らがせた
綺麗だと思ってしまった
頭上に掲げた携帯
切り取ってしまった
笑えるくらい
あた ....
波打ち際のよに
ゆれるわたしの境界線
あなたへと打ち寄せては
砕けて引いてゆく
この世界に終わりがあるのなら
あなたとそこで歌っていたい
切なる願いが夜空に溶けて
満天の ....
ついうっかり頭に入る他人の音に
また殺されてしまったようで
微妙な距離感のそいつは
道連れにわたくしを選びたいのやも知れません
わたくしはおずおずと目線を下げまして
本日知りました悲 ....
死んだおじいちゃんが
君が気づかないように
枕元にチケットを置いた
太陽の管弦楽
冥王星が吹き飛ぶ 重厚な音の味
ご招待 官能のGORGEOUS TIME
トトロには影が ....
君はいつも高みを目指して
私はそれに応えられず
空の路にはぞろぞろと
人の行列、先頭は君
次の星を目指すのだ
眠りについたこの星をすてて
豊かな緑を目指して歩く
空の路には人 ....
{画像=081001232707.jpg}
想う
無責任な放埒さを
道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い
片意地を張り両手を拡げた ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく
波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
太陽に照らされた状態は、
ほんとのところとても特異な状態だ。
宇宙はだいたいが夜だ。
ぐるりめぐる暗い側の半球にしがみつくぼくたち、
特異な場所に放り出されたフヘンの孤児、
みんな違っていて ....
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む
眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ....
ひとつの
あいまいな
それでも
確かに
ちいさな明かりに
包まれていた
吸い込んだ潮風が
いつの間にか
冷ややかで
胸いっぱいに
広がるから
{引用=もう少し
....
あなたからの連絡がなくて
あと五分後には
来るかも
なんて
あと一時間後には
来るかも
なんて
繰り返し思って
ケータイ握りしめ ....
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