稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
そして日々は
あっち行って
こっち行って

僕らみんな
あっち向いて
こっち向いて


ほい

ほい

ほいほいほい


しっぺ

でこぴん

 ....
朝起きるとボスだった
眉間に深い皺が刻まれていたが
特に不満があるわけではなかった

煙草をつまんで深々と吸い込む
ブラインドはない
のでカーテンから覗く
何ということのない休日の朝が広 ....
ムンムンだ もう

狭い山道に俺はいま 立っている
工房からの帰り
ひとりひとり
ぶつかりそうに
すれ違いながら
笑って
ほほえんで
あいさつする
俺も同じよう ....
毎日、夕方になると世界が溶け出す。誰もがみなとっく
に気づいていることなのに、誰もそのことを口に出さな
い。(それは、おそろしいことだからだ。)たとえば、
あらゆる文体が溶け出して、誰が何を言っ ....
彼女は言った、もし
親知らずを抜いてしまっても
今までと変わらず愛してくれる?
僕は答える、もちろん
それに必要とあれば
代わりにとびっきり頑丈な義歯を
プレゼントするよ、もし
その時に ....
 世界の後ろ側から顔をヒョッコリだして
 君を驚かせたいのだ
 いつでも殺せるぞという意味をもって
 世界の後ろ側からヒョッコリ顔を出したいのだ
 夜な夜な研いだナイフを一本もって
 私はお ....
 
 まるで八百屋から飛び出してきたような見事な赤い帽子をかぶり、
 可能な限りじじいに近いボーダライン
 ぎりぎりのおっさんは黒の長靴を回転させ、
 操るのは、カゴの潰れた自転車 ....
したんです
最近日々が
不真面目で
申し訳ない

のぐそ
したんです
僕の住む街から
工房のある隣の港町まで
海沿いを
くねくね
うねうね
モンテ・ウリアという ....
東京地検特捜部
贈収賄罪
先進国首脳会談
太平洋沿岸部
東証一部上場
救急救命病棟24時
耐震強度偽装問題
総員第一種戦闘配置
東前頭三枚目
東海道中膝栗毛
桜前線北上中
 ....
蘭の香りを信じるところでは
煙の臭いが心を支配している

それは以前からそうなのだけれど
日出国に使いがきたのは去年だったか一万年前だったか

こんなことはあってはならない
この状況 ....
うちはあんたのことがめっちゃ好きやねん
ほんま誰にも渡したくないねん
いっつも調子のええことばっか言う人やけど
なんやしらんとにかくめっちゃ好きやねん

東京弁の女がええと言うから  ....
冬は、しろく息が砕け
朝を浴びて目の前をただよっている
今どこかで
開かれた窓に
外が流れこみ
人に触れた渦が加速して吸われ
熱をうばい、いのちを呼びさます

冬は、空がひびきあい
 ....
魚が泳ぎかたを忘れっちまったら

魚は魚でいられない

口をとざして貝になる?



棘で身をかためて

ウニになっちまった奴もいる



泳ぎかたを思い出 ....
咳をしたらたまたま側にいた
隣の課のえむさんが
フルーツのど飴をくれた
えむさんがフルーツのど飴を好きだなんて
初めて知った

えむさんは僕より十歳くらい下の女の子だけど
背は僕より十セ ....
玄関のドアーを開けると
宇宙が立っていた
寒そうにしていたので
中に入れてあげることにした
宇宙は喜んで
宙返りをしながら
家の中を転がって入った
飲み物を用意している間
宇宙はバナナ ....
冷凍された朝っぱらっから起き抜けの伏臥上体反らし
早朝ラジオ体操の伴奏は馬頭琴 日を捲ればカーテンも替わる
新聞配達の急ブレーキでささくれた季節が蛇になって脱皮する
洗顔 歯磨き ヘアセット ....
キミの大きな出べそと握手をして
今日から 鬱に入ろう
それはそれは 颯爽で


新鮮な野菜たちの頭を
食べさしの歯形だらけに
してやるのだ

豆腐で顔を洗え
おから王子 ....
ただひとつ言えることは
私を

支えられるのは
死者だけだということだ

生は
やがて消えゆくけれど
死者は
私を裏切らない

心変わりも
たぶんしない

私は
幸せにな ....
てのひらに乗る
私の星空

部屋に広がる
無数の星

本物じゃないのに
泣きそうになる

からだの奥が
しんとしてくる
妖精に満ちた部屋に
姫は住んでいる
王子を待っている
永遠に続く
冬の魔法が解かれるのを

ときどききらめくのは
姫の笑い声で満たされた
妖精たちの柔らかなお腹だ
 ....
八角形の小箱は
ブルーウォーターで満ちていて
覗き込めば
ぶちの鞠が回転している

