君がいると知ってたら
よろこんで
迷い込みに行ったのに
あと何年シたら、あの海に沈めるだろうか。
(一)
明治通りと靖国通りの交差する
新宿五丁目交差点から
ABCマートの軒先に並ぶスニーカーでも品定め
数メートル歩いたところに
スターバックス新宿三丁目店はあって
いつものように通 ....
空中庭園の夜で
零れそうな月が
溶けて朧に霞む
夜は秋みたいに
更けてゆくよね
いつの間にやら
緑が赤に変わり
枝から剥がれて
足元に転がって
粉々に消えても
何も変わらず ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない
....
夏が終わりを告げている
ギラギラと照りつける太陽と入道雲に
命の尊さを知らせる蝉の鳴き声と海の匂いに
押し迫る青々と伸びる木々達に
さよならを
そして
赤く燃えゆる夕日と優しい月夜に
トンボ ....
書いて逆らうことを止め
暫く闇に流されてみる
空白は私を包んで
静かに冷える
蓄光時計は
カウントする
ゼロ−ワン、
光や熱の胎内で
確かに私たちは始まったが
彼 ....
夜。
膨大な暗闇の
その堆積を知らない
その密度を
その質量を
この不安を
君は知らない
夜。
解答のないパズル
終わらない数式
積まれた書類
書き殴る指
丸くなる
四肢 ....
会いたい
会いたい
話したい
私にとって
あなたは水なのです
ギリギリでバスに乗りこむと
最後部の片すみに
ちょこん とすわっていた
同じ塾の子たちと離れ
まわりを遮断するように
本を開いている
「よかった 帰りが一緒で」
となりにすわると ....
あの夜
ふたりで
約束したね
満ち満ちて
まんまるな
お月さまを
証人にして
約束は破れて
遠く遠く
はるか
なつかしき場所へ
そんなことも
きっとあのひとは
忘れてしまって
わたしも
しばら ....
{画像=080731005030.jpg}
それは組み合わされ回転して行く主旋律
強い流れ 弱い流れ
停止する感情
全てを巻き込んで流れ
大きな河となる
山間に蕩々と湧き出る泉から
....
祖父は人望があり教養があり武道にも長けていて体つきも良く美男で髪の毛が黒々としていて緩やかなウェーブを描いていてふっさふさだったらしい。
俺の近所には日本で初めての民間飛行機場があったというところが ....
二度とない、チャンスを。
逃すな。
黄昏色の空の果て
ひとりっきりの帰り道
誰を待っていたのだろう
誰を探していたのだろう
電信柱の長い影
淋しいようと風の吹く
黄昏色の空の果て
家路をいそぐ鳥の群れ
どこへ行くとい ....
不機嫌そうな空は好き
よくできた心模様
ぐずりかけた空が好き
声を上げて泣きだすといい
突き抜けるような空が
心から憎い日は
本当の気持ちを ....
ごめんね。
すむ場所が違うの。
ずっと過去の砂浜に
想いを
寄せては返し
寄せては返し
寄せては返している
忘れられないから
ザザン。
ザザザン。
もう一度 ....
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています ....
空が高い
空が溢れそうなほど膨らんでいる
今日の地球は いつもより ひとまわり大きい
白い跡をつけながら
西から東へ飛行機
ただ青い中を
東から西へ滑る 白い翼もあって ....
今夜も蜜のような月が出た
夜を飛ぶにはふさわしい月夜だ
さあ窓を開けて
翼なんかいらない
飛ぼうと思う気持ちさえあれば
どこへだって飛んで行ける
蒼い闇に溶けて行く
この高揚とし ....
■フェンシング 男子ビニール傘
金メダルおめでとうございます
「ありがとうございます」
肘の関節をはずしての 腕が伸びる突き、あざやかに決まりましたね
「ゴムゴムの突きをイメー ....
西へと
みじかい眠りを繋ぎながら
渦潮の海をわたって
風のくにへ
海の向こうで
山はいつも寝そべっている
近づくと
つぎつぎに隠れてしまう
活火山は豊かな鋭角で
休火山はやさ ....
この町では、お盆を過ぎたら夏が終わるだとか、二つくらい隣町で毎年行われる音楽野外フェスが終わったら夏が終わるだとか、みんなそれぞれが、それぞれのポイントで、夏に終わりを告げてゆく。「夏も終わりだね」 ....
「ねえ、手、繋いで良い?」
(最初から繋ぐつもりじゃ?)
最近の女の子は凄い。
男に対して文句が多い。(あくまで俺の体験談。)
付き合う男も同年代な訳だからこの年齢では精神 ....
せ、み、ま、る
せみまる
SE・MI・MA・RU
SEMIMARU
{引用=
SEMIMARU SEMIMARU 悪魔の化身 SE・MI・MA・RU
SEMIMARU ....
カラカラの洗濯物
風の匂いを吸い込んで
ロサンゼルスまで放り投げた雲も
そろそろ戻ってくるだろう
最後の夏が終わるけど
また会えるよね
君と君と
かき集めた砂場のすなを
そっと ....
枯れた心の中に君をおもう太陽がただ
ボクを照らしてるんだ
君はボクを好きでボクは君が好き
ボクらは恋人だよ
付き合ってるんだよ その事実がボクの心を照らしてるんだ
ボクはとても幸せだ ....
一瞬で、感動を与える。
今だけは、主人公。
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする
水と油
そんな感じで
高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
高ぇなぁ…
そんなに空に
近づきたいかい?
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