それは
滑らかな哺乳類の群れだ
あるいは
みるく色の
貝類の
ひとかたまりに
溶けて


 ....
僕の眼に
「何か」は
あるだろうか?
君の心を奪う
魅力的な「何か」が
僕の眼に・・・

僕の声に
「何か」は
あるだろうか?
君の胸を高鳴らせる
素敵な「何か」が
僕の声に・ ....
みんなは朝がやってくるのは当たり前だと思ってるのかもしれないけど
オレはけっこう大変なんだ

眠い目こすりながら 危険な仮想空間への冒険に出る
これがオレの仕事

そこで出遭う生き ....
つないだ手を
そっ、と離して
春までの距離を
歩数で測っていた君は
三十一歩でくるり、と振り返って
僕に何かを伝えてきた

如月駅を走り出した始発列車が
僕を追い越して
君を ....
ちぎれたブレスレット
拾った貝がら
お菓子の袋の角っこ
100円ショップで買ったビーズ

みんなきらきら

夢にかわる
いいやもう
いいやもうって
思います
僕の言葉は
風に呑まれる

だってさあ
だってさあって
いうけれど
風が吹いたら
それでさよなら

いいやもう
いい ....
僕が働く村は 小さな漁村で

大工仲間のゴルカ君と ベンチに座ってお昼ごはんを食べる
ゴルカ君の奥さんのロシェさんはお料理の先生で
ゴルカ君の持ってくるお弁当はいつもキラキラしている

ゴ ....
かたうたの対のかたうた何処にありや
  かたうたよかたうたであれ対を求めよ


春萌し君に見せむと文書きやりつ
  文書きて君に送らむ手立てなけれど


うたかたのかたうた逢はで宵を過 ....
なんとなく笹身が食べたくなった
馴染みの肉屋を覗いてみる

「おじさん笹身ある?」
「おぉっ!活きのいいのが入ってるよ」
二つ位は食べれそうだ
「じゃあ二本ちょうだい」
g108円の秤が ....
もも うさぎさんのおすすめリスト(1076)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た- 水在らあ ...自由詩46*07-2-22
そして日々は- 水在らあ ...自由詩16+07-2-21
ボスのブルース- 佐野権太自由詩15*07-2-20
ブラジャー(軍団)- 水在らあ ...自由詩13+*07-2-20
日毎の溶解- 岡部淳太 ...自由詩19*07-2-19
珊瑚の夜- シリ・カ ...自由詩5*07-2-19
- THANDER BIRD自由詩2*07-2-18
ニカラグア競争男- カンチェ ...自由詩507-2-18
のぐそ- 水在らあ ...自由詩13*07-2-18
口に出して言いたい言葉- 優飛未詩・独白5*07-2-18
ダブル・タップ- キセル自由詩3*07-2-18
東京弁の女- なかがわ ...自由詩1*07-2-18
冬は、しかし失われ- soft_machine自由詩9*07-2-18
海月の気持ち- なごまる未詩・独白4*07-2-18
えむさんの草原- たもつ自由詩3707-2-17
宇宙- ぽえむ君自由詩8*07-2-17
Comme_A_La_Atget- 人間自由詩107-2-17
玉ねぎ- ヨルノテ ...自由詩207-2-17
MOON- umineko未詩・独白4*07-2-17
大人の科学2- weed & s ...携帯写真+ ...4*07-2-17
- 水在らあ ...自由詩14*07-2-16
レモン海- 佐野権太自由詩26*07-2-16
ある曲、についてのこんな- FUBAR未詩・独白7*07-2-16
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如月駅- Rin K自由詩50*07-2-15
大人の科学- weed & s ...携帯写真+ ...3*07-2-15
スコール- 水在らあ ...自由詩19*07-2-15
完成- 水在らあ ...自由詩22*07-2-15
旋頭歌習作_うたのきざし- 佐々宝砂伝統定型各 ...5*07-2-15
内緒話- 川口 掌自由詩4*07-2-15

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